2013年10月03日

上京物語



またまた喜多川泰さんの小説です。

電子書籍(Kindle版)だと、ちょっとした空き時間にスマホで手軽に読めるのがいいですね。

また、そういうときに読むには、小説のような読みやすい本がピッタリです。

ということで、読み終えるとすぐに買いたくなるのですが、すっかり喜多川さんのファンになっちゃいましたよ。


実はこの「東京物語」は、デビュー作の「賢者の書」よりも先に書いたものだとか。

そう言われてみると、このスタイルが「手紙屋」など他の小説に、色濃く影響を与えている気がしますね。

生き方に迷っている主人公に対して、他の誰かが的確なアドバイスを与える。

しかもそれは、本や手紙など、何かしら書かれたものによって。


今回は、大学進学する息子に対して、父親がアドバイスするというスタイルになっています。

前半と後半の二部仕立てになっていて、前半はなんだか煮え切らないフラストレーションがたまる展開です。

どうしてそうなっているかが後半明かされますが、なかなか凝った作りになっていますね。


前の「賢者の書」にもあった「時間を投資する」ということが、こちらにも書かれています。

こっちを読むと、その意味がよくわかる気がします。

結局、人は、ただ想像しているだけでは、何が自分に向いているかとかわからないのです。

実際にやってみる(=時間を投資する)ことによって、初めて得られる気づきがあります。

体験することの重要性は、私もわかっているつもりでした。でも、これを読むと、本当によくわかりますね。


また、「常識から離れること」を勧めています。

これが当然とか普通だという思い込みによって、真実ではないことを信じて生きてしまう。

そのことが、この小説にありありと描かれています。

「なるほどー。そうだよな。」と、何度ひざを打ったことか。

若い人にはぜひ読んで欲しい小説ですが、何歳になっても、ここから学んで生き直せると思います。


儒学者の佐藤一斎は、言志四録の中でこう言っています。

少にして学べば壮にして為すこと有り。壮にして学べば老いて衰えず。 老いて学べば死して朽ちず。

私は50歳を超えましたが、これからもますます学んでいこうと思いました。
 
上京物語/賢者の書
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:26 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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