2012年05月30日

50歳の私が結婚できた理由

「フラれてばかりの人生」 を読んでいただければわかるように、私は本当にモテない男です。

一時的にうまく行っても、最終的にはフラれて終わるのです。

そんな私でも、昨年(2011年)11月に結婚できました。

50歳にしてやっと結婚できた理由を、私なりに整理してみましょう。



相手は22歳年下のかわいらしいタイ人女性です。

「おまえ、犯罪だよ。」「田舎に連れて帰って、一緒に街を歩けるのか!?」

などと友達からは、手荒い祝福を受けました。

3人の親友は、それぞれとうの昔に結婚していますから。しかもそのうちの2人は再婚です。

私だけが昨年まで、未婚だったのです。



45歳ころに、私は悲劇的な破談を経験しました。

そのとき私は、相手の女性を恨む生き方ではなく、それでも愛する生き方を選択しました。

それが、私らしい生き方だと思ったからです。


そして、結婚することにこだわるのをやめました。

どうでも良いと思ったのです。

「結婚したくない」でもないし、「結婚したい」でもありません。

強いて言うなら、すべてを天に委ねる気持ちです。


破談から数ヶ月後のある日、以前から知り合いだった女性から、付き合ってほしいと交際を申し込まれました。

私は、すぐにOKしました。

どうでも良かったからです。

言葉にすると投げやりな感じですが、そうではありません。大したことではない、という感じです。


ただし、私は縛られないということを宣言しました。

お金もあげないし、私がやりたいことをやるからと。

結婚(交際)という果実を得たいがために、自分を偽ることをやめようと思ったのです。


後になって彼女が言うには、最初は冗談で交際を申し込んだのだそうです。

付き合っているうちに、だんだんと好きになったのだと。



約3年ほど交際したころ、私の帰省の時に、彼女も日本へ行きたいと言い出しました。

交際はしていますが、結婚の話はまだしていません。そんな状態で、実家に連れて行くことはできません。

それで彼女に、実家に一緒に行くなら、せめて正式に婚約しないと無理だと伝えたのです。

将来、結婚したければしても良いし、したくないならしないでもかまわない。それが私の気持ちでした。


しばらく考えて、彼女は結婚すると言ってきました。

約1年後の日程をお坊さんに占ってもらい、正式に婚約したのです。(※タイではそうやって、結婚の日取りを決めます。)


それでも私は、半分しか信じていませんでした。

なんと言っても、結婚式の3ヶ月前に破談になるという経験をしていますから。

ただ彼女を疑うという気持ちではなく、どうなっても良いと思うようにしたのです。

このまま結婚するならそれで良いし、仮に彼女が私を裏切ったとしても、それもまた良いと受け入れようと思いました。


良いとか悪いとか判断せず、彼女をそのまま受け入れようと思ったのです。

考えてみれば、愛するとはそういうことなのですよね。

私は、彼女を愛そうと決めたのです。



こうして私と彼女は結婚しました。

歳の差もあるし、文化も育った環境もまったく違う2人です。

タイ語で会話をしますが、私はそれほど流暢にはしゃべれないので、伝わらないことも多いです。

でもそれを、良いことだと思っています。


違いがあるのが当然だから、許せるのです。

言葉で正確に伝えられないから、受け入れるしかないのです。

そして、そういうことを教えてくれる彼女は、私にふさわしいパートナーだと思います。

彼女との出会いによって、私は本当の意味で愛することを知った気がします。



「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

私の好きなことわざです。

結果を気にせず、力を抜いて、飛び込んでみること。

水の感触を味わい、ただその中に居ること。

そうすれば、浮こうと思わなくても浮いてくるのだと。


私でもできたのですから、誰でもできると思います。

愛されることを求めるのではなく、ただ愛することを望む。

それが、50歳で結婚できた理由だと思っています。

posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:01 | Comment(2) | ├ 私の生い立ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
■そうだったんですね
こんばんわ。
そうだったんですね。東京でチャーミングな奥様を拝見しましたが、そんなに年が離れていたなんて・・。最近「年の差婚」をよく耳にしますが、これはすごいことですね。
まだ半年くらいしかたっていないということは、まだ「ご結婚おめでとうございます」も遅くないですよね!

「結婚するならそれでよし、裏切られても受け入れる」

これってなかなか到達できない考えだと思います。
本当に、人の縁ってわからないものですね。
最近の僕も、「無理に自分を取り繕って生きるより、今の自分をさらけだして、それでもいいという人と交流する方がいい」
なんて思っています。結局自分にウソをつかないといけないから、しんどいんですよね。
Posted by 【広瀬つみき】2・3歳の子育て専門★幼児教育アドバイザー at 2012年05月30日 18:35
■Re:そうだったんですね
>【広瀬つみき】2・3歳の子育て専門★幼児教育アドバイザーさん

お祝いの言葉、ありがとうございます。
自分をさらけ出すと楽になるというのは、本当ですね。
もちろん、批判に耐えるということも、必要になってくるでしょうけど。
Posted by 赤木 (幸せ実践塾塾長) at 2012年05月30日 19:02
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