昨夜、妻と一緒にDVDを観ました。
1本目は、何だかよくわからず、途中で眠ってしまいました。
目が覚めたらエンディング。妻はオカンムリです。
「だって、なんだかよくわかんないんだもん。」
もう1本観るかと問う妻に、私はもうやめようと答えました。
すると、「せっかく買ってきたのに」とご機嫌ななめです。
「わかったよ。観るよ。今度は何?」
そう問うと、「The Lady」だと言います。
「アウンサンスーチーさんの映画?それなら観る。」
今度は私がノリノリです。だってこれ、観たかったんですもの。
「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」
タイでは、上映できなくなったのでしょうか?まったく予告もありません。
日本は7月21日から上映開始だったそうですが、タイが日本より遅いということは、まずないので。
この女優さんが、本物のスーチーさんにそっくりなのです。
本物に似せるために、映像を何度も見て研究し、過酷なダイエットまでやって体重を落としたとか。
微妙な政治に関わる内容だけに、様々な問題もあったでしょうね。
内容は、スーチーさんの半生を描きながら、家族の愛に焦点を当てています。
そのままイギリスで暮らしていれば、家族は幸せに暮らせたのかもしれません。
途中でミャンマー(ビルマ)を出れば、再びご主人とも会えたのかもしれません。
けれど、アウンサンスーチーさんは、愛する母国の人々と歩む道を選びました。
どれほどつらかったでしょう。
ガンに冒され、余命が短いとわかった夫に会うことさえ許されない。
そしてついに、ご主人は亡くなります。
それでも彼女は、涙を見せずに民衆の前に立つのです。
泣きました。
私ではなく、妻が。
珍しいです。いつもは私が泣くのに。
妻が泣くものだから、私は泣けませんでした。
「ちくしょー!今度は1人で見てやる!」
2012年07月26日
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