2012年07月12日

批判・非難をしない

これは難しいです。

最初に言っておきます。私も、なかなかできません。気がつけば、ついつい批判したり、非難していますから。

でも、よくよく考えれば批判・非難することは間違っています。

ですから、やめようと思うのです。



そもそも、どうして批判する必要があるのでしょうか?

それは、「正しいことは1つだけ」と思い込んでいるからではありませんか?

もしそうだとしたら、どうして正しいことは1つだけなのでしょう?複数あってはいけませんか?


たとえば、「1+1=2」は正しいですよね。他の人が「1+1=3」と主張したら、正しくないからと批判しなければいけませんか?

「いやいや、男1人と女1人が一緒になって子ども1人が生まれたら3人じゃないか。」

屁理屈のようですが、そういう理屈も成り立つわけです。

数学的に正しくないとしても、トンチ的には正しいのです。

そう考えれば、どっちが正しいかという議論は不要です。どちらも正しいのです。



科学は、お互いに意見をぶつけあうことによって、より真理に迫ろうという試みです。

ですから、互いの意見を出し合い、一定のルールのもとに相手の不合理なところを批判し合います。

これは建設的な議論と呼ばれるものであって、一般的に「批判」という言葉で説明することとは、少し意味が違います。


通常の「批判」は、自分の考え方が正しいということを認めさせるための行為です。

自分が正しいと証明するために、相手を間違っているとせざるを得ないのです。

つまり、最初から答(=自分の方が正しい)がある主張なのです。



非難は、相手を批判し、それでも屈服しないとき、相手に罪悪感を抱かせようとする行為です。

たとえば、朝のゴミ出しの時間を守らない近所の人がいたとしましょう。

「ああいう人がいると、ゴミが出っぱなしになって、カラスが生ゴミを突くから困るのよ。本当に、やめてほしいわ。」

このくらいなら「批判」です。これが「非難」になると、こんな風になります。

「なんでゴミ出しの時間を守らないのよ!みんなが迷惑するじゃない。そんなこともわからないなんて、バカじゃないの?社会人として最低だわ。」


こういうことを言われると、嫌な気分になりますよね?

誰も、自分が受け入れてもらえないことは嫌なものです。

そして、自分が拒否されることを怖れる人は、他人から批判・非難されないようにしようとするでしょう。

逆に言えば、批判・非難する人の目的は、相手を自分の思い通りにしたがわせることです。

つまり、他人を変えようとしているのです。


特に非難する人は、相手が完全に屈服することを望んでいます。

自分だって非難されたら反発するとわかっているのに、それでも非難せざるを得ません。

なぜなら、怖いからです。不安から衝動的に自分を守ろうとして、相手を屈服させたくなるのです。


誰かから迷惑をかけられた時、謝罪がないと言って怒る人がいます。

そうやって怒った後で相手が謝罪すると、今度は誠意がないと言って怒ります。

これなども、非難しているのです。相手が完全に屈服してくれないと、不安でたまらないのです。



そういう構図になることを理解すれば、批判や非難が無意味だということがわかるでしょう。

相手は自由です。相手が思うとおりに考え、行動するのです。

でも、批判・非難する人は、相手の行動だけでなく、考え方まで変えたいのです。

それは、どう考えても無理というものです。


しかもこれは、自分の人生の決定権を相手に渡すことになります。

たとえば、「相手が誠意をもって謝罪すれば許すつもりだったのに...。」と言って怒って、相手を許せない人がいたとしましょう。

謝罪されない限りこの人は、ずっと嫌な気分で過ごさなければなりません。

この人が考え方を変えない限りは、この人を楽にしてあげられるのは、謝罪しなかった相手しかいないことになります。

これはつまり、この人が幸せになる決定権を持っているのは、相手だということになるではありませんか。


こんなバカバカしいことがあるでしょうか?

どうして自分が幸せになる決定権を、相手に譲らなくてはならないのです?

本来、人は自由です。つまり、自分で決められるということです。

決定権を他人に渡すと決めることもできますが、自分が握ると決めることもできるはずです。



マザー・テレサは、反対運動や批判活動にまったく関与しなかったそうです。

それはマザーが、そうすることの無意味さを知っていたからだと思うのです。


人は、自分が変わろうとした時だけ変わるのです。

変わろうという前向きな意欲を相手に起こさせるのは、北風よりも太陽だと、すでに多くの人は知っています。

あとは、それを受け入れるかどうかの問題なのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 21:18 | Comment(2) | 実践内容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■はじめまして。
とっても興味深い内容で
私が非難・批判に縛り付けられてきた意味がわかりました。

無意識ですが、ずっと他人を変えようと必死でした。

ブログで紹介させていただきたいと思います。
とても勉強になります。
Posted by 幸せのピンクうさぎ at 2012年07月12日 22:45
■Re:はじめまして。
>幸せのピンクうさぎさん

コメント、ありがとうございます。
私の体験から考えたことですが、おそらく多くの方が同じ思いかと。
どうぞ他の方にも話してあげてください。
Posted by 赤木 (幸せ実践塾塾長) at 2012年07月13日 00:24
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