昨日紹介した「ぶり返す!「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる!」は、わかりやすい解説がたくさんありました。
気に入ったので著者・古宮昇さんのサイトを見て、さっそくメルマガを登録しました。
すると、その中の「私のカウンセリングの考え方」というページに、「神との対話」シリーズからの引用があるのを見つけたのです。
「古宮さんも読まれていたんだ。」
そう思ったら嬉しくなって、僭越にもメールを出してしまいました。
ミッションに共感するということとか、「愛情飢餓」が気に入ったので使わせてほしいということなどを書いて。
今日、メールBOXにアクセスすると、返事が届いていました。
「愛情飢餓」というのは、専門家の間では普通に使われる言葉のようですね。
「どうぞ赤木さんもお使いください。」と言っていただきました。
さて、上記の本の中で、すごくよくまとまってるなあと感じた部分がありました。
それが「不幸のメリット」です。(p.141 - 147)
タイトルを読んでもピンと来なかったのですが、その内容を読んで得心しました。
一部引用しながら、簡単に説明しましょう。
@関心が得られる
不幸だと、他人から同情してもらえたり、なぐさめてもらえるため、その快感がほしくて不幸のままでいることを無意識に選択することがよくあります。
A守ってもらったり、助けたりしてもらえる
「かわいそうで無力な犠牲者」を演じることで、周囲の人から助けてもらえる。その助けを引き出そうとして、ことさら犠牲者であることを主張することがあります。
B傷つけた人から、理解と愛情を求めている
自分を傷つけた人に対して、自分がどんなに傷ついたかを知らしめたくて、不幸から脱却しないという選択をすることがよくあります。
C罪悪感の苦しみを軽くしている
「幸せになると◯◯さんに申しわけない」と考えて、あえて幸せになる選択肢を排除します。
D自分は正しい、と信じていられる
自分が不幸なのは自分が間違っているのではなく、周りの環境や他人が悪いからだ。その考えが正しいことを証明しようとして、不幸のままでいることを選択します。
このように説明されるとスッキリしますね。
不幸な人は、自分が不幸であることが有利だ、つまりメリットがあると感じているから、いつまでたっても不幸なままでいようとするのです。
そしてそのことを、本人が気づいていないことが多いです。
無意識に自分のメリットとして不幸を選択している。つまり、不幸を愛しているのです。
そういう意味では、人はみな、自分が好きなことを選んでいるのですね。
不幸な人は、不幸が大好きだから、不幸なままでいるのです。ただ、自分が選んでいることに気づかないでいるだけ。
それは悪いことではありません。
でも、もし「もうそろそろ不幸にも飽きたから幸福になりたいなあ。」と思われるのでしたら、自分がどんな不幸のメリットを得たいと感じていたかを、しっかりとチェックしてみた方が良いでしょうね。
まずは自分の考え方に気づくことです。
そして、それを好ましい方向に変えることです。
方向を変えたなら、元に戻らないようにしっかりと見張ることです。
ほら、簡単でしょ?幸せは、選択するものなのですよ。
2013年04月11日
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