2012年06月10日

人身事故を起こしてしまいました

私が1つ目の大学に通っていた頃の話です。

私の車ではありませんが、知り合いの車を借りて運転していました。



雨上がりの午後だったと思います。

私は、信号のある交差点に向かっていました。

国道2号線を横断して、向こう側へ行きたかったのです。


信号が青になったのですが、前の車が左折しようとして止まっています。

そこには横断歩道はなかったと記憶していますが、人か自転車が横断しようとしていたのかもしれません。

幹線道路に入る側の信号は、青が短く赤が長いのです。

「もうすぐ変わってしまいそうだ。」

少し焦った私は、前の車を追い越そうとして、右にハンドルを切ったのでした。


そのときでした。前の車の陰から、スクーターが向かってくるのが見えました。

おそらく、向こう側から直進してきたバイクでしょう。

前の車に隠れていて、私はまったく気づかなかったのです。


「危ない!」と思って、私は急ブレーキを踏みました。

するとそのバイクは、スーッと滑るようにして転けたのです。



バイクは、私の車のほぼ真横あたりで転倒していました。

私が運転席から見ると、おばさんが運転していたようです。

「大丈夫だろうか?」と思って見ていたら、その女性はむくっと体を起こし、私の方を睨みつけました。


私は、そのまま止まりもせず、交差点を渡って行きました。

「だって、ぼくが悪いんじゃないもん。ぶつかってないし。」

「だいたい、ちょっと飛び出しただけじゃないか。避けられないほど飛び出たわけでもないし。」

「あのまままっすぐ進んだって、ぼくの車にぶつかることはなかったのに。」

「おばさんだから、バイクの運転が下手なんだよ。前ブレーキばかりかけるから、ロックして転倒しちゃうんじゃないか。」

そんな言い訳を考えながら、私は運転し続けたのです。



私もオートバイに乗りますから、オートバイの危険性はよくわかっています。

私自身も、前のタクシーが急に止まったために、急ブレーキをかけてタイヤをロックさせ、転倒したことがありました。

タクシーはそのまま走り去り、悔しい思いをしたこともあったのです。


そのときの状況が、私にどれだけの落ち度があったのかわかりません。

警察を呼んで実況見分することもなかったため、客観的なデータはないのです。

ただ言えることは、私の挙動がきっかけとなって、その女性がバイクごと転倒したという事実です。

そしてその女性が私を睨みつけたことからも、その女性は私を恨んだということです。

さらに言えば、私自身も、自分が悪かったかもしれないと思ったということです。

そう思ったからこそ、あれやこれや言い訳を考えなくてはならなかったのです。



この出来事は、いまだに私の心の中から消えません。

それだけ、私自身が苦しんできたのです。

自分が怪我をしたような事故も何度かありますが、それは思い出しても苦しくはありません。

しかし、自分が誰かを傷つけたことは、何度思い出しても苦しいのです。

あのとき、車を停めて詫びれば良かった。その後悔は、消えることがないのです。


ただ今は、その体験もありがたいことだと思います。

そうやって何度も思い出しては苦しむから、私は二度とそのようなことをしないだろうと思うのです。

あのおばさんが痛い思いをしてくれたお陰で、じっと睨みつけてくれたお陰で、私はそう思うことができるのです。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 12:12 | Comment(0) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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