バリ島の兄貴こと、丸尾孝俊さんは、自宅で買っているアロワナなどに名前をつけて、しょっちゅう話しかけているそうです。
そればかりか、通路を横切っているアリの行列にまで話しかけるとか。
そういう習慣って、どう思います?
普通だったら、大の大人が水槽の魚に話しかけていたら、「きもちわるー!」って感じですよね。
ましてやアリに話しかけてたら、「ちょっと、大丈夫?」なんて心配になるかも。
でも私は、これを知ったときに素晴らしいなあと思ったのです。
なぜなら、この世はすべて「ひとつのもの」なのです。
人に限らず、動物に限らず、植物に限らず、ありとあらゆるものがそうなのです。
般若心経ではこれを、「色即是空 空即是色」と言っていますよね。
そしてその「ひとつのもの」とは、別名を神、宇宙霊、サムシング・グレート、などと呼びます。
あるいは、生命、愛とも。
こういうことを知った上で動物や植物を見れば、その1つひとつが「もうひとつの自分」だとか、「別の生き方を選択した自分」だとわかります。
でも、それを知っていることと、それを体験することは、また別の次元なのです。
多くの人は、上記のようなことを聞いても、「ふーん、そんな考え方もあるよね。」くらいで終わってしまいます。
一部の人は、「そうだそうだ。そういうように考えないといけないなあ。」で、こちらもこれで終わってしまいます。
さらにわずかな人だけが、この知識を得た上で、体験しようとするのです。
私は、体験する生き方をしたいと思います。
ですから、ベランダの観葉植物たちに話しかけることにしました。
さらに名前までつけちゃいました。だって、呼びかけるのに「あなた」とか「お前たち」だと、イマイチ親近感がないんですよね。
やはり名前を呼んであげるから、より親しく感じるようになるんです。これ、人間だって同じでしょ?
マリちゃん、サリーちゃん、シンゴちゃん、アグネスちゃん、ナーンちゃんです。
一応、シンゴちゃんはオカマという設定にしました。タイらしいでしょ?
この5人の美女(?)たちに、朝と晩に声をかけているんです。
そのせいか、ここのところ急激に成長したんですよ。半年前には、もう枯れそうだったのに。
肥料をやったりなどはしていません。強いて言えば、自然農法を参考に、枯れた葉っぱなどを鉢の上に置いていっただけ。
でもきっと、そんなことよりも話しかけた影響の方が大きいと思っています。
毎日毎日、「あなたたちはすごいよ!」というようなことを、愛でながら言っているのです。
だって、本当に素晴らしい存在なんですよ。太陽光からエネルギーを生み出している存在って、植物だけなのですからね。
水は潤滑油みたいなもの。実質、太陽光だけからエネルギーを得て、自らを成長させています。
そしてその成長した体は、いずれ朽ちて大地を豊かにします。
こんなこと、私にはできませんから。
だから「本当にすごいなあ」と感心しながら、声をかけているのです。
でも、この植物たちに励まされているのは、私の方なんですよね。
愛することは愛されること。
植物を誉めて、愛しているようでいて、それによって私自身が勇気づけられています。
生命を愛するとは、生命に仕えるとは、こういうことなんだなと実感しています。
2013年09月19日
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