2012年05月24日
みとめの3原則
これはビジネス書で、営業のための本なのです。
けれど、その影響範囲は仕事だけにとどまらず、人間関係全般に及びます。
「みとめる」ことで、すべてが上手くいくようになる、と言うんですね。
タイトルにもあるように、3つの原則があります。
みとめの3段階と言っても良いと思いますが、ホップ、ステップ、ジャンプとレベルアップしてくのです。
原則1:見とめる まずは受けとめるだけでいいんです。
原則2:認める いわゆる認める。受け入れることです。
原則3:皆豊める 最後はお互いに受け入れ合うことです。
普通はこう書かれても「みとめる」とは読めませんが、漢字から意味が伝わってきます。
著者の木戸さん は、こういうのが好きなようで、「がんばる」も「頑張る」じゃなくて「顔晴る」って書かれるのです。
私は木戸さんのメルマガも購読していますが、メールで質問をすると気さくに答えてくれます。
その人柄が素晴らしくて、ファンになっちゃいました。
この「みとめる」ということは、この前紹介した野口嘉則さんの「僕を支えた母の言葉」 に通じるものがあると思いませんか?
やはりそういうことなんだなって思います。
「なんだお前、こんなこともできてないじゃないか!」
上司からそう怒られたら、部下だってヤル気がなくなります。
そこを「みとめる」んですよと、木戸さんはおっしゃいます。
できなかったところを「できた」と言うんじゃありません。
できなかったとしても、「あなたは素晴らしいんだから」と「みとめる」んです。
私も会社で取締役をしているので、社員が思い通りに動かなくてイライラすることがあります。
でも、それじゃあダメなんですね。いくら怒っても、社員は動きません。
私も自身を戒めて、「みとめる」ことを実践したいと思っています。
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