2012年06月18日

母親に銃口を向けたことがありました

小学校の4年生だったでしょうか。クリスマスプレゼントに、おもちゃの空気銃のライフルを買ってもらいました。

私、けっこうシューティングが好きなのです。

プラスチックの弾を入れて、3mほど先の紙で作った的を倒せるくらいの代物です。

服の上から当たったのでは、まったく痛くないほど、おもちゃらしいおもちゃでした。



ある日、私は何かあって母親に甘えたかったのです。

それが何だったかわかりませんが、たぶん一緒に遊んでほしかったのだと思います。

食事の前から何度かアプローチしたものの、ことごとく断られました。

「今、食事の支度をしているから、後でね。」「これから後片付けをしないといけないから、後でね。」

我が家では、母親に思い切り甘えようとでもすれば、父親の雷が落ちます。

どのくらいなら雷を落とされずに済むか、びくびくと頃合いを見計らいながらのアプローチです。


食事の後片付けが終わると、母は今度はテレビを見ています。

「待ってたんだから、少しは相手をしてくれたっていいじゃないか。」

そう思って再度言いに行くと、「少しは休ませてよ。今日は疲れたから、また明日ね。」と断られてしまいました。



さすがに温厚な私もブチ切れました。ウソです。ちょっとカチンときました。

それで、母親に相手になってもらいたくて、ちょっかいを出し始めたのです。

ついには買ってもらったおもちゃの空気銃で、母親を狙って撃ちました。


これにはさすがに母親も怒りました。そして、母親以上に父親が怒りました。

私は父親に怒られ、正座させられて説教を聞くハメになったのです。


しかも父親は空気銃を私の足に向けて撃ちました。

これは痛いです。だって半ズボンですから。素肌に直に至近距離から撃たれては、痛くないはずがありません。

「どうだ、痛いだろう!?お前は、自分がやったことをやられてみないと、何をやったのかわからないんだろう!?」

そう言われて、激しく怒られました。



私は、必死で謝りましたよ。だって、けっこう痛いんですもの。そんなことされて、誰が喜びますか。

でもそのとき、表面上は謝りながらも、私は思ったのです。


「ずるいよ。」


だって、そうではありませんか。私は母親を服の上から撃ったのです。痛くないように、ただ相手をしてもらいたくて、ちょっかいを出しただけなのです。

もちろん撃ったことは悪いことだと思います。でも、そうまでしたのは、母親がずるいと思ったからです。

食事の前からお願いし続けて、「待ってくれ」と言うから待ったのですよ。ずっとずーっと待ったのです。

待たしておいて、それでも相手をしてくれないから催促したら、疲れたから明日だなんて、そんなのずるいでしょう。

だから撃ったのです。いつも「約束は守れ」と言いながら、自分は守らない。それで誰からも咎められない。そんなの、ずるいよ。

さらに、その些細なことを捉えて、両親2人して1時間も私を説教しました。

そのエネルギーがあったら、どうして遊びに付き合ってくれないの?

そうすれば、私も銃を母親に向けることもなかったのですから。



よく、父親は毅然と叱らないといけないと言う人がいます。

物わかりの良い父親になってはいけないと。その壁をはねのけることで子どもは成長するのだと言うのです。


そういう考え方もあるのかなあと思います。

でも私は、もっと自分の考えを受け止めてほしかったと思うのです。そうすれば、敢えて叱られるようなことはしないと。



私がよく思っていたのは、次のようなことです。

「いつも疲れた疲れたと言って相手をしてくれないくらいなら、共働きなんかやめたらいいのに。」

「別に貧乏でもいいよ。肉が食べられなくてもいい。何も買ってくれなくていいから。」

そのくらい、もっと愛されたかったのです。

物質的に豊かになることよりも、ただただ、私のことを受け入れてほしかったのです。



中学か高校の頃、部活で遅くなり、夜9時くらいに帰宅したことがありました。

そのとき母が、食事をせずに待っていてくれました。

そのときの料理がどれほど美味しかったことか。

味はいつもの味だったでしょう。でも、特別に美味しかったのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:19 | Comment(0) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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