2012年06月30日

がんばろう、福島!がんばろう、ニッポン!

今年の4月、妻とその友人を連れて、福島へ旅行してきました。

実は昨年の4月に福島旅行を計画していたのですが、震災の影響でキャンセルしてしまったのです。

それで、今年こそはと思っていたのですが、その願いを実現することができたというわけです。


4月の福島は、桜と雪が同時に楽しめる場所。雪と桜は、タイ人に大人気ですからね。

ただ今年は残念なことに、厳冬の影響で雪はたっぷりあったものの、桜がまだまったく咲いていませんでした。

その分は東京に戻ってから千鳥ヶ淵で楽しめたので、まあ良かったです。


昨年、泣く泣くキャンセルしたペンションのご夫婦も、元気そうでした。

ただ、客はめっきり少なくなったと嘆いておられました。五色沼の近くのホテルは、1つが閉鎖したそうです。

スキー場も、雪はたっぷりあるのに、客がほとんどいませんでした。

磐梯山の近くなので、原発事故による放射能汚染の影響はないのですが...。



今日、楽天市場のポイントの期限が切れるものがあったので、何か買い物をしようと思いました。

何を買おうかと悩んだのですが、やはり東北の支援になるものをと思って、福島の桃を買いました。



この前もNHKの番組で、桃の栽培農家の元を歌手のイルカさん が訪ねていました。

自前で除染をやり、放射能測定をやって、科学的に安全だと胸を張って言えるのに、なかなか売れないのだそうです。


それぞれに、いろいろな考え方があると思います。

それは、それぞれの人の価値観に照らし合わせて、正しいことです。

だから、東北の産品を怖がって避けるのも、震災がれきの受け入れを拒否するのも、東京電力や政府の対応を非難するのも、原発再稼働に反対するのも、逆に再稼働を進めるのも、それぞれ間違ったことではありませんし、どう考えるかはそれぞれの人の自由だと思います。

でも私は、誰かを批判・非難しているよりも、それぞれの人の素晴らしいところを見て寄り添っていたい。


たしかに、まずい対応があったかもしれません。もっとこうすれば良かったのにと、あとになって思うこともあったでしょう。

でも、そのときはそれぞれ、その人の価値観において最善のことをしたと思うのです。

怖い、逃げたい、自分を守りたい。様々な理由から、批判されるようなことをしてしまったかもしれません。

しかし、それも含めてその人なのです。愛すべき存在なのです。


赤ちゃんが走れないことを、私は批判も非難もしません。なぜなら、まだ走れるほどに成長していないからです。

何かに執着する気持ちがある限り、人は怖れを抱き、不安から身を守ることを考えてしまいます。

それはまだ、執着する気持ちを捨て切れないのですから、しょうがないのです。

しょうがないものを、どうして批判する必要性があるのでしょうか?


批判・非難するのは、その人の心にも執着があるからです。怖れがあるからです。

私は、そういう怖れも捨て去り、自由になりたいと思っているのです。



福島は、意外に思われるかもしれませんが、桃の主要な産地なのだそうです。

島根県出身の私からすると、桃と言えば岡山ですけどね。

残念ながらネットで買っても、私が食べることはできません。

親元に送って、食べてもらうだけです。


果たして、私の親は福島の桃を食べるでしょうか?

それはわかりません。わからないし、それは親が決めることですから、どうでも良いと思います。

食べずに捨ててもかまいません。桃には申し訳ないけど。

そんなことを思いながら、そんなに高くはありませんが、応援する気持ちを込めて桃を買いました。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 21:10 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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