2013年01月17日

弱く傷つきやすい男性に捧げるレクイエム

ニュースによると、15年ぶりに自殺者が3万人を下回ったそうです。

それはそれで喜ばしいことなのですが、それでもまだ昨年1年間で約2万8千人もの自殺者がいます。


統計を見ると、それまで2万から2万5千人くらいだった自殺者が、金融不安や景気の悪化によると思われる1998年から急増して3万人を超えたことがわかります。

それからずっと3万人を超えていたのですね。

たしかに3万人というのはすごい数字ですが、私には2万人でもものすごい数字のように思えます。

人口が約半分のタイでは、たしか6千人くらいでしたから。


それに、日本ではかつて交通事故の死者が1万人を超えていた時代があって、そのときマスコミは「交通戦争」だと表現したのです。

年間に1万人以上も人が亡くなるのは、戦争くらいしか考えられなかったからでしょうね。

そういう意味からすれば、いまだに自殺戦争が続いていると言えるのです。

 

統計の数字を見ると、面白いことがわかりますね。

男性の自殺者は、なんと女性の倍以上なのです。

この傾向は、ずっと続いています。

それだけ、男性の方がナイーブで傷つきやすく、もろくて弱いということでしょうか。

一般的には強いというのが男性のイメージですが、私は男性の方が精神的に弱いという意見に同意します。

それは、自分自身のことを考えても、そう思いますから。


そこには、男性に求められるイメージとのギャップが、さらに男性を追い詰めているということがあるかもしれませんね。

男性は強いがために、責任を持たなくてはならない。

一家の大黒柱という言葉は、まさにそういうことでしょう。

そのプレッシャーに耐え切れず、死を選ぶ男性が多いのではないかと思うのです。


そうだとすると、男性は本当にかわいそうだと思います。

太古の時代に女性から権力を奪い取った男性が、その力を誇示するがゆえに、自らを追い詰めてしまった。

皮肉としか言いようがありません。


現代では、弱くて守ってあげなければいけないと思われている女性の方が、実はしたたかに生き延びています。

弱いと思われているのですから、虚勢を張る必要性がないのです。

素直に自分の弱さをさらけだすことができます。


「女はすぐ泣く。泣けば済むと思っているのか!?」

そう言って、責任を逃れようとする女性を非難したことがありました。

私も世間並みに、横暴な男の1人だったのです。


虚勢を張って、思い切り背伸びして生きなければならない自分のことを思うと、すぐに逃げてしまう女性をずるいと感じたのでしょう。

でも本当はただ、うらやましかったのかもしれません。

自分も泣きたい時に泣いて、弱さをさらして生きたかった。

弱い本当の姿を見せることができたら、無理をしなくてもよく、もっと自由になれたのですから。


そう、自由に自分らしい生き方をしたかったのです。

弱くてもいいと言ってほしかった。弱い自分を認めて、受け入れてほしかった。

周りの人が、社会が、そういう自分を受け入れてくれないから、仕方なく強い男を演じざるを得ないのだと感じていました。

でも本当は、私自身が自分を受け入れていなかったのです。


男性のみなさん、もっと素直に自分をさらけ出しませんか?

もう女性から奪い取った権力を守るために、自分の命を削るようなことはやめましょう。

弱くていい。ダメでいい。役立たずでも、グズでも、つまらないヤツでもいい。

私が私であるのが一番なのですから。


他の誰かが賞賛してくれなくても、女性が1人も「すてき」と言ってくれないとしても、そんなこと大したことじゃありません。

自分を失ってしまったら、世界中を手に入れても虚しいものです。


焦って成長する(進歩する)必要などないのです。

背伸びして、虚勢を張って、ハリボテの大きな自分を見せる必要性などないのです。

ありのままの自分を楽しみながら、今できることをやりながら、人生を楽しみましょう。

人生は楽しいものです。そう信じれば、そうなるのですよ。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 19:01 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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