2013年07月23日

永遠の0(ゼロ)



どこで勧められたか忘れましたが、面白そうだと感じて買いました。

最初、いきなり特攻の場面で始まります。そう、この小説は第二次世界大戦の、特にゼロ戦乗りを題材にしたものなのです。


昨夜読み終えましたが、読み終えるまでに何度も泣きました。

昨夜は隣に妻がいるにも関わらず、私が涙をボロボロと流していたので、妻が腹を抱えて大笑いしましたよ。

それでも私は顔をくしゃくしゃにしながら泣き、嗚咽を漏らしたのです。

「これが日本なんだよ。これが日本人なんだよ。そして、このような先輩たちのお陰で、今の日本があるんだよ。」

その思いを妻にも伝えたかったのですが、そこまでタイ語力がないので断念しました。

 

戦争が悲惨なものという考えは持っていましたが、なかなか実感としては得られません。

それがこういう小説を読むと、実感として伝わってくるのでいいですね。


そして、丁寧に描写された当時の様子から、新たな気付きもありました。

特攻隊員は、本当に喜んで命を捨てたのか?

考えてみればわかりそうなことなのに、私もついつい思い違いしていたと感じたのです。


いかにひどい戦争であったか、ひしひしと伝わってきます。

そして、同じ状況を見ているのに、それぞれ見方が違うということも。これは面白いと思いましたね。

また、どうして軍部が暴走したのかとか、なぜ特攻隊などというものができたのかについても、興味深い理由が示されています。

それが正しいかどうかは別として、これも充分に考えられるものだと感じました。


もちろんこれは小説ですから、ドキュメンタリーのように事実に沿っていない部分もあるでしょう。

けれども、日本が戦争をしたということは事実だし、そこでは様々な愚かなことがあったということも事実です。

それを未来に生かすためにも、私たちは歴史を知らなければならないのだと思うし、この小説はその役に立つと思うのです。


今年の12月には映画として公開されるそうです。

日本にいるならぜひ観てみたい。そして、これは世界中の人にも観てもらいたい。そう思いました。

タイにいると、日本の映画はほとんど観られません。まったく残念なことです。

永遠の0(ゼロ)
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:16 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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