2012年07月19日

感情を制することは大変です

感情というのは魂の声であると同時に、大変大きなエネルギーです。

ですから湧き上がった感情そのものを制御しようとするのは、とても大変なことです。


エネルギーというのは、推進力に例えることができます。

たとえば車ならエンジンです。エンジンの出力が大きいということは、車が進むパワーが大きいということになります。

大きなパワーで進もうとする車を制御するのは、なかなか容易ではありません。

感情を抑えようとすることは、まさに進もうとする車の前に立ちはだかり、進まないように抑えるのと同じことです。


克己という言葉がありますが、たいていはこのように感情を制御しようとしたのです。

そのため、大変な修行や鍛錬を必要としたのでしょう。

お坊さんでも性欲を制御できないのは、この湧き上がる感情を抑えこもうとしたからです。

かなりの難行苦行をしたとしても抑え切れない感情というエネルギー。

一般の人にできるはずがありません。


お釈迦様も難行苦行を重ねましたが、それでは悟れないことを悟ったと言われています。

只管打坐(しかんだざ)という言葉にあるように、ただ座るだけで良いという座禅の考えは、お釈迦様が座禅の中で悟りを開いた所から来ているのです。


もちろん、そういった修行の効果を否定するものではありません。

たいへんな練習に耐えたのだから、自分たちが優勝できないはずがないと自信をもって試合に望み、みごと優勝したというスポーツの話はよく耳にします。

単に体力や技術が向上しただけでなく、精神的に強くなったことは間違いないでしょう。

つい、くじけてしまいそうになる自分の弱さを克服するために、滝に打たれたり、山野を駆け巡るなどの苦行も、それなりに意味があることだと思います。



それはそれとして、私は別の方法を勧めています。

それが考え方を変えるという方法です。

車の例にたとえるなら、感情がエンジンなら考え方はハンドルです。

湧き上がる大きな推進力を正面から止めようとするのではなく、方向性を変えることで自分に役立てれば良いと思うのです。

車のハンドルを切ることが容易なように、考え方を変えることは実に簡単ですから。


「そんなことないよ。怒るまいと思っていても、どうしても怒るようにしか考えられないもの。」

そう言われるかもしれませんが、それはまだ試していないから、よくわからないだけだと思います。

たとえば「どっきりカメラ」という番組がありましたが、あとでいたずらだったんだよとタネを明かすと、あれだけ真剣に怒ったり驚いたりしていた人が、思わず笑い出してしまいます。

どうしてそうなったかというと、考え方が変わったからです。

「いや、それは現実が変わったんでしょ。考え方じゃないですよ。」

たしかに、現実が変わりました。そしてそれによって、考え方が変わったのです。

では、現実が変わらなければ、考え方は変わりませんか?


たとえば、友だちが待ち合わせ時間になっても現れず、何の連絡もないとしましょう。

「何やってるんだろうなあ。連絡くらいよこせよ。」

最初はそう思って怒るかもしれません。

それで電話を掛けてみましたが、まったく出ません。

「あれっ、どうしたんだろう。ひょっとしたら事故にあったとか。そんなことになっていないといいけど。」

今度は怒りの感情から不安の感情に変わります。

これは現実が変わったように見えますが、そうではありません。単に考え方が変わったのです。

だって、電話を掛ける前でも、同じように考えてみることはできますよね。


そう、つまり想像してみるということです。

ひょっとしたらこうなっているかもしれない。

その考え方が、あなたの感情を変えるのです。


想像をより容易にするには、現実が幻想であると見破ることです。

夢の中にいながら「これは夢だ」と見破ることは容易ではありませんが、そう思い込むことは可能です。

そこには信念が必要です。

その信念を打ち立てる土台が、スピリチュアルな体験だったりします。

私は、そういう特異な体験をしなくても、理屈で考えればわかりますよという考え方なだけです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 11:37 | Comment(0) | 幸せ実践塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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