2013年01月04日
稼ぎたければ、働くな。
こういう逆説、大好きですね。
タイトルを見ただけで、「えぇっ!?」て思いますから。
でも、この著者の山田昭男氏が作った未来工業という会社では、休暇もたっぷりあるし、残業も禁止しているのだとか。
「それでどうやって儲かるの?」
その秘密を知りたくて、この本を読んでみました。
その秘密は、どうやら社員のポテンシャルをあげることにあるようです。
一般の会社で必須と言われる報連相(ホウ・レン・ソウ)も、この会社ではご法度だとか。
その真意は、自分の頭で考えろと言うこと。
報告や連絡、相談というのは、責任逃れになるため、自分の頭で考えなくなると言うのです。
たしかに、そういう面はあるかもしれませんね。
また、アイデアを出させて、それに500円の賞金を出すというのもありました。
日本の会社の97%は儲かっていないのだから、他の会社と同じことはするなというのが、著者のモットーのようです。
常識は疑ってかかれ。そう公言して、実際にお歳暮やお中元を廃止するとか、営業マンにノルマを課さないなど、常識外れの経営方法がたくさん出てきます。
でも、それも一つひとつ理にかなっています。著者のポリシーからすれば、その方が当然というわけです。
目からうろこが何枚も落ちた気がします。
私も経営者の端くれですから、大いに参考にさせていただこうと思います。
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