2013年06月29日
「また、必ず会おう」と誰もが言った。
著者の喜多川泰さんも、こういう本が出ていることも、まったく知りませんでした。
ひょんなことからFacebook上でサンマーク出版の鈴木七沖さんと知り合いになり、その紹介でこの本を買いました。
鈴木さんがそれほど自信を持って勧められるなら間違いないだろうと思って買ったのですが、まさにビンゴでしたね。
通称は「またかな」。3ヶ月後(9月28日全国ロードショー)に映画が封切られるという情報が入ったので、早めに読んでおこうと思いました。
それで昨日、未読の約30冊の中から取り出して、自宅に持ち帰ったのです。
読み始めたら、すぐに引き込まれてしまいました。
ネタバレになるので詳細には語れませんが、どこにでもいるような高校生の何気ないウソがきっかけで、とんでもない冒険旅行が始まるです。
そしてそこで出会う人の人生を巻き込みながら、貴重なアドバイスをもらって成長していく。それと同時に、巻き込まれた人々を幸せにしていくのです。
最近、本田健さんの本をよく読んでいるのですが、そこに書かれているような重要なポイントが、すべて物語の中に網羅されている感じです。
本の帯には、「こんなに泣ける本はない」と言って、本のソムリエの清水克衛さんが推薦されていました。
たしかに私も泣けましたけど、号泣ではありません。静かな感動の涙です。
そして、その日の内に読み終えてしまいました。
読みやすいこともありますが、ぐいぐいと引き込まれるので、本を置けないのです。
もう少しで終わりというころ、私はこの本を私の甥っ子に贈りたくなりました。
大学に進学したものの悩んで、休みがちになっていた甥っ子です。精神が不安定になったときは、「死にたい」とまで漏らしたのだとか。
その甥っ子が私を尋ねてタイに来たとき、私は、私の人生を示し、私の思いを伝えようと思いました。
しかし今思えば、この本の登場人物ほど、上手い教え方ができなかったなあと反省しました。
その代わりでもありませんが、この本を贈って、読んでほしいと思ったのです。
私の甥っ子に、また、悩める多くの青年たちに伝えたいのです。
あなたは素晴らしい存在だ。だから自分を信じて、自分らしく生きなさい。
あなたは自由だ。周りの大人たちの言うことに従う必要はありません。
自分の心の深いところに尋ねて、それが本当に自分らしいかどうかを考えなさい。
そうすればいつか、必ず使命と出合うでしょう。あなたの命を使って惜しくないものと出合うはずです。
輝かせなさい、あなたの生命を。この世は、そのためにあるのですから。
不安と罪悪感にひるまないで。それらは幻想に過ぎないのですから。
希望と勇気を胸に、人生を謳歌してください。
あなたが輝けば、周りが輝き出します。
あなたは人々に幸せをもたらし、それによってまた自分も幸せになるのです。
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