2012年05月17日

他人を思いやる

「思いやり」という言葉は、大好きな言葉でした。

「重い槍」ではありませんよ。


そういえばTVアニメの「巨人の星」の主題歌に、「思いーこんだーら、試練の道をー行くがー男のーど根性るんるん」というのがありましたね。

その歌詞が流れる時、主人公の星飛雄馬が、必死になってローラーを引いている場面が映し出されます。

だからあのローラーは、「こんだら」という名前なのだと思ったと、私の友達が言っていました。

だって「重いこんだら」って歌っているからって。

ごめんなさい、ただ言ってみたかっただけです。


まあそんな話はさておき、「思いやり」というのは、本当に大切なことだと思います。

でもそんな思いやりが、余計なお節介になることもあります。

「小さな親切、大きなお世話」なんて、標語のパロディーもありましたね。

つまり、自分の価値観で相手もこうなのだろうと決めつけ、それに基づいて相手のために何かをしようとしても、場合によっては迷惑になることもあるということです。

「じゃあ、どうしたらいいの?」ってことですよね?


アメリカ・インディアンの教えを知っていますか?

「その人のモカシンを履いて1マイル歩くまでは、その人のことを批判してはならない。」

モカシンというのは、獣の皮を袋状にして作った靴のこと。

つまり、その人の靴を履いて1マイル歩かないと、その人の事情というのはわからないのだから、安易に批判するなっていう教えです。


実際にその人の靴を履いて歩けという教えではなく、事情は人それぞれだから批判するなという教えですからね。

そのへんのところ、勘違いされませんように。

つまり、「思いやる」というのは、相手の事情を「理解する」ということではなく、相手には相手の事情があるのだということを「思いやる=想像する」ということだと思うのです。


日本では、「盗人にも五分の理」という言葉がありますよね。

つまり盗みを働くような悪い人であっても、そうせざるを得ない事情があるのだということ。

だから盗みをしても良いとは言わないけれど、半分くらいは「そりゃしょうがないよ」と言える事情があるのだと。



思いやりというのは、もし自分が相手と同じ環境にいたら、同じことをしたかもしれないなあと想像すること。

だとしたら、批判なんてできるはずないですよね。

「批判するな」という命令ではなく、本当に思いやりを持てば、「批判などできなくなるはず」という意味です。


何かにつけ相手を責めたくなった時、アメリカ・インディアンの教えを思い出しては、相手を思いやることを自分に課したいと思うのです。

posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 20:13 | Comment(0) | 実践内容 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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