これはある意味で、衝撃的な本でした。
トイレを掃除するだけでツイてくるだけでなく、宝くじに当たったとか、赤ちゃんができただなんて。
話題になっていたので、私も買いましたよ。
読みやすいだけでなく、薄い本だったので、あっという間に読んでしまいました。
そして、すぐに実践しましたよ。トイレ掃除。
と言っても、一人暮らしの水洗トイレですから、大したことではありませんでした。
それで私が何かツイている出来事があったかですって?
正直に言うと、何もなかったのです。
いえ、特別にツイていることが起こったと、思っていなかったのです。
今になって考えれば、また別のことを言うでしょう。
何も変わらなかったということが、そもそもツイているのだと。
タイで暮らせるようになったということも、それだけでツイています。
収入だって、日本にいる時より増えましたから、十分にツイています。
増えた収入で、親にいろいろなものを買ってあげられるようになったし、前からやっていた子どもたちの就学支援を増やすこともできました。
そんなことをさせていただけるなんて、ツイてますよ。
さらに昨年は、50年生きてきて、初めて結婚できたのですからね。これって、奇跡に近いじゃありませんか。
実は今は、トイレ掃除をやってません。
トイレ掃除は妻の役割りなので、あまり手出ししないようにしているのです。
でも、ツキとは何かということがわかっているので、何の心配もしていません。
ツキというものが何かを知るために、実践を促してくれた本だとも言えますね。
それと、今になって気がついたのですが、この本を書かれたのは、あの小林正観さんだったのですね。
読んだ当時、まったく気が付きませんでした。
小林正観さんの存在すら、そのときは意識していなかったからです。
あとになって、「もうひとつの幸せ論」などを読ませていただき、すごい方なのだなあと思いました。
たしか昨年、亡くなられたのでしたね。
トイレ掃除の本は、すでに誰かにあげてしまってないのですが、「もうひとつの幸せ論」は手元に残してあります。
またいつか、読み直したいと思っているのです。
こちらの本も、良い本でした。
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