これでおそらく4回目、5回目、あるいはもっとかもしれません。
それだけ何度も読んだにも関わらず、読むたびに気づきがあります。
今回は線を引きながらの精読です。
もうこんなにボロボロになっているし、この際、中も汚れてもいいかなって思ったのです。
約290ページの本ですが、今朝、268ページまで読みました。
もうあと少しなので、今日か明日には読み終えそうです。
ここまで読んできて思ったのは、「自己啓発本ならこの1冊だけ読めば充分だ」ということです。
私はこれまで、ノウハウコレクターとも言えるほど、たくさんの知識を本などで得てきました。
たしかにどれもこれも「すごいなー!」と思わせるような内容がありました。
そう思っていたのにも関わらず、やはりこの「神との対話」を読むと、「これだけで充分だ」と思えるのです。
実は以前もそう思い、「神との対話」シリーズ以外の本は、タイに来る前にすべて処分したのです。
繰り返し読むのは、この本だけで充分だと思ったのです。
そして今回も、また同じ結論を得ました。
なぜそう思うかと言うと、他の本に書かれていることが、すべて網羅されているからです。
たとえば「引き寄せの法則」という本がありますが、この本に書かれているのは、要は思ったことが実現するという内容です。
では、どうしてそうなっていると気づかないのか?
そのことに対する解説が、本の主要な部分になります。
こういう内容は、「神との対話」にも書かれています。
そして、それ以上のことが書かれています。
それは、「なぜそうなのか?」ということについてです。
潜在意識の働きについて書かれたジョセフ・マーフィーの本もありますが、「なぜそうなのか?」については書かれていません。
その他の本も、だいたいそうです。
前提として「そうなっている」というところからスタートするのです。
もちろん、この本に書かれていることはすべて真実だから、信じなさいというつもりはありません。
それはこの本の中にも、そう書かれています。
誰かの考えを押し付けられたり、あるいは誰かの考えを鵜呑みにして自分のものだと思いこむことは、私たちが行なってきた間違いなのですから。
自分の魂の声、つまり感情をしっかりと味わうようにと、この本では勧めています。
感情を味わい尽くさないと、次の段階には進めないのだからと。
そして、常に自己中心的であれと言います。
自分の人生において重要なのは、自分がどう感じたかということなのだからと。
他者がどう感じるかは、他者に任せておけば良いのです。
仮に他人がある出来事によって怒った場合でも、そのことに責任を感じる必要はないということです。
そうではなく、他人が怒ったという出来事に対して、自分がどう感じ、どういう自分であることが良いと考えるのか、ということが大切なのだと。
似ているようで、実はまったく違う対応なのです。
何度も何度も読みながら、頭の中になかなか入っていなかった部分です。
いえ、少しは私も変わってきたと思うのですが、改めて読むと、まだまだだなあと思うのです。
でも、悲観はしません。それどころか、楽しんでいます。
より大きな自分を体験すること。それが魂の目的なのですから。
なお、だからと言って他の本を読むのは不要だとか、意味がないということではありません。
たくさんの言葉で語られていることを知ることは、自分の考え方を形成する上で有効だと思いますから。
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