2012年06月01日

新興宗教にハマりました2

前回の続きです。

原理研究会に入った私は、仲間と集団生活をすることになりました。

まるで合宿をしているような楽しさがありました。

男女が何人かのグループでマンションの一室などを借り、そこで寝起きを共にします。


期待した乱交パーティーなどは、まったくありませんでしたね。(笑)

それどころか男女関係に関しては、おそらく他の宗教団体よりもはるかに厳しいと思います。

私たちメンバーは兄弟姉妹であって、男と女の関係になることは堕落することだとされたのです。

堕落というのは、決定的な教義違反であり、救うことのできない失態です。


世間の人は、男女が同じ屋根の下で暮らせば、男と女の関係になるのは必然というようにしか、考えられないのでしょう。

この経験は私に、世間の人の考えというのは、意外と正しいことではないということを教えてくれました。



仲間との集団生活は楽しかったのですが、勧誘とかの活動は、私にとっては苦痛でした。

そうするうちに徐々に、私は心が枯渇していったのです。

いったい何のためにそんな活動をやらなければならないのか、疑問も湧いてきました。

神は喜ぶためにアダムとイブを作った。けれど、イブは神を信じられず、アダムを誘惑して性的な関係を持ってしまった。

そのイブの堕落が人間の原罪となり、今に至っているのだと、教義では説明していました。

私は思ったのです。「そんなの、神のエゴじゃないか!?」


自分が勝手に子どもを作り、その子どもが言うことをきかなかったから罰する。

そんな理不尽なことがあるものか。だったら最初から、罰さなくてよいようにこの世を作ればいいじゃないか。

神は全知全能ではないのか?どうしてその神が、そんな不出来なことをするのか?


内気で、傷つきやすく、自信のない性格だった私です。

初めての人に会って、入会しないかと説得するなどという活動は苦手です。

それなのに、それをやらないと神からは認めてもらえない。

そのジレンマに、私はだんだんと耐えられなくなりました。



ライオンの親は、我が子を千尋の谷に突き落とし、這い上がってきた子だけを育てると言う。

それが神の愛だと言うのだろうか?

私は弱い子どもだ。強い子のように、崖を這い上がる力も気力もない。

親から見捨てられ、谷底で死んでいくだけだ。

親はそれでもかまわないと思っているのか?それでも這い上がった強い子と一緒に、喜べるのか?

親ライオンよ!神よ!それがあなたの望みか!?



私は、朝になっても起きなくなりました。

朝起きて、みんなと一緒に祈ることが苦痛になったのです。

またそうしていじけていれば、先輩から優しくしてもらえるのではないかと、期待した部分もありました。

本当に、愛に飢えていたのだと思います。



私の引きこもり生活は、このような集団生活の中で始まったのです。

当然、大学の授業にも出なくなりました。

この英語の試験をパスしないと留年するとわかっていて、結局、試験に出席しませんでした。

「どうせ落ちる。」

勉強もしていなかったから、受かる気持ちが出てこなかったのです。


前にも進めない。かと言って、後戻りすることもできない。

ただじっと、そこにうずくまっているだけ。

こうしていて、将来どうなるのだろうか?

考えても、考えても、答は見いだせない。

神よ!これもあなたが与える試練なのか?私はもう一歩も進めません。お願いだから、私を助けてください。

そう祈っても、神は何も答えてはくれませんでした。

<続く> → 「新興宗教にハマりました3」
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:23 | Comment(0) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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