2012年08月17日

経済は政治を超える

私は、国士舘大学で政経学部政治学科に所属し、国際政治学を中心に学びました。

国と国との平和な関係とか、共産主義や資本主義(自由主義)と言ったイデオロギーに興味があったからです。


3年と4年のときは国際政治のゼミを履修し、卒業論文は世界国家樹立の可能性について書きました。

内容はお粗末なものでしたが、アメリカ合衆国の成立を手本にしたものです。

国家であった各州が共通の理念のもとに結集し、国を超える全体像(連邦国家)に一部の権限を移譲しました。

そうすることで最高の主権を持つ国家が、それ以上の存在を作って従う関係になったことを、世界国家のモデルにしたものです。


そのころから、どうすれば世界は平和になるのかを考えてきました。

その結論が、経済の交流を進めることだったのです。



経済交流を進めると、当然、人の交流も進みます。

日常的に外国の人と交流するようになれば、それまでの価値観がガラリと変わります。


たとえば今、竹島の問題などで、韓国が嫌いになったと言う日本人が増えていると報道されました。

その個々の人たちは、どれだけ韓国と、あるいは韓国の人と、交流があるでしょうか?

おそらく、ほとんどないと思われます。

だから、他人ごとになれるのです。だから簡単に嫌いだと言えるのです。


たとえば、あなたに大好きなお兄さんがいたとしましょう。

そのお兄さんは韓国人の女性と結婚して、今は韓国で暮らしています。

それでも簡単に、「韓国が嫌いです」と言えるでしょうか?

おそらく言えないでしょう。


交流することによって、相手の事情を慮ることもできるようになります。

どれだけ親交があるかによって、される行為に対しても、起こる感情が違ってきます。

ですから、交流を深めることが、国家の垣根を超えることになるのです。



その点で、経済交流というのは非常に有効です。


そもそも第二次世界大戦が始まったのも、経済的なものが主な理由でした。

ABCD包囲網でエネルギー(石油や石炭)の輸入が難しくなったため、日本は独自の道を作ろうとしたのです。

それが戦争につながって行きました。

その反省があるために日本は、一部の国や地域、一部の資源に頼らないエネルギー政策を進めてきたのです。

戦争を回避して、健全に日本が発展するための方策を考えたのです。


国にとって、経済的な発展というのは、国民の生命とか最低限度の文化的生活を保証するためにも、最重要なことなのです。

もしその経済が、諸外国と深く結びついていたら、どうでしょうか?

その国を相手に戦争をすることは、自分で自分の首を絞めることになります。

ですから、滅多なことで戦争ができなくなります。


しかし、どちらかがどちらかに頼る関係ではダメです。

相互に補完し合う関係である必要があります。

それは、互いに互いを裏切れない関係にするためです。

両国は、運命共同体になるのです。



こういう関係ができると、両国の発展のためには、さらに経済交流を推し進めることが有効になります。

つまり、人、物、金という資源が、自由に行き来できる度合いを増やそうとする力が働きます。

ビザなしで入国できるとか、関税を撤廃するなど、どんどん垣根が低くなるのです。

そしてついには、国境がなくなる日が来るかもしれません。


島根県の住民が鳥取県の住民と領土を争わないのは、それがどちらに所属していても、個人にとってはどうでも良いからです。

個人にとって、どちらの県で手続きしようとも、大差がないからです。

このくらいに国と国との間の垣根が低くなれば、領土問題もどうでも良い問題になるはずです。



もちろん、これがすぐにできるなどとは言いません。

けれど、私たちがそれを進めなければ、子孫はその恩恵を受けません。

「一身の得喪(とくそう)は慮(おもんばか)るに足らず。子孫の得喪は慮る可し。」

言志録にある、私が好きな言葉 です。

たとえわずか一歩であっても、半歩であっても、私たちが推し進めなければならないのではないでしょうか。


恨みや憎しみは、とりあえず横に置きましょう。

「もし愛ならどうする?」

その問に答えることで、自分の生き方が見えてくるでしょう。

なぜなら私たちの本質は、間違いなく愛なのですから。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:14 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。

ランキングに登録しています。面白かったらボタンをポチッと押してね。
↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ

スポンサーリンク