2012年12月07日

子は親の背中を見て育つ

「子は親の背中を見て育つ」と言われます。

子どもは親の言うことを聞くのではなく、親のすることを真似るのです。

ですから、どんなに親が子のためを思って躾けようとしても、親が実践していなければ上手く行きません。


虐待された子どもが大人になると、自分の子どもを虐待してしまうという現象があります。

これなども、まさに親の真似をしているのです。

誰かに何かをさせるためには暴力を振るってもかまわない。

親がそういう信念を持っているなら、子どもはそれを習うのです。


だから、子どもをりっぱな人に育てたかったら、まず自分がりっぱな人間になろうとすることです。

自分がやってもできないこと、ましてややろうとさえしないことを子どもに押しつけるのは、おかしなことではありませんか。

そんなにそれが重要だと思うなら、自らやることです。

そうすれば、黙っていても子どもはしたがいます。


「自分は勉強しなくて苦労した。だからその苦労をさせないために、子どもには勉強しろと口やかましく言うんだ。」

そういう親は、考え方が間違っています。

そんなことを言われて、子どもがヤル気を起こすでしょうか?自分が子どもの立場だったらどう感じるかを、考えてみれば答は明らかです。

子どもに勉強させたかったら、親が勉強すれば良いのです。

親はTVを見て楽をしているのに、子どもには宿題をやれと言う。それでは言うことを聞くはずがありません。


同様に、子どもを幸せにしたいのなら、親の価値観を押しつけるのではなく、親が自ら幸せになることです。

幸せそうな親を見て育った子は、どうすれば幸せになれるかを知るでしょう。

そして、自分が幸せになりたいと思うのなら、親の真似をするでしょう。

 

だから私も、まずは私自身が実践することだと思っているのです。

どんなに言葉を尽くしたとしても、それは他の人の心には響きません。

それよりも、私が自分の人生で実践して示すことが重要なのだと思っています。


私は、「すべてはひとつ」というものの見方を知ることで、人生が大きく変わりました。

それまでどうしてもできなかったことが、できるような気がしてきました。

だからそれを実践して、以前よりもはるかに上手く、自分の人生を創造できるようになりたいと思うのです。


日常には、相変わらずやっかいな問題は起こります。

タンスに小指をぶつけて骨にひびが入ったのではと思うほど、痛みを感じました。

免疫力が低下してヘルペスが生じたり、口内炎ができたりしています。

視力が悪くなり、小さい文字が読みづらくなったりもしています。

でも、そういうことにとらわれて自分の感情を乱し、被害者となる生き方を選択することをやめようと決めました。

私の人生は、私自身が創っている。生じた現実や出来事は、すべて私が原因になっている。

そう受け入れることにしました。

だから誰も、何も恨まないし、自分自身をも恨みません。

それより、そこにどんな意味を与えようかと考えます。

自分が自分らしくあるために、それはどういう意味であることがふさわしいのか?それを考えようと思うのです。


変わり者かもしれません。愚か者かもしれません。そう思う人はいるでしょう。

けれども、それはその人の見方であって、私の見方ではありません。

そう思う人は、そう思うことによって、その人の人生を創っています。

私は私の見方によって、私の人生を創ろうと思うのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:52 | Comment(0) | 幸せ実践塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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