昨日、北海道旅行から戻って来ました。
3泊4日の札幌市内だけの旅行でしたが、十分に楽しむことができました。
その旅行のことと、そこでの気付きを少しお話したいと思います。
15日の朝に新千歳空港に到着しました。
天候不順のために待機したのと、荷物を受け取るのに時間がかかり、予定より1時間遅れで札幌到着です。
地下通路を通って、13番出口を出ると、大きなカニが目の前に。
目的のホテルは、かに本家のすぐ隣りのパールシティ札幌です。
2人で3泊して17,400円と安いのは、雪まつりを外したおかげでしょうか。
天気が良く、あまり寒い思いもせずにホテルに到着しました。
途中、歩道に雪がたまっていて、滑りそうになりました。
駐車場の敷地の前で、誰も雪かきをしなかったのでしょうね。
その日は、長靴とか毛編みの帽子などを買いに、JR札幌駅近くのステラプレイスへ行きました。
ABCマートで安い長靴を買い、ユニクロで帽子などをと思ったら、こちらは売り切れとのこと。近くの他の店を探して買いました。
あまりに天気が良かったので、妻は「雪が降るのかなあ?」と心配顔です。
午後にはジャパンレンタルさんに予約したスキー用品一式をホテルで受取ります。
北海道体験.comで探して予約したのですが、体一つでスキーを楽しめるからいいですね。
私も妻もスキーは初めてなので、レッスン付きのコースを予約しました。
その日の夜は、かに本家でカニ料理を食べました。
土間にいけすがあって、大きなカニがたくさんいました。
食事は個室でゆったりと。もちろん、サッポロクラシックビールをいただきました。北海道限定のビールです。
部屋に戻った後で外を見ると、雪が舞っていました。
初めて雪が降る様子を見た妻は、大感激していました。
次の日は、タクシーでテイネハイランドスキー場へ。
バスで安くとも思いましたが、滅多にない旅行ですから、奮発してタクシーにしたのです。
でも、これが正解でしたね。前日の夜からの大雪です。バス乗り場を探して歩かなくて済んだので、本当に助かりました。
帰りもタクシーにしたのですが、地元の運転手さんも、観光客に少しでも利用してもらえると嬉しいと言っていました。
長い冬を、「早く春が来ないかなあ」と思いながら過ごしているという運転手さんに、私も共感するものがありました。
スキー場に到着する頃には雪もやみ、絶好のスキー日和です。
三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクールのインストラクターは女性で、何かと褒めてくれながら、優しく指導してくれました。
お陰様で私は、ボーゲンターンが少しできるくらいにまでなりました。
でも妻は、ちょっとの傾斜でも怖がるので、完璧にできたのはカニの横歩きで斜面を上ることだけ。
まあでも、食事を挟んで午後3時くらいまで、一所懸命に滑って(歩いて?)いました。
次の日は、タクシーに乗ってワイルドムスタングへ。雪中の乗馬体験です。
待っていたのはテリーとハルの2頭の馬。妻がハルに乗り、私はテリーへ。
アブミへの足のかけ方や手綱の握り方の指導を受け、すぐに周回コースへ向かいます。
歩く、止まる、曲がるの、基本的な3つの操作を実践しながら覚えます。
途中で馬たちが糞尿のためにストップすることもあり、生きている馬なのだなあと実感します。
インストラクターの方は妻から、大便はキー、小便はシーなど、タイ語を教わったりしながら、妻の気持ちを和ませてくれます。
周回コースに慣れた後は、降って農園の中を歩きます。
前日にかなり雪が積もったようで、新雪を踏みながら行くのですが、妻の馬のくつわを取って歩くインストラクターさんがかわいそうでしたね。
あの深い雪の中を歩くのですから、相当に体力を消耗したことでしょう。
途中で何度も休憩を入れながら、ぐるっと一周してきました。
あっという間の40分が過ぎ、テリーとハルの頭を撫でてあげて、労をねぎらいました。
「私たちのために、一所懸命に歩いてくれて、本当にありがとうね。」
午後は、スキーに行く予定でしたが、疲れたので中止しました。
ホテルに戻ってから爆睡し、目が覚めてから近場を散策することにしました。
その中で偶然に、時計台を見つけましたよ。
たしかに、ビルの中にひっそりと建っている感じですね。
最後の夜は、居酒屋です。刺身、焼き鳥、ゆでガニ。そして、サッポロクラシックビールです。
初めてのスキー、雪中の乗馬体験、そして妻にとっては初めての降る雪。いずれも貴重な体験でした。
カニも美味しかったし、ビールも美味しかったー!
翌朝、空港に向かうために準備をしていました。
そのときふと、部屋の掃除をしてくださった方へのお礼をしようと思い立ったのです。
海外では、枕銭(チップ)として小銭などを置くのが常識ですが、日本ではあまりそういうことはしません。
ただそのホテルで掃除をされているのが、どう見ても60歳は越えていると思われるおばあさんだったのです。
チェックインの時も、本来は2時からなのに、1時過ぎに急かしてやってもらったし、翌々日も乗馬から帰ってきて掃除が終わってなかったら、「まだ終わってなかったのよ。ごめんなさいね。」とニコやかにおっしゃってくださいました。
楽しい旅行をさせてくださった方々は何人もおられますが、その代表として、このおばあさんにお礼というか、少し喜んでもらいたかったのです。
そこで1000円札を1枚置こうと思ったのですが、ちょっとだけ考えました。
枕銭で1000円は多過ぎる?
タイなら1泊20〜50バーツくらいですから、せいぜい150円くらい。でも、ここは日本だし。
逆に少ないかも。「たったこれだけ?」って思われるかもしれない。
いろいろ考えたのですが、最終的に1000円を置くことにしました。
それとともに、感謝の言葉をメモにして残したのです。
私の気持ちは、ただあのおばあさんにちょっとだけ喜んでもらえたらいいな、というものです。
相手が喜ぶかどうかはコントロールできないし、そんなことにこだわる必要性もありません。
相手が喜んでくれたら嬉しいけど、そうでなくてもかまわない。そんな気持ちです。
そんなことを考えたとき、余分な支出なのに喜んで払いたいと思っている自分に気づきました。
お金への執着がなくなり、それよりも誰かを喜ばせたいと思っている自分がいる。
あー、自分らしく生きることが、以前よりはるかに簡単になっている。
そう感じられて嬉しかったです。
そんなことが簡単にできるようになったのも、「神との対話」シリーズなどを読んで、必要性を減らすことをしてきたからでしょうね。
たったこれだけのことですけど、ありがたいなあって思いました。
札幌は氷点下で寒かったけど、温かい人々の情に触れることができて、とても楽しい旅行になりました。
2013年02月19日
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