昨日、「日本一心を揺るがす新聞の社説2」という本を読み終えました。
200ページ弱の量で、しかも文章が読みやすいので、あっという間に読めてしまいます。
これは、以前に紹介した「日本一心を揺るがす新聞の社説」の続編です。
元は週刊の新聞なのですが、読んでためになること、感動すること、明るい気持ちになれることなどが、数ページに渡って書かれています。
その新聞に、水谷もりひと編集長が書く社説があって、そこから選んでまとめたのがこの本なのです。
自分の状況が厳しい時など、暗い話題のニュースを見ても落ち込むだけです。
そういうときこそ、明るい話題や感動する話を頭にインプットしたいと思いませんか?
今回も、何度か泣きそうになりました。いえ、本当に泣きました。
たとえば、p.154の「奇跡のような出会いに感謝して」という社説です。
助産師の内田美智子さんが語る、子どもが生まれるドラマに立ち会ったときのエピソードを取り上げています。
その中に、すでに体内で死んだ子どもを出産するときの苦悩が書かれていました。
出産の痛みは、新たな生命が生まれる喜びだ。そう言えない出産があるのですね。
言われてみれば当然なのですが、その辛さが伝わってきます。
その母親が、死んで生まれた子どもを一晩だけ抱きたいと言うのだそうです。
そしてその夜、部屋を覗いてみると、母親は母乳を指につけて、赤ちゃんの口に移していたと...。
この場面を想像しただけで、もう泣けて泣けて、涙が止まりません。
赤ちゃんが生まれるというドラマに、実に様々な思いが込められているのです。
私たちは、私は、そうやって生まれてきたのです。
どうして簡単に「死ね!」とか「死にたい」とか言えるでしょうか。
これを読んだら、もう大抵のことはどうでもよくなりました。
大したことじゃないと思えるのです。
私たちは生きている。それ以外に、どんな大事なことがあるのかと。
みやざき中央新聞は、WEB版でも読むことができます。
週に1回くらい、心温まるものを読んで、感動してみませんか?
2013年02月07日
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重みのある事です。
日常に不平不満があっても そうかと思えました
コメント、ありがとうございます。
この母親の気持ちになったら、「生きてくれさえすれば、他に何も要らない。」という思いになりました。
せめて一口、自分の乳を飲んでくれたら・・・と。
そういう見方をすれば、私たちはみんな恵まれているのですね。