2013年01月15日

おかしな名前ですか?

また面白い(興味深い)記事を見つけました。

「安倍総裁「キラキラネーム、いじめられる」 北海道新聞「いじめ、いさめるのが教育」」と題したもので、J-CASTニュースです。


この記事によると、安倍首相が「キラキラネームをつけられた子の多くはいじめられている」と、名前をつける親に対して苦言を呈したのだそうです。

それに対して北海道新聞が、「『異質』を理由にいじめるような者をいさめるのが教育」だとかみついた、ということのようです。

さて、あなたはどう思いますか?


ベネッセが毎年発表している、赤ちゃんの名前ランキングによると、2011年の1位の名前は、男の子が「大翔(ひろと)」、女の子が「結衣(ゆい)」だったそうです。

結衣はまだしも、大翔は読めませんねえ。

他にも、こんな名前が上位にあります。

「蒼空(そら)」「陽向(ひなた)」「颯(はやて)」「和奏(わかな)」「花音(かのん)」

学校の先生などは苦労しそうです。(笑)

さらには、こんな名前も。

「希空(のあ)」「永久恋愛(えくれあ)」「宝冠(てぃあら)」「一二三(どれみ)」「苺(べりぃ)」

こうなると、1回聞いたくらいでは、とても覚えられそうにありません。

「お願いだから、ふりがなをつけてー!」と言いたくなりますね。

「それなら最初から漢字でなく、ひらがなかカタカナで名前を書いてよ。」とも思います。


でも、中にはこういう人もいるそうです。

将来、外国(英語圏)で暮らすことになっても困らないようにと、英語風の名前をつけるというもの。

あるいは国際結婚で、姓が外国の姓になっているため、それに合わせた名前にしたとか。

「華蓮(かれん)」「絵美衣(えみー)」などでしょうか。


「どっちにしても、読みにくいしやめて欲しいよなあ。」

そう思われるでしょうか?

実は私も、そう思ってました。


でも、よくよく考えてみると、他の人の名前って、どれだけしっかり覚えてますか?

意外と覚えておらず、年賀状を書くときでも住所録とか名刺を、引っ張りだしてくるのではないでしょうか?

だとすると、読みにくいということが不利益になったり、迷惑をかけるケースはあまりないのかもしれませんね。

病院でも最近は、プライバシー保護のために名前を呼ばれないこともあるでしょうし、必要ならふりがなを書けば良いだけです。


それに、そういう読みにくい名前は、昔からあったのです。

約40年前のテレビ番組ですが、その中におかしな名前の人が登場し、出演者がそれを当てるというゲームがありました。

今でも記憶に残っているのですが、その人は「陸軍将」という名前でした。

何と読むかわかります?

おそらくわからないでしょう。正解は「あつし」です。

私と同じ読み方だから覚えていたのですが、こんなもの絶対に読めませんよねえ。


それに、外国語に漢字を当てるという手法は、以前からあったものです。

「亜米利加(あめりか)」「英吉利(いぎりす)」「仏蘭西(ふらんす)」「西班牙(すぺいん)」

当時だって、ひらがなやカタカナはありました。

でも、あえて漢字を当てたのです。

それがいまだに続いていて、「米ドル」とか「仏領」のように書きますよね。


要は、慣れだと思うのです。

なので、よくよく考えてみると、どっちでも良いというか、奇抜な名前でも良いのかなあと思います。


さらに一歩進めると、もっと自由に改名ができるようになれば良いと思いますね。

どうせ姓の方は、結婚や離婚、養子縁組などで変わるものです。

名前の方だけ、裁判所の許可がないと変えられないなんて、おかしくありませんか?


「そんなことをしたら、誰が誰だか特定できなくなるだろう?」

そう思われるとしたら、事実の認識が足りませんね。

日本人はそもそも、個人を特定できませんから。

このことを理解していない人が多いのですが、日本人の個人を証明する公的なものは、何一つないのです。

なぜだかわかりますか?

それは、同姓同名の問題を解決できないからです。


住所も電話番号も、免許証番号も保険証番号もパスポート番号も、すべて登録した時点のその人の情報であって、未来および過去のその人の存在を証明するものではありませんから。

これは、コンピュータシステムの開発をしたことがある人なら、誰もが知っていることです。

日本のシステムで顧客データベースを作るとき、二重登録を防げないのです。

昨年申し込んできた「佐藤貴志さん」が、今年申し込んできた「鈴木貴志さん」と同一人物だとは、何をもっても証明できないのです。

そればかりか、同じ「佐藤貴志さん」であっても、同一人物と特定するのが難しいのです。

逆に言えば、別人の「佐藤貴志さん」を同一人物と誤認することもあるということです。


せいぜいその程度のものなのですから、名前くらい自由に変えさせてあげれば良いのです。

そうすれば、どんな名前を付けられても、その子が変えたいと思った時に変えられますから。


「それじゃあ郵便配達が困るでしょう?」

大丈夫。郵便配達は、基本的には住所です。あとは表札を出すことです。

表札を出していなければ、宛先不明で返されるだけ。


「免許証とかクレジットカードなども、不正が起こるのでは?」

それも杞憂です。名前を変えたら、再発行を受けるように取り決め、再発行してもらわない限り、無効にすれば良いのです。


「でも、再発行してもらうとき、以前の名前と同一人物だと、どうやって証明するの?」

そこです。

だから私は、国民総背番号制を導入すべきだと思うのです。

そうすれば、一発で個人が特定できますから、不正な養子縁組による名前ロンダリングなども防げるのです。

プライバシーの心配をする人もいるでしょうけど、そんなに漏れて困るような情報があるでしょうか?

少なくとも家に表札を掲げているなら、それほど困らないと思うのです。


実際タイでは、すべての国民がIDカードの携帯を義務付けられています。

そのID番号は、一生変わることはありません。

ですからタイのシステムでは、二重登録とか同姓同名による誤認などということがありません。

その前にタイでは、姓が非常に多いため、親族以外で同姓という可能性がかなり低いですけどね。


まあ、これも1つの考え方です。

いずれ日本でも国民皆番号制が導入される見通しですが、ネガティブな側面より、ポジティブな面が大きいと感じています。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:00 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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