昨夜(2012年7月9日)、チャオプラヤー川のナイトクルーズへ行きました。
日本からお客さんがあったので、バンコクの夜を楽しんでいただくために計画したものです。
予約したのは、シャングリラ・ホテルから出ているホライゾン号。
高級ホテルそのままに、豪華ブッフェがクルージング中に楽しめます。
桟橋に静かに到着した船を見ていると、それだけで幻想的な気分になりますね。
出稿するとすぐに、用意されたブッフェをいただくことができます。
正規予約だと2,500バーツもするだけあって、さすがに豪華です。(飲み物代は別料金です。)
タイ料理から西洋料理まで、何種類もの料理がずらっと並んでいます。しかも、どれも美味しくてハズレがありません。
デザートにもケーキやフルーツがたくさんあり、またチーズも何種類かあって、ワインのお供に最適だったようです。
食事が終わると、外に出て風に当たることができます。
ワット・ポー、ワット・プラケオ、ワット・アルンなどの名だたるお寺がライトアップされていて、それらを一望することができます。
上流に向かった船は、チャオプラヤー川に掛かる橋でもっとも美しいとされる、ラマ8世橋を超えてUターンします。
左右非対称に張られたワイヤーが、暗闇の中に浮かび上がります。
橋脚の向かって右側が川の部分で、その橋の重さをワイヤーで支えています。
向かって左側は、陸の部分になり、橋脚が倒れないように引っ張っています。
下りは、川面に浮かぶ他の船の明かりや、ライトアップされたいくつかの建物を楽しめます。もちろん、お寺も再び見られます。
昼間に見たら、チャオプラヤー川は土色に濁っているので、これほどきれいには見えないでしょう。
闇が余分な情報をかき消してくれるので、美しい姿だけが目に入ってくるのです。
約2時間のクルージングが終わってシャングリラ・ホテルに戻ると、ムッとした暑さが襲って来ました。
川の上は風があって涼しく感じましたが、間違いなくここは暑いタイの国。
日本から来られた方も、メガネが曇ってしまって驚かれたようです。
人々は昔、暗闇を怖れました。
それで灯りを発明し、夜でも明るくすることで安心を求めたのでしょう。
でもそうすることで、暗闇を楽しんでいたことを忘れてしまったのかもしれません。
暗闇には暗闇の良さもあったのです。
不安(怖れ)の気持ちを抱いて何かを見れば、そこにある良さが見えなくなります。
そこには必ず良いモノがあると信じて(決めて)見るなら、必ず良いモノを見つけられると思うのです。
2012年07月10日
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