その中でも特に重要なエッセンスは、最初の章の先頭に書かれている言葉に集約されています。
第1章:信念
二流の人は「できない」と思い込み、一流の人は「できる」と考える
もうこれがすべてだと言い切って間違いないでしょう。
成功した人と言うのは、自分が描いたことや目標が、自分にできないなどとは考えないのです。
それは、大リーガーのイチロー選手が小学生のときに、大リーガーになる夢を書いた作文を読んでもわかります。
これだけ練習をやっているのだから、大リーガーになれないはずがないと言い切っています。
また、ピーター・セージ氏も、その著書「自分を超える法」 の中で、できるかできないかわからないところに思い切って飛び込む勇気が大切だと言っています。
その心の不安定さをどれだけ楽しめるかが、人生の質を高めると言うのです。
私が尊敬する上杉鷹山公も、次のような歌を息子への教訓として残しています。
為せば成る 為さねば成らぬ なにごとも 成らぬは人の 為さぬなりけり
最初から「できる」「やれる」と思い込んで(決めて)取り組むから、成し遂げることができるのです。
では、二流の人(成功できない人)というのは、どうしてそう考えられないのでしょうか?
それは、怖れているからです。
「もしできなかったらどうしよう?」
恥ずかしいこともあるでしょうし、失敗した時の経済的なダメージや、精神的な苦痛もあるでしょう。
それらが怖い(不安だ)から、勇気を出して「できる」と考えられないのです。
その不安がどこから来るかと言うと、自己肯定感が低いところからです。
「どうせ自分なんかできないよ。」
そう言って自分の評価を自分で下げているから、一層、不安になるのです。
自己評価が低いのは、子どもの頃に愛されなかったことが大きな原因です。
子どもの頃に認められ、褒められ、応援されてきたなら、自分は自分のままで良いのだと思えます。
けれども否定され、拒否されることが多いと、自分が自分らしくあってはいけないのだと思い込むようになります。
「やっぱり親が悪いんだよ。オレの人生を、どうしてくれるんだ!?」
そう言って親や影響力のあった大人を責めるのは、彼らがかわいそうと言うものです。
なぜなら、子どもを愛せない大人というのは、また同じように、子どもの頃に愛されてこなかったのです。
愛されなかった子どもが大人になると、同じように子どもを愛せません。
虐待を受けた子どもが、大人になって自分の子を虐待する。それと同じことなのです。
だから、その「愛されないから愛せない」という連鎖を、どこかで誰かが断ち切る必要があるのです。
誰が?
あなたです。
あなたがやらずに、いったい誰がやるのでしょう?
このブログを読んだのは、偶然だと思われますか?
この世に偶然などありません。
すべて必然です。
あなたがこの記事を読んだのは、あなた自身が引き寄せたからです。
あなたがこの気づきを必要としたからです。
そのちょうど良いタイミングで、この記事を読んだのですよ。
あなたが連鎖を断ち切り、幸せになるということは、あなた自身を救うだけに留まりません。
その行為は、人類を苦しみの淵から救うことになるのです。
あなたの踏み出す一歩がどんなに小さな一歩だとしても、それは人類にとって歴史的な、希望の第一歩となるのです。
なぜなら私たちは「ひとつのもの」であり、あなたが行うことは、他の生命に必ず影響を与えるからです。
月面着陸を果たしたアポロ11号のアームストロング船長は、そう言わなかったでしょうか?
「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」
だから、勇気を出して前に進みましょう。
たくさんの生命が、あなたの一挙手一投足を固唾を飲んで見守っています。
あなたが幸せになることを決意したとき、そのたくさんの生命が歓喜の声をあげるでしょう。
あなたは彼らの、希望の星となったのです。
「自分の磨き方」の本には、こうも書かれています。
第2章:勇気
二流の人は恐怖の前に屈服し、一流の人は勇気を奮い立たせる
あなたには、人類(生命)を救う使命があるのです。
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