私も「神との対話」シリーズを読むようになってから、そう考えるようになったのですが、実は大昔から言われてきたことなのですよね。
それが最近、特に2012年からスピリチュアルな時代に入ると言われるようになってから、あちこちで「つながり」を意識させられる表現を目にするようになりました。
たとえば成功哲学で「引き寄せの法則」というのがあります。
あれもまた、私たちがつながっているから可能な法則ですよね?もし私たちが本当にバラバラだったら、どうして何かが引き寄せられるのでしょう?
「神との対話」シリーズでは、「引き寄せの法則」が働く仕組をみごとに説明しています。
それは、この世のすべてが「ひとつのもの」であり、エネルギーだからです。
エネルギーは、波動とも言えます。そして、個々の振動数(周波数)を持っています。
振動と言えば、理科の実験で習った共鳴を思い出しませんか?
同じような音叉(おんさ)を離して置いて、片方を叩いて鳴らすと、もう一方の音叉も鳴り出すという実験です。
それと同じように私たちが表現した思考、言葉、行動というものは、固有の振動数(周波数)を持ったエネルギーだと言います。
そしてその波動は、静かな湖面に小石を落とした時の波紋が無限に広がっていくように、「ひとつのもの」の中で広がって行きます。
そのとき、同じ振動数に共鳴するものがあったら、どうなるでしょうか?
地球の反対側で、同時に同じ発明や発見をしたという話を聞いたことがありませんか?偶然の一致でしょうか?
そう、そういうものは「偶然の一致」と表現されます。
しかし、それは「ひとつのもの」であることを知らないから、表面だけ見て偶然だと言うのです。
あたかも偶然のように見える不思議な一致を意識することは、「「東の大富豪」の教え」で提唱されています。
シンクロニシティー(共時性)とも言われますが、「意味のある偶然の一致」ですね。
そしてまた、本田健さんも同じことを言われています。
健さんは、数多くの成功者にインタビューをして来られた方です。そういう人たちの共通点を、こう言っています。
「私がインタビューした中でも、ヒッチハイクしたことが縁で一緒にビジネスを始め、上場会社にまで成長させた人がいました。また、飛行機で隣り合った人から投資のチャンスをつかみ、財をなした人もいれば、レストランで隣になった人が最大の取引先になったなど、そんなことありえる?という話をたくさん聞いてきました。
彼らに共通するのは、いつも意識が鋭敏で、ほんの些細なチャンスも逃さないことです。同じような偶然が私たちの人生に起こっていても、単に気がつかないだけなのかもしれません。
シンクロニシティーを意識しはじめると、連鎖的に物事が起こってきます。予想外にいろいろなチャンスが広がっていき、ベストなタイミングで出会うべき人と出会うようになります。シンクロニシティーは、チャンスの自動ドアといってもいいでしょう。」
(「きっと、よくなる!」 本田健/サンマーク文庫 p.99)
こちらは小説ですけど、通称「またかな」こと「「また、必ず会おう」と誰もが言った。」という本でも、主人公の高校生がひょんなことから一人旅をすることになり、様々な人と出会うことで成長していくさまが描かれています。
しかし、この小説で喜多川泰さんが表現したかったのは、偶然の出会いというものはない、ということです。
自らの決断が、新たな出会いを引き寄せます。
誰かとの出会いで人生が変わるのですが、その出会いを演出しているのは、自分自身の決断なのです。
神渡良平さんは、「静寂の時間がいのちの根を養う」という本の中で、大自然と向き合ったり、瞑想や内観をするなどすることで、自分の内側を深く探求することの重要性を書かれています。
「神との対話」シリーズでも同様に、瞑想するなどして、自分の内側に入っていくことを勧めています。
また、本を読むことも良いと、今読んでいる「明日の神」にも書いてありましたね。
方法は何であってもかまわないのですが、自分の外に青い鳥を探し求めていては、いつまでたっても答が見つからない、ということなのです。
探す場所は、自分の内側です。
出来事や外的な環境は、すべて自分の心を映し出す鏡のようなもの。
ですから、鏡に映る自分の顔が気に入らないからと言って、鏡の中に手を伸ばして変えようとしても、無意味なことなのです。
それよりも、自分自身の顔を手入れすることです。
私自身は、一人本を読むというスタイルが好きです。
いつでもどこでも、時間があればカバンから本を取り出して読みます。
その瞬間は、本の文字に集中しているように見えて、実は自分の内面と語り合っているのです。
ですから共鳴したときは涙を流すこともあるし、様々な感情が湧いてきます。それをしっかりと味わうのです。
あなたもぜひ、あなたなりの方法を見つけて、自分ともっと語り合うようにしてみましょう。
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