バンコクの中心部から約30分という近さです。ここで、巨大淡水魚のプラー・ブックを釣るのです。
広い釣堀には、バンガローがたくさん建っています。その1つを借りました。12時間で1,000バーツという安さです。
入漁料は、竿1本につき、外国人は1,000バーツ、タイ人は400バーツとなっています。
外国人料金があるのは、タイではもう常識ですね。
ただし、タイで働いている人は特別料金500バーツが適用されるので、ワークパミット(労働許可証)を見せれば日本人でも安くなります。
また、入漁料は竿1本あたりなので、数人で1本というのもOKです。
私たちは4人で1本。これでも充分です。だって魚がとてつもなくでかいので、1匹釣り上げると、しばらく動きたくなくなるほど疲れますから。
釣竿のレンタルは1本100バーツ。釣り方がわからないとか、上手く釣れない人はガイドを雇うこともできて、12時間で1,000バーツになります。
飲食物の持ち込みは原則禁止ですが、そんなに高くない値段で水やビール、お菓子などを買えます。
また、11時から食事の注文もできるので、1日バンガローでくつろぎながら釣りを楽しめます。

写真は釣り上げた魚ですが、でかいでしょう?これで20kg以上はあるそうです。
後ろの方に、バンガローが写っています。こんなバンガローが、約20軒くらい建っています。
一番大きいのは5,000バーツ、エアコン付きのは2,000バーツするそうです。

釣れるのはだいたいプラーブックというナマズのような魚です。
他にちょっと小さめ(と言っても15kgくらいになるそうですが)のプラーサワイという魚も釣れます。
キャッチ&リリースが基本ですが、重さに応じた代金を支払えば、持ち帰ることもできるそうです。
1匹釣り上げるのに、5分はかかるというハードな釣りです。
魚の引きが強い上に、近くまで寄せても、そこから走ること走ること。
1匹釣ると、もう肩で息をするくらい疲れます。
4人で交代しながら釣ったのですが、途中でバレたりすると、連続でもう1回チャレンジさせられるのです。
これは釣りを楽しむというより、罰ゲームをさせられているような心境になりますよ。
でも、1日ビールを飲みながらたっぷり楽しんで、1人あたり1,000バーツで済むのですから、安い遊びですね。

この日の一番の大物は、推定40kgはありそうな胴回りの太いプラーブックでした。
アパートに戻って休憩した後、ちょっとだけ仕事をしました。
仕事と言っても会社のではなく、家庭の仕事。ベランダの住人を追い出す装置の補修です。
土曜日の朝、またベランダから鳩の鳴き声が聞こえたので、カーテンを開けるとやっぱり鳩がいました。
鳩は慌てて飛び立ち、ベランダに張った釣り糸にぶつかりながらも逃げて行きました。
実は前日に、張る釣り糸の高さを高くしたのです。

以前は、ベランダの手すりにとまらせないために、手すりの上20cmくらいの高さにしてありました。
それを、突っ張り棒を目一杯伸ばして、手すりの上1mくらいまで高くしました。
そこを20cm間隔くらいで釣り糸を張っていたのです。
それでも、その間をぶつかりながらもすり抜けられたので、この日はさらに釣り糸を2本増やし、15cm間隔くらいになるようにしました。
これでもう、侵入するときはもちろん、飛び去る時も、上部のわずかな空間を通るしかないはずです。
それと、すぐに弾力性がなくなって使い物にならなくなる輪ゴムを挟むのをやめて、釣り糸を直結するようにしました。
万が一、鳥がぶつかったときの衝撃は大きくなるでしょうけど、ピンとは張っていないし突っ張り棒の弾性もあるので、大きな怪我にはならないと思います。
これで、侵入は完全に防げないとしても、飛び去る時がたいへんなので、少なくとも子育ては無理。
また、慌てて飛び去ろうとすると、逃げられなくてパニックになるかも。
ちょっと申し訳ないけど、そのくらいしておかないと、なかなかベランダを明け渡してもらえそうにありません。
やはり一度でも巣を作られてしまうと、完全に退去させるのは大変なようです。