昨夜、妻と一緒に映画「バットマン」を観に行きました。
以前観ようとしたときは、良い席が埋まっていたのであきらめたのです。
さすがに5日過ぎたし火曜日だったので、今度は希望するソファー席が空いていました。
それでも真ん中から後は、ほぼ満席でしたけどね。
3時間近い長い映画で、さすがに疲れました。
以下、内容の一部がネタバレなので、これから観られるという方はご注意ください。
全体的な感想で言うと、「まあ普通」といったところです。
悪くもないけど、それほど感動もしませんでした。
その理由の1つには、私が英語を理解できないということがあることは、間違いないことです。
タイ語の字幕はありますけど、私には無用の長物です。
むしろタイ語吹き替えの英語字幕の方がありがたい。
ストーリー展開が理解しづらかったのです。
「なぜここで、こういうことをしなければならないの?」
そう疑問に感じることが多々あって、だんだんと興味が薄れてしまいました。
それとは別に、終わりに近いある場面で、私は非常に違和感を覚えました。
悪の軍団が刑務所に押し入り、囚人を解放するのです。
すると囚人たちは歓声を上げ、銃を手にして悪の軍団の味方になってしまいます。
「えっ、どうして?囚人だって、それぞれ考え方が違うでしょう?」
アメリカの映画を見ると、こういう場面がけっこうあります。
「囚人=悪」という図式です。
彼らは根っからの悪であり、スキを見せれば襲ってくる無法者だという価値観。
私は、どうもこの考え方に馴染めません。
最後は正義の味方の警察軍団と囚人軍団が壮絶なバトル。
これが勧善懲悪の象徴的に描かれていることに、またしても違和感を感じてしまいました。
彼らにも親があり、兄弟があり、妻や子がいるかもしれません。
何かよんどころない事情で法に反することをしたかもしれませんが、心の優しい愛すべき人かもしれないのに。
エンディングも違和感があったのですが、これを書くとさすがにまずいので、書かずにおきます。
まだ「ダイハード」の方が面白かったし、この前観た「スパイダーマン」の方が良かった。
それが正直な感想です。
とは言え、こういう違和感に気づけたということは、大きな収穫だと喜んでいます。
2012年07月25日
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