2013年02月20日

暖かいだけで儲けもの

「神との対話」シリーズ12冊を読み終え、再び1冊目の「神との対話」に戻って精読しています。

すべてのことを知った上でもう一度読むと、以前は気づかずにただ読んでいた部分に、実は深遠なことが書かれていることがわかったりしますね。

本当に、何度読んでも飽きないというのは、このことかと思います。


今朝読んだところには、「すべては神であり、神でないものは何もない」ということが書かれています。

つまり、高いも低いも、白いも黒いも、良いも悪いも、すべて神の一部なのだと。

だから何かを否定するということは、神を否定することになると言います。


しかし、私たちが持つ善悪の価値観などを捨てる必要もないと言うので、「ではどうすればいいの?」と思いますよね?

まず、すべてであるもの(=神)の中から、私たちは何かを選択するのだと説明します。

つまり、「これが私だ」と、何かを選んで宣言するということです。

すると私たちは、そういう経験をします。

その経験をした結果、幸せを感じないなら、その価値観を変えなさいと言うのです。


つまり、私たちが何かを良い、何かを悪いと言うのは、単にすべてのものの中から「これが自分だ」と思うものを選択しているだけで、自分が選択しなかったもの(=悪い)を否定する必要性はありません。

そして、その選択によって何かを経験したとき、幸せを感じないとするなら、それは本当に自分らしいことではないのだから、その選択を捨て、他のものを選択しなさいと言っているのです。

さらりと書かれてあった部分なのですが、考えてみればここにすべてのことが凝縮されていると言っても過言ではありませんね。

そう思いました。

 

話は変わりますが、札幌旅行のとき、スキー場から戻るタクシーの中で、1時間近く地元の運転手さんと話をしました。

その中で、2つ面白いと感じたことがあったのでシェアします。


まずは外国人客の話です。

やはり中国人の旅行客が減っていると言われたので、まあそうだろうなと思いました。

ところがその運転手さん、続けてこう言いました。

「香港や台湾の方は来られるようで、今年も何回か乗っていただきましたけどね。」

私が「中国人」と言ってイメージしたものの中には、香港の人が含まれるのは当然でしたし、尖閣諸島の問題で対立していることが原因という背景からすると、台湾人も含まれても良さそうな気持ちでいたのです。

もっと広く、尖閣諸島は中国(台湾も含む)のものだと考えているであろう華僑の人も含めて、中国語を話す人はすべて「中国人」と考えて間違いないと無意識に考えていました。

だって、見た目ではわからないし、話す言葉も、広東語でも北京語でも、私からすればみんな中国語ですから。

それなのに、その運転手さんはまったく異なる見方をしていたのです。

「へぇー、そういう見方もあるんだ。」

私はなぜか、無性に感心してしまいました。


もう1つは、雪の話題です。

雪中乗馬体験

今年は近年にない大雪だそうで、テイネハイランドスキー場ならGWまで間違いなく滑れるだろうと、運転手さんが言っていました。

そんな雪の話題をしばらくした後、ぼそっとこう言いました。

「私たちはもう、早く春が来てくれないかなあと、そればかりずっと思っているんですよ。」

旅行者である私は、雪を目当てに札幌に行ったのです。

積もった雪を見て、降る雪を見て、「すごーい!」と歓声を上げて喜んだのです。

それなのに、同じ雪を見ていても、地元の人の感じ方はまったく違います。

「早く溶けてなくなってくれないかなあ。」

もう雪を見るのが嫌になるという気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

テレビでも、雪かきをしていた老婆が、本当に嫌そうに言っていました。

「もう2日連続でやっているんですから、身体がクタクタですよ。もういい加減にしてほしいです。」


私も、山陰の出身ですから、冬のどんよりした空とか、雪に閉ざされた世界を経験しています。

子どものころ、「早く春にならないかなあ」と思ったこともたびたびありました。

そんな昔を懐かしく思い出しましたよ。


そんな真冬の札幌から、飛行機に7時間ほど乗っていたら、真夏の陽気のバンコクに到着します。

「うっ、暑い!」

そう思いましたが、その一方で、暖かいということは、それだけでありがたいことなのだなあと思いました。

そんな暖かさに包まれて1年中暮らせるのですから、それだけでも贅沢と言うものですね。

暑さを嫌なものと考えれば、気分が悪くなります。

でも逆に、暑さをありがたいことだと考えれば、幸せな気分でいられます。

「よし、私はこっちを選択しよう!」


そう思いました。

 

最後に、面白い写真をお見せします。

新千歳空港の出発ゲートにあるレストランでは、伝票をこんな機械に貼り付けて渡してくれます。

注文品ができあがったらこれで呼び出してくれる

できあがったら、これが鳴って、自分の番だと教えてくれる仕組みです。

それほど広いとも思えないレストランでしたが、こんな方法もあるのだなあと感心しました。

ただ、様々な表記が漢字とハングルしかないのですね。

最近はタイからの旅行客も多いのですから、すみやかにタイ語表記も追加してほしいものです。


もう1枚は、スワンナプーム空港からタクシーで帰る途中の空の写真です。

バンコクの夕焼け空

まあ普通に夕焼けが見えているだけなのですが、まるで幾何学的にビシっと線が引かれているのが面白いです。

別に意味はありませんが、何か良いことがありそうだと思いました。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:15 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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