2013年08月03日

妻が戻ってきました

今日の早朝、けたたましくアパートの部屋のチャイムが鳴って、私は叩き起こされました。

ひょっとしたらと思っていたことが的中したのです。田舎に帰っていた妻が戻ってきました。

7月24日に帰ってから、10日ぶりの帰宅です。


実は数日前に、メッセージで「今夜帰るかも」と知らせてきたのです。

ところがその後すぐに電話があって、「お金を振り込んでくれたの?口座に入ってないんだけど。」と機嫌が悪そうです。

お母さんの具合が悪くて大病院へ行くので、現金が必要だったのです。日本のように、どこでも健康保険で診てもらえるわけではありませんから。

私は間違いなく振り込んだので、「振り込んだよ。◯◯銀行へ。」と答えました。

その瞬間、妻がキレました。本当に瞬間沸騰湯沸し器ですよ。(笑)

「はーっ!?◯◯銀行!?それじゃあお母さんが引き出せないじゃないの!?」

そう言われて、お母さん用に別の銀行の口座を開いていたことを思い出しました。

でも、以前も振り込んでくれと言われて、振り込んだのは◯◯銀行だったのです。

「もう1つの口座情報は知らないからなあ。」私はそう思いました。

それから、妻が音信不通になりました。

「やれやれ、またグレちゃった。たぶん、明日は帰ってこないんだろうなあ。」

そう予想した通り、次の日の朝、妻は戻ってきませんでした。


そうなると困るのが着て行く服です。

自分で洗濯くらいはできますが、アイロンはかけたことがありません。

それでも、妻に不満を抱きながらただ待っているのはバカらしいので、7月30日(火)の夜、仕事から帰ってきてから洗濯をしました。

下着と靴下は、アイロンをかけなくても良いので、すでに干してあったものをそのまま取り込んでたたみ、洋服ダンスにしまってあります。

まだ取り込んでなかったワイシャツなどを隅に寄せ、空いたスペースに洗濯したものを干します。

妻が帰る前に洗濯したものを、1週間も取り込んでないのは私の不精ですけど、ご容赦ください。

ワイシャツは2週間分あるので、8月4日(日)に戻ってきていなかったら、アイロンをかけようと思いました。

ハンカチは面倒なので、アイロンをかけずにたたみました。どうせ見せるものでもないし、一度使えば同じですから。

これで万が一、妻が戻ってこなくても、とりあえず会社へ行くことと週末にソフトボールをすることは何とかなりそうです。

そう算段していたら、今朝、突然戻ってきたというわけです。


昨夜、田舎を出発しているはずですから、少なくとも夕方には決めていたはず。

それなのに何の連絡も寄こさなかったんですよね。

きっと、妻も気づいたのでしょう。

私が以前も◯◯銀行の方に振り込んだということを。

そして、その銀行のATMカードでおろせば、何の問題もないことがわかったはず。

だから、恥ずかしくて言えなかったのかな。そう思っています。

 

今朝、妻がさっそく料理を作ってくれました。久しぶりに食べる妻の手料理。

「田舎でおじさんの葬式のときに作ったら、みんなが美味しいってほめてくれたんだよ。」

そう言いながら、嬉しそうに田舎の料理を作ってくれました。


私は、妻のことを怒りませんし、批判もしません。

いつ帰るのか予定をはっきりさせないし、着て行く服のことでも私をさんざん心配させ、私が悪くもないのに思い込みで怒鳴った妻を。

なぜなら、妻は戻ってきたのですから、それで充分だと思うからです。


もし、妻が戻って来なかったら・・・。途中で交通事故にあうなどして死んでしまったら・・・。

不吉なことかもしれませんが、私はよく、そういうことを考えます。

それは不安から考えるのではなく、自分の考え方を正すためにそうするのです。


もしそうなったら、どっちにしても自分で洗濯しなければならないし、アイロンもかけなければならなかったのです。

今回はアイロンをかけずに済んだので、むしろラッキーだったと喜ぶべきこと。そう考えることもできます。

予定を知らせないことも、それは妻の自由だと思うのです。私も敢えて尋ねませんでした。

知らせたければ知らせるだろうし、仮に知らせてきたとしても、それが守られるとは限りません。それなら、同じことではありませんか?

なぜ予定を知らせなければならないのでしょう?もし知らせた予定通りにしなかったら、相手を責めたくなりませんか?

私はそういうことで妻を責めたくはないので、知らせるのも知らせないのも、妻の自由にさせたのです。

妻が誤解してキレたことも、私は責めません。

なぜなら、誤解は誰にでもあることですから。それに怒ったあとで誤解だと気づいた時の恥ずかしさと言ったら、やった経験のある人ならわかるでしょう。

それに、妻はもともとキレやすい性格なのです。それは、心に不安を抱えて育ったからです。

私は、それがわかっていて結婚したのです。

今回はまた、大好きなお母さんの具合も悪くなったということで、かなりイライラしていたようです。

ですから、彼女がキレて怒鳴りたくなる事情もわかるので、私は責めないのです。

責めて何かが良くなるなら考えますけど、悪くなるだけではありませんか。ですから、敢えてやろうとは思わないのです。

 

考え方というのは、人それぞれです。

人それぞれということは、批判する必要性はないということですよ。

批判して気持ちよくなるなら、いくらでもやったらいいでしょう。でも、その目的が相手を変えることにあるとしたら、まったく意味がないでしょうね。


今回の件を通じて私は、価値観が違う人への対応について学びました。

妻と私では、本当に真逆かと思うくらい価値観が違いますからね。

でも、だからこそ、夫婦という関係を続けるにふさわしいと、私は考えています。

これだけ違いがあるから、私は常に自分の考え方に対して挑戦を受けるのです。

そしてその課題に取り組むことで、自分自身を大きくしていくことができます。


だから妻には、感謝の気持ちしかありません。

「よくぞ私と結婚してくれたね。ありがとう。あなたのお陰で、私はもっともっと成長できるよ。」

私は妻のことを、心から愛しています。

 

◆お知らせ

先日、「起業家のホンネ」というサイトの取材を受けました。

私は起業家ではありませんが、経営者になったということで、取材対象になったようです。

参考までにご覧ください。

「タイへの出向がきっかけでサラリーマンから経営者に」
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 17:50 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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