2012年08月06日

自己主張できないことが幸いでした

私は子どもの頃から内気で、自分が思ったことを主張することが苦手でした。

たとえば友だち数人で何をして遊ぶか決めるときも、私は決まったことにしたがうだけです。

自分から「○○して遊ぼう」などと言うことはありませんでした。


また、何かにつけて損な役割を押し付けられました。

小学校のころは、毎年、学級委員長に選ばれました。

級長とも呼ばれ、親や親戚からは、名誉なことと喜ばれましたけど。

でも内実は、真面目でおとなしい私に、面倒な役割を押し付けただけです。

ですから学級委員という権限で級友に何かをさせるなんてことは、まったくできなかったのです。


高校のクラブ活動の時も、ハンドボールクラブでキャプテンをやらされました。

課外活動とは違いますが、学年の壁を越えて一緒に授業を受けたのです。

そのとき担当の先生から出席を取るように言われ、私はキャプテンの権限で下級生に、その役割を担わせようとしました。

するとその下級生が言いました。

「てめえがキャプテンだろうが。てめえがやれよ。」

野球部のごんたー(方言で悪ガキのこと)ですから、同じ野球部の先輩には媚びへつらっても、関係がない先輩のことは先輩とも思っていません。

私はしょうがなく、自分でやることにしました。

同じクラブの同級生から言われました。

「もっとビシッと言ってやったらいいのに。」



私は、自己主張できる人をうらやましく思ってました。

本当は私だってわがままを言いたいこともあるし、利己主義的に他の人のことなんか考えずに、自分が得になるような行動を選択したいこともある。

けれども、それができませんでした。



小学校の時も、一度だけ同学年のボスと取っ組み合いのケンカをしました。

どうしても許せないことがあったのです。

私はカレを押し倒し、馬乗りになりました。

普段はおとなしい私が本気になって怒ったから、相手もひるんだのでしょう。

馬乗りになって相手の顔をげんこつで殴って...やろうと思った時、今度は私がひるみました。

優位に立ったことで満足し、それ以上、相手を傷つけることができなかったのです。

その瞬間、体を入れ替えられて、今度は私が下になってしまいました。

なすすべもなく、泣きながら防御するしかなかったのです。



他の人よりも得することとか、自分だけが美味しい思いをするということに対して、どうしても遠慮してしまうのです。

自分でも自分のことが不甲斐なかったです。

もっと強くなりたい。強くなって他の人を踏みつけてでも、のし上がるような生き方をしたい。

そういう思いもありましたが、私にはそれはできないと感じていたのです。


あるときから私は、あきらめました。

「自分はこういう性格なのだから、損をしてもしょうがない。」

そういうことを悩んでいることの方が、心が窮屈な感じがしていたのです。

ですからそうやって、開き直ったのです。

私は損をしてもいい。最初からそう決めていれば、何も悔やむこともない。



今になって思うのですが、それが運命の流れに乗って生きる方法 に近づくことだったのです。

タイへ赴任という話を聞かされた 時、正直に言えば、行きたくありませんでした。

岡山には買って半年しか住んでいないマンションもありました。

岡山で暮らして、毎月1回は田舎に帰って、両親に顔を見せて喜ばせたいとも思っていましたから。

それに私は英語がまったくダメです。ぜんぜん自信がありません。

それでも、誰かが行かなければならない。けれども、他の誰も行きたいとは思っていない。それなら私が行くしかない。

短い時間の中で、私がそう決心できたのも、今までの私の生き方があったからだと思うのです。


ピンチこそチャンスだと言います。

左遷されたり、失恋したり 、経験したくないようなことを無理やり経験させられることがあるでしょう。

でもそのとき、どういった態度でその出来事に臨むかによって、運命の流れに乗れるかどうかが決まります。


私は、これも自分の運命だと受け入れました。

そうして受け入れたからこそ、前向きに臨めたのです。


今になってわかることですが、タイへ来たことは正しい選択でした。

経済的にも、仕事の上でも、遊びにおいても、日本にあのままいたら絶対に無理だったと思えるような、豊かな経験と自由を得られたからです。


だから思うのです。

自己主張できない内気な性格であったことが、私にとって幸いなことだったのだと。

そのことに対して、開き直って受け入れたからこそ、道が開けたのだと。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:44 | Comment(0) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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