2013年03月21日

それを知りたかったら、それを教えなさい

「お金儲けの方法は、お金をたくさん儲けている人がよく知っている。だから、お金儲けをしていない学者の言うことを聞くより、お金持ちに尋ねるのが正しい。

こんな話をよく耳にします。

特に情報商材などのセールスレターなどで。


それもたしかに一理あるのですが、私は、必ずしもそうではないと思っています。

たとえば、こんなことも言われますよね。

「名プレーヤー、必ずしも名監督ならず。」


野球の場合が多いですけど、プロ選手として活躍した人が、必ずしもリーダーとして成功するとは限らないのです。

つまり、自分でやることに長けている人と、それを教えることに長けている人は、一致するわけではないということです。

そうであるなら、お金儲けの上手い人が、必ずしもその教え方が上手いわけでもありませんよね。


もう1つ、こんなことをよく言われます。

「それを教える者が、もっともよくそれを学ぶ。」

どういうことかと言うと、教わっている人よりも教えている人の方が、その教えている内容を学ぶことになる、と言うことです。


実はこれ、私は経験上、よくわかるのです。

小学校、中学校のころですが、私は勉強がよくできる子でした。

特に算数や数学は抜群で、授業中に困るようなことはまったくありません。

しかし、同じクラスの中には、理解の遅い生徒もけっこういます。

授業は、理解が遅い生徒のペースで行われるため、私は暇で暇で仕方ありません。

すると先生がこう言うのです。「赤木くん、隣りの子に教えてあげてね。」

私は、理解が遅い子がわかりやすいように、丁寧に教えます。

するとそのことによって、私はその内容がより深くわかるようになったし、覚えようとしなくても覚えられたのです。

そのお陰で私は、算数や数学の復習をすることが全くなかったのに、優秀な成績を保てたのです。


また、広島大学の時には中学生の家庭教師というアルバイトもしました。

中学校の教科書なんて、もう何年も見ていません。教える内容も、一から勉強しなければならない感じです。

あることを教えようとすると、「なぜそうなっているのだろう?」という疑問が次々に出てきます。

それらについても調べていると、けっきょく、教えることの何倍も勉強することになったのです。


こうした経験から言えるのは、「本当にそのことを学びたいと思うなら、誰かに教えようとするのが一番だな。」と言うことなのです。

つまり、そのことを深く知っているから教えるのではなく、深く知りたいと思うから教えるのです。

 

このことは、「神との対話」シリーズにも書かれていました。

私たちは、知っていることしか体験できません。ですから、「経験」の前に「知る」ことが大切なのです。

たとえば、もし自分が金持ちになりたいのであれば、その「経験」をしたいのであれば、その前に「自分は金持ちだ」ということを「知る」必要があるのです。

けれども私たちは、経験していないことを知ることができません。

そこにジレンマがあるのです。


そこで神は、私たちは本当はすべてを知っていると言います。

そしてもし、それを知っているということを知りたいのであれば、誰かに教えることだと言うのです。

教えるためには、それを知っていなければなりません。

したがって、教えるという行為をすることによって、自分がそれを知っているということを経験する(=知る)ことになるのです。

そして、自分がそれを知っていることを知ったのですから、「それを知っている」という経験が導かれると言うのです。


わかりますか?

私たちは「忘却」によって、知っていることを忘れているだけです。

そのことを認め、本当は知っているんだよと気づくことで、その知りたい(=忘れている)知識が与えられる(=思い出す)のです。

ですから今は知らないことであっても、それを知って体験したいと思うなら、それを教えるべきなのです。


と言うことで、私はこうして幸せや愛について語っています。

それは私自身がもっともっと知りたい(=思い出したい)からです。

以前と比べたら、随分と進歩したと思っています。何が起ころうと、幸せでいられる自信はありますから。

でも、昨日の記事の「巡るサービス」でも書いたように、ついつい現実のドラマにのめり込んで、自分を見失ってしまうこともあります。

ですから、もっともっと進化したいのです。

私が誰かに教えるのは、私自身がもっともっと進化するためです。

そして、そうやって私が私のために進化しようとすることが、また他の人のためにもなると思っているのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:03 | Comment(0) | 私の考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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