ニューヨーク州立大学病院医療センターのロビーに、「ある病者の信条」と題した詩が掲げてあるそうです。
私はこのことを、神渡良平さんの「静寂の時間がいのちの根を養う」という本で知りました。
その詩を以下に載せますので、じっくり読んでみてください。
<--------------- 「ある病者の信条」 --------------->
大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった
より偉大なことができるようにと健康を求めたのに
より良きことができるようにと、病弱な体を与えられた
幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして、権力を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられていた
言葉に表されていない祈りが叶えられていたのだ
ああ、私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されていたのだ
<--------------- 「ある病者の信条」 --------------->
願ったような現実が得られないとき、不平不満を言うこともできます。
しかし、それは単にひとつの見方に過ぎません。
別の見方をするなら、実はそれこそがありがたいことなのかもしれないのです。
この詩を、サウンドセラピストのAikaさんが歌っておられます。タイトルは「神の慮り(おもんばかり)」です。
YouTubeで聴くことができますので、どうぞ聴いてみてくださいね。
Aikaさんは、アイカ・サウンドセラピーセミナーというのを各地で開いておられるようで、6月22日は広島であるようです。
透き通るような歌声に、癒されますよ。
2013年06月13日
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