私には、東京オリンピックの記憶はほとんどありません。
1964年ですから、私は3歳になっていました。
たしかそれに合わせて、我が家でもカラーテレビも買ったはずです。
ビクターのテレビで、例の犬の置物がついていました。
その記憶はあるのですが、オリンピックに関しては、あまりと言うか、まったく思い出せないんですよね。
もちろん、わざわざ東京まで行くこともありませんでした。(ちなみに大阪万博も行ってません。)
ですから、2020年が私にとって、初めて体験するオリンピックになるかもしれませんね。
いやもちろん、それまでだって行く機会はあるかもしれませんけど、基本的に出不精なもので。(笑)
妻は、ちょうどロンドン・オリンピックのときにイギリスへ行きました。
オリンピックが目当てではなく、友だちの結婚式に出るためですけどね。
ドバイで乗り継いで約12時間の移動は、けっこう大変だったようです。
それを考えただけでも、ヨーロッパへ行こうなどという気持ちが失せます。
さて、今回のオリンピックは、東京とトルコのイスタンブール、そしてスペインのマドリードが最後まで開催地を競いました。
そして決定の重要な要因が、最後のプレゼンにあったと言われます。
中でも滝川クリステルさんの「おもてなし」を強調したスピーチや、安全と日本人の思いを伝えた安倍首相のプレゼンが素晴らしかったと言われていますね。
そういうプレゼンをユーチューブで見ていると、たしかに素晴らしいなあと感じます。
けれども私は、もう1つの動画に心を打たれました。
見ているだけで、涙がとめどなく流れてくるのです。
それがこの「TOKYO2020 FINAL Presentation FILM」です。
ご覧になられた方も多いでしょう。
アスリートたちの緊迫感が伝わってくる瞬間、私たちは彼らと「ひとつ」になっています。
そして彼らの挑戦から、勇気をもらうのです。
「よし、オレも頑張ろう!」
そういう気持ちになります。
そしてまた、私たちも誰かを励ましたくなります。
そう、私たちは言葉が通じなくても、スポーツによって心は通じる。
私たちは愛で「ひとつ」になれるのです。
そんなメッセージが伝わってきて、泣けて仕方ありませんでした。
東京に決まったことは嬉しいことですが、それ以上に、オリンピックがあるということが嬉しい。
そういう気持ちになったのです。
2013年09月11日
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