私の考え方は、どんな出来事が起ころうとも、それは自分にとって良いことだと考えることができる、というものです。
一般的にポジティブ思考と呼ばれる考え方の一種だと思います。
しかし、ポジティブ思考という言葉で呼ぶと、間違って運用される可能性があります。
それは、どんなときでもネガティブな考え方をしてはいけないと思って、ネガティブな感情を否定してしまうという過ちです。
ネガティブな感情を否定してしまうと、そうなってしまう自分を受け入れられなくなります。
「やっぱり自分はダメなんだ。」
こういうように、自己否定の考え方に陥りやすいのです。
どうしてこういう間違いを犯してしまうのでしょうか?
それは、感情そのものをコントロールしようとするからです。
私も感情をコントロールするために、考え方を変えると言っています。
でもこれは、感情そのものをコントロールするという意味ではありません。
なぜなら、感情は結果だからです。魂の声だからです。
感情という形で生じた魂の声は、私たちにその原因となる考え方が相応しいものかどうかを教えてくれます。
ですから、生じてしまった感情は否定してはいけません。
感情は受け入れるのものなのです。
だから自分ホメの達人、谷口祥子さんの「そう感じてしまったんだよね。わかったよ。よしよし。」と受け入れる方法を、素晴らしいと言ったのです。
生じてしまった感情は、まずしっかりと受け止めなくてはなりません。なぜならそれは、魂の声なのですから。
その上で、その感情が自分に相応しいものだと思えないなら、他に見方がないか考えてみるのです。
事実を変えずに見方を変えると、そこから生じる感情が変わることがわかります。
結果的に感情をコントロールしているように見えて、実はそのもととなる考え方をコントロールしています。
感情は、考え方を変えるかどうかの判断材料にしているだけです。
単にポジティブ思考だとレッテルを貼ってしまうと、その違いがわからなくなる可能性があります。
ポジティブ思考そのものを否定するわけではありませんが、ネガティブな感情を否定しないように注意しましょう。
2012年06月29日
この記事へのコメント
コメントを書く
●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。