2012年11月13日

仕事では何度も悔しい思いをしました

私は今、51歳になりました。

社会人になったのが26歳と遅かったので、社会人経験は25年ほどです。

あっと言う間だったような気もしますが、その間にも数々の悔しい思いを経験してきました。


今回は、その経験の主だったものについて書きます。

ただしこれは愚痴ではなく、私もそういうつらい経験をしたということを知ってもらいたいからです。

私の場合、社会人になることが遅かったため、年下の先輩という存在が大きな壁だったのです。

 

●1回目に転職した会社で、ある会社へアウトソースとして派遣されました。

最初の会社では、オフコンのプログラミングと、顧客研修用テキストの作成が主な経験で、大型汎用機の開発経験はほとんどありません。

しかし派遣先は、大型汎用機のシステム開発を主な業務としていました。

したがって私は、そこで新たな知識を学ばなければなりませんでした。


自習用テキストなどはありましたが、個々の不明点は、先輩に教えてもらうしかありません。

そこの会社のプロパーで、専門学校卒で入社していた方がおられました。

入社して3年くらいですから、私より年齢では5歳くらい年下になります。

その人に質問して教えてもらったのですが、どうにも納得ができません。理屈が通らないのです。

それで私は、丁寧に再度、教えを請いました。

それでも、その人の説明には辻褄が合わない部分がありました。

しつこいとは思いながらも、私は頭を下げて質問したのです。

「あのー、すみませんが、それだとこの部分がおかしくなると思うんですけど...。」

すると、その人はキレて怒鳴りました。

「そんなに言うんだったら、自分で調べたらいいじゃないか!」


私は何も言い返せませんでした。

相手は派遣先のプロパー社員です。しかも、これからもいろいろ教えを請わなければならない先輩です。

ものを知らないということは、こんな悔しい思いをしなければならないのかと思いました。

 

●次は、2回目の転職で岡山の会社に入った時のことです。

すでに大型汎用機のシステム開発には慣れていましたが、今度は今までとは異なるメーカーの大型汎用機でシステム開発をする会社です。

またその会社では、オフコンのシステム開発と、親会社などのシステム運用も請け負っていました。


ここでも、知らないことを年下の先輩から教わることになりました。

今度は、早朝に出勤してコンピューターを立ち上げ、バッチ処理(コンピューターの計算処理の一種)を流して伝票を出力するという、オペレーターの仕事をやることになりました。

そのとき私は35歳くらいでしたが、25歳くらいの女性社員に教わりながら、そのオペレーター業務を覚えたのです。


私が1人でその業務をするようになって2回目くらいのとき、プリンターに設置されていた伝票の用紙がなくなりました。

プリンターを3台くらい使っていて、他の2台は取替え方法など教わっていたのですが、その1台は教わってなかったのです。

「わからないんだからしょうがない。」

私はそう腹をくくって、誰か社員が出社してくるのを待ちました。

そこへ女性社員がやってきたので、事情を説明して伝票用紙をプリンターに設置してもらいました。

ただ、なぜかとても不機嫌そうなのです。

「しょうがないさ、どう思われても。私は知らないんだから。」


そう思っていましたが、少し先輩格の女性社員がやってきた後、私は呼び出されて怒られました。

「赤木さん、ちゃんと仕事をしてくれないと困るじゃないの。この伝票は9時までに届けなければいけないのよ。どうしてボサーっとして待ってるのよ!」

言い訳をしたかった。私にだって言い分はあると、怒鳴り返したかった。

けれども、相手はこれからも教えを請わなければならない先輩です。私は黙っているしかなかったのです。

 

●最後は、その会社からまた他のところに、アウトソースとして派遣されたときのことです。

そこでは、大型汎用機のメーカー関係のソフトウェア開発会社の人たちや、その関連会社の人たちが集まって、大掛かりなプロジェクトが進行していました。

そこに後から加わる形で入ったのです。


ともかく周りは、知らない人ばかりです。

私はそこにたった1人で送り込まれ、ある人の下で働くように指示されました。

その人は、私よりも10歳くらい年上の温厚そうな人でした。


「赤木さん、この部分を調査して、どうなってるか調べてくれる?わからないことがあったら、○○さんに聞いたらいいから。」

そう言われて調べ、○○さんへ質問しに行きました。すると、不機嫌そうにこう言われたのです。

「その質問に答えるのに、こっちだって時間を取られるんだよ。その分、どうしてくれるの?そんなこともわからないの?」

親切に答えてくれるのかと思ったら、まったく違いました。


でも、考えてみたら当然かもしれません。同じプロジェクトに携わっているとは言え、それぞれ利害関係も異なる別の会社の人間です。

私は、どうしたら良いのかわからなくなってしまいました。

ただでさえ、内気で人見知りする性格です。相手に気遣ってばかりで、自分の言いたいことも言えないような臆病者です。

ゴリ押ししてでも聞かないと自分の仕事が進まないように思えても、なかなかそうはできなかったのです。


そんなとき、私の上の立場の人から言われました。

「赤木さん、SEの仕事がまったくできてないよ!何やってんの?」


私は言い返せませんでした。

「私は、どこまでやっていいんですか?どこからはダメなんですか?それもはっきりわからないから、何をどうやっていいのか、わからないんじゃないですか!」

本当は、そう怒鳴りたかったのです。

自分でも自分が上手く機能していないことがわかっていただけに、その原因を私だけに押し付けられたことが悔しかったのです。

けれども、相手はこれからも教えを請わなければならない上の立場の人。

私は黙っているしかなかったのです。

 

このような経験って、少なくとも内向的な人なら、何度かあるのではないでしょうか?

悔しくて、つらくて、そのまま何もかも放り捨てて逃げ出してしまいたくなるような経験。

自分としては、理不尽な理由で怒られ、罪悪感を押し付けられた体験。


今思えば、そういった経験が私を強くしてくれたように思います。

また、そういった辛さがわかるから、他の人には優しくしようと思えるのだと思います。


もし今、私が他の人に優しいのだとしたら、それは、過去につらく当たってくれた人たちのお陰です。

彼らがいたから、私は震えるような悔しさや、つらさを体験できたのです。

そしてその経験があるから、そんな思いを他の人にさせてはならないと思えるのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 17:57 | Comment(0) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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