昨日、恒例の幹部ミーティングを社内で行いました。
これは月に1回行なっているもので、参加者はスーパーバイザー以上の社員。
スーパーバイザーと言うのは、日本で言えば課長クラスでしょうか。
そこで何をするかというと、大抵は私がスピーチをして、質疑応答します。
もちろんタイ語ではなく、日本語でスピーチをします。そして、日本語が堪能な社員に、タイ語に通訳してもらいます。
これをもう何年もやっているので、通訳さんと私の息はピッタリです。
さて、昨日は「会社の目的」というタイトルでスピーチをしました。
先月は「人生の目的」だったので、それとどう関連するのかという視点で話しました。
人生の大半を会社で、あるいは仕事に関連して過ごすわけですから、会社の目的は、社員一人ひとりの人生の目的に寄与するものでなければならない、というのが結論です。
つまり、会社というのは社員のためにある、ということですね。
そして人生の目的というのが、自分らしく生きることであり、その前提として幸せになることであるから、会社は社員が幸せになれるように支援することが具体的な目的になると話しました。
けっこうすごいでしょ?
こんなスピーチを社員に対してする会社って、そうは多くないと思いますからね。
まあそれも、うちの会社の特色としていいんじゃないかと思っています。
話がそれましたが、さらに具体的に「会社が貢献する社員の幸せとは何か?」ということについても、一歩踏み込んで話しました。
まず、高い給料ということもあります。
ただし、お金があれば幸せになれるわけではない、という話も合わせて行いました。
お金があれば幸せになれるなら、貧乏人はみんな不幸で、金持ちはみんな幸福になりますが、そうとも限りませんから。
給料が高ければ幸せになりやすい、とは言えるでしょうけどね。
ではなぜ、給料が高いと幸せになりやすいのでしょうか?
それは、自由に使えるお金が増えるからだと思うのです。
つまり、金銭的な自由があれば、幸せを感じられます。
金銭的な自由とは、何かの為にお金を使いたいと思ったとき、それに見合ったお金がある、ということです。
いいですか?この文のパラメーターには2つあって、「使いたい」という欲求と、「使える」というお金のバランスがとれていれば自由だということです。
と言うことは、実際に「使える」お金が少ないなら、「使いたい」という欲求を減らすことでも、同じだけ自由を得られるということです。
ですから、持っているお金の多寡と、金銭的な自由は一致しないし、幸せとも関係がなくなるのです。
したがって究極的には、自分の意志で自由になれるし、幸せを感じることも可能です。
それは可能ですが、そうなる支援として、キャパを大きくする(=給料を上げる)ということもあるでしょう。
ただそうは言っても、無限に上げるわけにはいきませんので、自ずと限界というものもあります。
ここで重要なのは、キャパを大きくするということではなく、金銭的な自由があると幸せを感じられる、ということです。
そして、自由であれば幸せを感じられるというのは、何もお金に関してだけではありません。
時間についてもそうですよね。他にもいろいろあるでしょう。
いずれにせよ、様々な制約があったり、強制される環境に置かれると、自由を感じられなくなります。
したがって会社は、社員ができるだけ自由を感じて仕事ができる環境を提供することで、社員の幸せに貢献できると思うのです。
ただし、社員も意識を変えなければなりません。
指示待ち族とか言われるように、言われたことを言われたままに行うというのは、仕事ではなく単に作業です。
言われたままというのは、自分の自由にすることではなく、強制されること(=義務として行うこと)ですよね。
それでは社員自らが、自分を不自由な状態に置いているのと同じことになります。
ですから、義務としてではなく自発的に、仕事の依頼者(=顧客や上司・同僚)を助けるんだ、喜ばせるんだという気概を持って、仕事をしてほしいと思うのです。
会社は、社員ができるだけ自由に仕事ができるように支援します。
一方で社員は、自発的に仕事をしようと考えます。
こんな会社になったら、誰かが誰かを批判したり、不平不満を言うようなことがあるでしょうか?
仕事が楽しくなるし、仕事をしている間に幸せを感じられるはずです。
そんな会社にしたいなあ。それが私の理想なんです。
少しはわかってもらえたでしょうか。理解してもらえるといいのですけどね。
先日紹介したように、オフィスの照明の位置とスイッチを結びつけるアイデアを実行に移すというのも、この幹部ミーティングで依頼したものでした。
その結果があまりに素晴らしかったので、私は感動したことを伝え、その感動を表すために、さらに400バーツをポケットマネーから出して、担当した社員にあげました。前回のと合わせて、ちょうど500バーツにしてあげたのです。
「あなたは、まさに仕事をしたのです。依頼者を喜ばせ、感動させた。だから私は、喜んでもっと支払いたいと思った。仕事とは、そういうものなんですよ。」
そういうメッセージを添えて。
2013年03月06日
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