2012年06月11日

人様に働いていただくということ

前回のブログでメイドさんについて書きました。

自分ができることを敢えて自分でやらず、他の人にやってもらうことが人助けになる。

そういうように書いたのですが、私がそう考える元になった話を思い出したので、続けて書くことにしました。



誰から聞いたのか忘れましたが、こんな話を聞きました。


私の故郷の島根県には、昔、大地主がいたそうです。(今もおられるかもしれませんが。)

中国山地の広大な山を持っていて、あの「絶唱」という物語のモデルになったとか。

山陰の大地主、園田家の一人息子の順吉が、山番の娘の小雪と恋に落ちるという物語です。

映画にもなりましたね。

小林旭さんと浅丘ルリ子さん、舟木一夫さんと和泉雅子さん、三浦友和さんと山口百恵さんなど、有名な俳優さんが演じてきました。


その大地主さんのエピソードです。

島根県で大規模な飢饉が発生した時、村人を救うために支援をしたそうです。

そのとき、単に米やお金をばら撒くようなことはしませんでした。

仕事があるからと言って村人たちを雇い、働かせて給金を支払ったのです。

その仕事とは...。

木を切って薪(まき)を作るというもの。大きな薪の山を作らせました。

次の日はその薪を、数十メートル離れた別の場所へ運ばせました。

さらに次の日は、また薪を少し離れた別の場所に運ばせたのです。

こうして仕事を創り続け、村人たちに仕事を与え続けたというのです。



「なんて無駄なことをするんだろう?」

そう思われますか?

私はこの話を聞いて、「すごいなあ」と感心しました。

だって村人にも面子というものがありますから。いくら地元の名士だと言っても、ただお金をもらったのでは乞食と同じです。

またお金を貸すと言われても、返す宛もないので借りるのを躊躇するでしょう。

それが仕事なのですから、堂々と給金をもらえるのです。


1日の仕事が終わって給金を渡す時、その地主さん(の代理人)は、「よく働いてくれたね。ありがとう。」と言って労をねぎらったと思います。

村人たちも、その地主さんの考えに気づくでしょうから、心からありがたいと思って受け取ったことでしょう。



私も今は経営者として社員を雇っていますが、この気持を忘れてはいけないなあと思いました。

ついつい、働きが悪いと非難したくなります。小言のひとつも言いたくなります。

でも、そうじゃないんですよね、本当は。ただ愛するだけで良いのだと思いました。

だって、何とか役に立ちたいという思いで、仕事をお願いする方が気持ちいいじゃありませんか。ねえ。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:08 | Comment(0) | 私の考え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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