この週末、いつものゴルフ練習場へ行きました。
タイはゴルフ天国ですから、ゴルフをする日本人は多いですね。
その練習場にも、多くの日本人がやってきます。もちろん、タイ人もけっこういますよ。
最近はあまりラウンドをしないのですが、先週は久々にプレーをして、スコアはボロボロでした。
もう5年以上もやっているのに、110を超えるスコアが出てしまうほどヘボです。
それで今週は、もう一度ショットを安定させるための練習に取り組んだのです。
同じように打っているつもりでも、毎回当たりが違います。
連続で打ってさえこうですから、1回勝負の本番で、ミスショットが出るのも当然ですね。
「5年以上も同じことをやり続けて、まだこんなことも上手くてきないのか。」
そうがっかりする気持ちもありますが、それ以上に、ただ無心に打っていることが楽しいのです。
考えてみれば、幸せの実践だって同じことですよね。
ただ考え方を変えるだけなのに、わかっていながら上手くできない。
そんなことを繰り返しているわけですが、でも上手くできた時の喜びもあるし、目指す方向もわかっている。
「よーし、今度こそ上手くやってやるぞ。」
もうゴルフを楽しんでいるのと同じじゃありませんか。
ゴルフ練習場では、他にも幸せ実践のチャンスがあります。
ここには、バッグを運んでくれるボーイさんのような人がいます。
到着するとすぐにバッグをかついてくれて、打席に案内してくれます。
1箱40球入ったボールを何箱買うか言ってお金を渡すと、買って持って来てくれて、セッティングしてくれます。
これは基本的なサービスなので、本来は無料です。でも、20バーツのチップをあげることが普通になっていますね。
終わると今度は、使用したクラブを拭いてバッグにしまい、またかついで車止めまで持って行ってくれます。
車が来れば積んでくれるので、また最後に「ありがとう」と言って20バーツを渡します。
練習が終わったタイミングは、巡回しているフロアマネージャーみたいな人がいれば、その人に知らせます。
そうでなければ、ボーイさんでも、給仕の子でもかまいません。
たいていはこちらか言わなくても終わったことを察して、「終わりですか?」と尋ねてきますけどね。
この日は終わった時、近くに誰もいませんでした。
ちょっと離れたところに給仕の子がいたのですが、携帯電話を見るのに忙しく、こちらを見ようともしません。
大声を出せば聞こえるかもしれませんが、あまりそういうことはしたくないのです。
しばらく見ていたのですが、まったく振り向く気配がないので、私はあきらめて椅子に座りました。
以前もそんなことがあって、しばらく待っても来なかったから、頭に来てクラブを片付け、バッグを自分で担いで車止めに向かったのです。
するとボーイさんが途中で気づいて「担ぎます」と言ってきました。
「今さら担いでくれてもありがたくないよ。たったそれだけで20バーツ払うのもしゃくだし。」
そう思って私は、その申し出を断って自分で車に積んで帰ったのです。
「なんですぐに気が付かないかなあ。ちゃんと仕事しろよ!」
そんな気持ちで腹が立ったのです。
でも、気分が悪いのは私です。
せっかくお金を払って、時間を使って行ったのに、気分が悪いのではもったいない。
そう思って、それからはそういうことをしないようにしました。
今回は、10分待って来なかったら、自分で片付けて帰ろうと思いました。
ただ、途中でまたボーイさんが気づくかもしれないから、そのときは気持よくバッグを預けようと思いました。
20バーツくらい安いものです。それで楽しい時間が過ごせるなら、大したことではありません。
さて、10分位内に気づいてくるでしょうか?これもある意味でゲームですね。
私はその時間を使って、携帯電話でFacebookのチェックをしました。
「この待ち時間があったから、こうやってFacebookをすることができた。」
そう思ったら、その待ち時間も無駄ではありません。
そろそろ10分かなと思った時、フロアマネージャーが尋ねてきました。
「もう終わりですか?」
グッドタイミングです。
2012年07月16日
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