2013年02月04日
ハイパワー・マーケティング
マーケティングと言えばジェイ・エイブラハムと言われるほど、誰もがその道の権威と思う人の本です。
「幸せ実践とマーケティングが関係あるの?」
私も、あまり関係がないと思っていたのですが、読んでいるうちにそうではないと思うようになりました。
と言うのは、マーケティングの本質は、客を自分とごく親しい友人のように思うことだと書いてあったからです。
最初に、顧客をカスタマーではなく、クライアントと呼ぶことが書いてあります。
カスタマーは、ただ商品を買ってくれる人。でもクライアントだと、その人の問題を一緒になって解決してあげる関係になるのです。
「卓越の戦略」というものが紹介されています。
これは何もマーケティングだけでなく、あらゆる人間関係で使えると言います。
それは、それまで自分に合わせていた焦点を、相手に合わせることです。
つまり商売では、「売る」という自分の立場で考えるのではなく、客がその商品に何を期待し、それによってどうなるかを考えるということです。
あるいは、その商品を買おうかどうしようか迷っている時の客の気持ちや、その商品にまだ関心を持たないときの客が抱えている問題に意識を向けるということです。
これって、まさに黄金律の実行ではないでしょうか。
ジェイ・エイブラハムは、マーケティングの用語として定着しているUSPやアップセル、クロスセルなどを、最初に考案した人なのだそうです。
監訳者の金森重樹さんは、ここに書かれている方法を使って、成功することができたと言います。
「通販大家さん」というサイトを運営し、数々の本を出版されてる金森さん自身が、その成功のもとがこの本にあると言っているのです。
最後に「監訳者からのメッセージ」と題して、金森さんの言葉も記されてます。
失敗を怖れて一歩を踏み出さない人には成功はないし、たまたま偶然に成功したことは、その人のためにならないというようなことが書かれています。
私も、「そうだなあ」と改めて思いました。
勇気を出して、一歩を踏み出しましょう。
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