2012年も、残りわずかとなりました。
昨日が仕事納めでしたが、このブログは今日が今年の最後となります。
来年は、1月3日から再開する予定でいます。
ブログを始めてから今日まで、私のつたない文章をお読みくださって、どうもありがとうございました。
今年、幸せになれなかったと思われる方も、来年にはぜひ、幸せになっていただきたいと思います。
今後ともどうぞ、よろしくお願いします。
さて、世の中には「なんとなく幸せじゃない」という人がいます。
両親も健在だし、会社で特にいじめられてるわけでもない。
それなりに会話する友だちはいるけど、休日になるとなぜか独りで過ごすことが多い。
「たまには電話でもかけてくれたらいいのに。」
便りがないのは元気な証拠とばかりに、放っておかれるのもつらい。
「なんだかなあ。」
特に何かやりたいものもないし、将来に希望があるわけでもない。
漠然とした不安のようなものはあるけど、それほど差し迫った不安はない。
こんな生活を悪いと言ったら罰が当たると思うけど、かと言ってこれを幸せと呼ぶには物足りない。
そんな「なんとなく幸せじゃない」って人、多くありませんか?
そういう人は、自分に対する承認が足りないと感じているのです。
先日の記事で、「承認」というスタンプを押す駐車場管理人の動画を紹介しました。
人は、今の自分を認めてもらえると、それだけで嬉しくなるのです。
自分自身を見失っていたから、それを再発見した気持ちになるので喜ぶのです。
ですから誰かが、「あなたは本当に素晴らしい」と真顔で真剣に言ってくれたら、幸せな気分になれるのです。
自分の何かが変わったわけではありません。今のそのままで、幸せになるのです。
ならばその承認を、自分でやったらどうでしょうか?
それが私の提案です。
私が提唱する「鏡のワーク」とは、まさに自分で自分を承認する方法です。
もう1つ、別の方法があります。
それは、他の誰かを承認することです。
他の誰かを承認すると、どうして自分が幸せになるのでしょうか?
それは、世の中に「他の誰か」というものは存在せず、実在するのは「ひとつのもの」だからです。
つまり「他の誰か」に対して行ったことは、すなわち自分に対して行ったことになるのです。
黄金律に、自分がしてほしいことを他人に対してしなさいとありますが、それはまさにこのことです。
自分に対する承認が足りなくて、承認して欲しいと願うのだったら、自分が他の誰かを承認してあげれば良いのです。
この説明を読んで、「なるほど」と思いながらも行動できない人がいます。
「それはわかっているんだけど、ヤル気が起きないんだよね。」
こういう人は、本当はまだわかっていないのです。
本当の意味で知るということは、必ず行動に結びつくはずだと、陽明学では知行合一(ちこうごういつ)と言いました。
ですから、本当の意味でわかっていないのですから、本当の意味でわかるようにすれば良いのです。
その方法としては、読書というものをお勧めします。
「同じ本を7回読む」というワークは、ぜひ試してみてほしいものです。
リビングで、トイレで、ベッドルームで、くつろいでいる1日わずか数分を、約1〜3ページを読むのに費やすくらい、たいした努力はいらないでしょう。
どうしても読めないなら、読まなくてもかまいません。
本を手にとって開いてみる。それしかできない日があってもかまわないので、毎日続けることが大切です。
あなたが幸せになるためのハードルは、けして高いものではありません。
それは、多くの人びとが道を作ってくれているからです。
イエス、ブッダ、ムハンマド、孔子、ガンジー、マザーテレサ、中村天風...
その後をついていくだけで幸せになれるようになっています。
あなたがそのことを否定しない限り、あなたはそうなるでしょう。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
2012年12月29日
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