内向的で、人と会うのが苦手な私です。
特に初対面というのは苦手ですね。緊張するんですよ。どう接したら良いかわからなくて。
子どもの頃はそれで、駅で切符を買うことすらできないほどでした。
今はさすがに、それほどひどくはありません。
もう50歳にもなりましたから、仕事で初めての人と会うなんて機会もありますから。
でも、生まれもった自分の基本的な性格は変わりませんね。
やはりまだ、初対面の人と会うときは緊張するのでしょう。だから、知らない人ばかりのところへは、積極的に行きたいとは思いませんから。
でも、それはそれで良いと思うのです。
無理に自分を変える必要性はないということです。
たしかに私は、「変えられるのは自分だ」ということを言っていて、何かを変えたいなら他人ではなく、自分を変えるようにと言っています。
でもそれは、あくまでも何かを変えたいなら、という前提があります。
自分が変えたくないと思っているなら、無理に変える必要はないのです。
一番まずいのは、誰か他の人の価値観に従ってしまうこと。
たとえば「ネクラは嫌われる」という誰かの価値観を受け入れ、「嫌われたくないからネアカに変わろう」と考えたとしましょう。
たしかに自分が変わろうとしたのですが、これでは自分が苦しくなるだけです。
なぜなら、動機となっている「ネクラは嫌われる」という価値観が、他人のものだからです。
そして「嫌われる」ということを怖れて、変わろうとしたからです。
「ネクラは社会の役に立つ」ではダメなのですか?
「ネクラは楽しい」でもいいでしょう?
あるいは「人から嫌われても大したことはない」と考えることもできますよね。
自己受容ができていない人は、まずは変わることよりも自分のままで良いと認めることが大切です。
自己受容ができると、今度は変わろうとする動機が違ってきます。
「ネクラを変える必要性はないけど、ネアカの方が楽しそうだから変わろう」
今度は変わることが楽しくなるのですから、苦しくなるはずがありません。
すべてがOKなのです。
いいですか?重要だからもう一度言います。
どんなことであれ、すべてがOKなのです。
弱い自分、ネクラな自分、内気な自分、自信がない自分、傷つきやすい自分...
どんな自分であっても、すべてそのままでOKなのです。
そこからスタートしましょう。
2012年06月03日
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