2021年09月03日

世にも美しい癌の治し方



坂爪圭吾さんがSNSで絶賛されておられたので買ってみました。坂爪さんとはお会いしたことがありますが、著者のムラキテルミさんとはお会いしていません。坂爪さんは親しくされておられるようなので、どんな方なのか興味がありました。

読んでみて思い出したのですが、この本の内容は以前、WEBサイトで見ているように思いました。特徴的な挿絵にも記憶があります。そして、石原結實医師の指示に従って癌を治されたということも思い出しました。


ではさっそく、一部を引用しながら本の内容を紹介しましょう。

ムラキさんは、純粋無垢、純情一直線の一途な方ですから、熱情のあまりこの「極く少食法で、どんなガンも治せる」というような印象を与える表現が時々出てきます。しかし同様のガンを患っている方がすべて、ムラキテルミ式の食事療法をやれば治る。などとは、医師の立場からは、とても言えません。しかし、ムラキテルミさんが「悪性の肝臓ガンを極く少食で治した」という事実は、厳然として存在します。」(p.7)

冒頭にある石原結實医師の推薦文です。特に余命宣告されたような癌患者や関係者は、藁にもすがる思いで治る方法を探しているものです。それに対して希望を与えることは意味があるとしても、絶対という保証はできないと釘を差しておられます。


DR.石原「全ての病気の原因は1つ

  血液の汚れ‼
  血液の汚れの原因は2つ
  1.低体温 と
  2.食べすぎ です。

  ガンは、
  血液の浄化装置ですから
  怖れることはありません」
」(p.31)

石原医師の著書も以前紹介していますが、ガンというものも絶対的な「悪」ではなく、理由があって存在するという考え方ですね。それが、汚れた血液を浄化するために存在するということです。

そうであれば、血液を汚れたままにしておいてガンだけ除去しても無意味です。だから血液をきれいにすることを勧められるのです。


家族や財産に恵まれて幸福だったヨブは、すべてを失い、重い病気にかかります。信仰も篤いヨブは、「何も悪いことをしていないのに、なぜこんな目に遭うのか」と嘆くのですが、神さまから、「私の与えることに文句を言うのか」と叱られてしまいます。やがて「今までこれだけの幸せをいただいたのだから、神様がご用意くださるなら、不幸も喜んでいただこう」と思えるようになるのです。」(p.88)

クリスチャンだというムラキさんは、聖書のヨブ記の一節を話して、自分も同じような心境だと言います。
病気とか事故とか、そうなってほしくないと思うことがあります。しかし、どんなに生き方を正して健康的な生活を心がけたとしても、そういう状況になってしまうことはあるのです。
そういう時、天を恨んだり、自暴自棄になってしまうこともできますが、ヨブのように受け入れて穏やかに生きるという選択肢もあるのです。


その当時、日本ではまだハルステッド法(大胸筋とともに癌を切除する方法)が主流でしたが、カナダでは、すでに温存療法が主流になりつつあったそうです。コータック療法もこの温存療法の進化した方法といえます。」(p.112)

ムラキさんが出会った癌サバイバーのお一人、すみれさんが乳がんを克服された事例に書かれています。コータック療法という名前を知らなかったのですが、高知大学医学部など、一部の病院でしか行われていないようです。
癌患者さんが、あちこちの病院で治療法を探し回るという話をよく耳にしますが、現場の医師が知らないことはあり得るとしても、日本ではまだ、治療法や事例に関する情報を一元管理して提供するというシステムが整っていないのでしょうかね。


食を慎み、体温が上がれば、体内神秘の力が動いて、体が治癒のシナリオも書いて勝手に「病気」を治癒します。「気」の浄化に必要なのは、浄化し易い体内環境だけでした。
 「空腹」であること。「体温が高い」こと。この2つだけです。
」(p.125)

ムラキさんは、ガンが治った後も好転反応のような症状が次々と襲ったことを書かれています。その最後が、腎臓結石でした。
ムラキさんは癌になる前、腎臓の働きが悪くなっていたのです。ムラキさんの身体は、癌を治して、やっと本丸の腎臓を治す働きができるようになった、ということかと思います。


江戸時代の有名な人相観(観相家)の水野南北が、人相を観ても当たらない人がいて、そういう人は食習慣が違うということに気づいたそうです。そこで「人の運は食にあり」として残したのが次の言葉です。
「腹八分目で医者いらず。腹六分目で老いを忘れる。腹四分目で神に近づく。」

この言葉は、インドのヨガの教義という話もありますが、少食が健康長寿につながるということは、現代科学でも動物実験でわかっていることです。また、動物が病気になった時は食べずにじっとしていることからも、断食が健康に良いとも言われています。

現代の栄養学はカロリー信仰のようなものがありますが、それでは説明できない少食を何年も続けておられる方や、さらに進んで不食の方もおられます。そういうことも考えると、栄養を摂るのが身体のために良いという考え方は、疑ってかかってもいいのではないかと思っています。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 09:33 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月06日

免疫力強化大作戦



この前、末期の癌を克服したムラキテルミさんの本「世にも美しい癌の治し方」を読んで、その治療をされた石原結實(いしはら・ゆうみ)医師の本を読みたくなって数冊買いました。これはそのうちの1冊です。
挿絵が豊富で読みやすい体裁となっています。絵はいげためぐみさんです。

石原医師の本は、すでに2冊ほどこのブログで紹介しています。(「100歳まで元気でボケない食べ方・生き方」「「食べない」健康法」)書かれている内容に大きな違いはなく、要は少食にすることと体温を上げることがポイントだという点で一致しており、それを貫かれています。
なので、どれか1冊だけでいいので、読んでみられることをお勧めします。

この本は、がん治療に特化したものではなく、一般的に免疫力を高めるということをテーマに書かれています。コロナの流行がもう1年以上も続いている中、有益な情報ではないかと思いました。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

さて、われわれ人間も、動物も、病気がひどくなると、食欲不振に陥るか発熱することが多いものです。われわれが食物を食べないと血液中の栄養素も不足がちになり、白血球も十分な「栄養素」を食べられなくなり、空腹になり、ばい菌やガン細胞などを食べる力(貪食力)が増します。
 また、体熱が上がると、われわれが入浴中やサウナ浴中はからだが温まりよく動くように、白血球もその働きが促され貪食力が増強します。
 そうです。免疫力=白血球の貪食力は、「空腹(少食)」のときと「からだが温まった」ときに強化されるのです。
」(p.2 - 3)

「はじめに」の部分に、このように結論が書かれています。免疫力という概念は、科学的なものではないのですが、その主要なものを白血球が異物を除去する力だと考えれば、白血球がよく働く環境にすることが免疫力を高めることになる、という理論なのですね。
そして、そのような能力を身体は最初から備えています。だから自然と食欲がなくなり、発熱するのです。


食べないとからだが冷えると思われがちですが、じつは反対。食べすぎは体温を下げ、免疫力をダウンさせてしまいます。なぜなら、たくさん食べると、血液は食べたものを消化しようとして胃腸に集まります。その影響で、熱を多く生む筋肉や肝臓、脳には血液が十分に送られなくなり、体温が下がってしまうからです。
 ですから、体調が悪いときに「いっぱい食べないと力が出ないから」などと、無理に食べようとするのはよくありません。
」(p.30)

筋肉が熱を生むということは、一般的に知られています。ただ、人間の深部体温が一定していることや、筋肉が少ないガリガリの人でも一定の体温を保っていることを考えると、必ずしも筋肉が体温を維持しているとは言い難い気がします。

ただそのことはさておいて、食欲がわかないとか発熱するという症状は、それ自体が病気ではない、という点に着目する必要があるかと思います。
私はレイキをやっていますが、そこでも症状は身体の浄化作用だと言っています。つまり自然治癒力の働きだということです。
このことからしても、食欲がわかないということは、身体が「食べるな」と言っているわけですから、無理して食べることは身体にとってよくないと言えるかと思います。


よく「朝食をしっかり食べよう」ということばを耳にします。「朝食は健康によい」というのが、世間の定説のようです。
 とはいえ、朝はなかなか食べる気がしませんよね。農作業をして日の出・日の入りとともに生活をしていたころと違い、現代人は夕食も遅めで夜更ししがち。そんなわたしたちにとって、朝食は必要のないものになってきています。白血球を空腹にするためにはむしろ、朝ごはんを抜いた”プチ断食”がおすすめです。
」(p.54)

断食が健康によいということは、最近はよく知られるようになりました。その一方で、朝食崇拝も相変わらずあります。
しかし、人類の長い歴史を考えてみれば、朝、食事をしてから活動するようになった時代は、そんなに長くありません。なぜなら、長い狩猟時代を考えてみれば、獲物を獲らなければ食べられないからです。運が良ければ、昼間得られた獲物を夕方に食べることができる。そんな生活だったでしょう。

また、農耕になってからも、農家は日の出とともに野良に出ます。朝ごはんを食べてからなどという余裕はありません。ひと仕事を終えてから食べるのです。

私自身、若い頃は朝食崇拝もあり、朝食を摂ってから出かけていました。しかし、寝坊した日には食べている余裕がありません。
そんなことから、忙しい朝に無理に食べなくてもいいんじゃないかと思うようになり、ダイエットをするようになってからは、朝食抜きをやっています。

一時期、朝、たんぱく質を食べると胃腸の働きを整えて基礎代謝がUPするという話を聞いて、朝納豆生活をやっていましたが、今はそれもやめています。


石原医師は、ご自身の理論を科学的に検証されているわけではなさそうです。多くの場合が推論だろうと思います。
しかし、その推論の正しさを、医療の中で適用することで確信してこられた。そういう感じがします。

したがって、先ほどの筋肉量が多いと発熱量が多くて体温が高まるという説も、私はちょっと懐疑的です。
この本では、どうやって筋力を高めるかという方法も紹介されてますが、それも通り一遍のもので、どのくらいやればどの程度筋力が高まり、どの程度発熱量に寄与するかというような科学的なデータは示されていません。

けれども、少食が健康長寿に役立つことは、動物実験では明らかになっています。また、昔からそう言われてきた経緯もありますし、私もその論理に賛同します。
体温を高めることに関しては、どうやってという方法論の根拠がやや乏しいようにも思います。ぜひこの部分は実証実験をして、データを出してほしいものです。

まだ科学的に正しいとは言えない理論だと思いますが、可能性は十分にあると思っています。

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タグ:石原結實
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 07:30 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月08日

体温を上げて健康になる



前回の「免疫力強化大作戦」に引き続き石原結實(いしはら・ゆうみ)医師の本になります。
これは別冊宝島homeというムック本です。内容は、石原医師のこれまでの本とほぼ同様ですが、オススメの運動のやり方とか食べ物の作り方などが、絵や写真入りでわかりやすく書かれています。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

日本人の死因は、第1位ががん、第2位は心疾患、第3位は脳血管疾患です。2位と3位が血栓症(血管内で血液が固まって起こる病気)ですから、これを防ぐには血液をサラサラに保つ必要があります。
 しかし、血液をサラサラにするというのは、水で血液を薄めるという意味ではありません。血液をサラサラにするためには、血液の汚れを取りのぞき、循環をよくすることが大切なのです。
 水は摂りすぎると体の熱が水分に奪われてしまい、体の冷えにつながります。体の冷えは体内の代謝反応を抑制し、そのため血液中に老廃物が残って血液がドロドロになり、逆に血栓症が起こる可能性を高めることがあるのです。
」(p.10)

重要なポイントが書かれていたので、少し長いですが引用しました。
ちなみに死因の第4位は肺炎、第5位は不慮の事故、第6位は老衰、第7位は自殺と続きます。さらに第8位は腎不全、第9位は肝疾患、第10位が慢性閉塞性肺疾患となっています。(厚労省の「平成20年人口動態統計」より)
このように、2位と3位は血管の詰まりが原因の病気です。その原因は、血液の汚れだという分析なのですね。この血液の汚れをきれいにしている臓器が腎臓と肝臓だということを考えると、8位と9位も同じ原因とも言えます。また第1位の悪性新生物(いわゆる癌)は、石原医師によれば血液の浄化装置だそうですから、これも血液の汚れに関係しているのです。

このように考えると、事故、自殺、老衰を除くと、肺関係の病気以外はすべて血液の汚れが原因だと推測されます。しかし、その汚れを水で薄めるべく、大量に水を飲むというやり方は上手く行かないと指摘しておられます。
石原医師は東洋医学にも精通しておられるようで、「水毒」についても解説されています。ここでは引用しませんが、水分過多は水毒になり、冷え、つまり体温低下を招いて、様々な病気の原因となるのです。


「がんは血液の汚れの浄化装置」という理論は、血液生理学者の森下敬一氏が打ち立てられたものです。胃がんなら吐血、子宮がんなら不正出血など、がんには出血がつきものです。このように、漢方医学では「すべての病気は血液の汚れからくる」と考えます。血液をサラサラにするには、化学薬品で一時的に症状を抑えるより、生活習慣を改めて体質改善をはかることが大切です。」(p.16)

石原医師は、癌も生活習慣病の1つだと言います。そして生活習慣が良くないことが血液の汚れにつながり、そこから多くの病気が発生するのだと。

その生活習慣の中で大きな比重を占めるのが食事、つまり飲食の習慣です。そしてその中でも、食べ過ぎという習慣が、もっとも悪影響を与えると言われるのですね。
また、ここでも指摘されているように、薬の飲み過ぎも長い期間を経て人体に悪影響を与えます。薬は最終的に肝臓で分解されますが、人体にとっては毒素であり、汚れなのです。


現代人の体調不良の大半は「食べ過ぎ」が原因です。たいして体を動かさなくても、1日3回、習慣的に食事を取り続けています。
 消化吸収が追いつかず、胃炎・腸炎を引き起こしているにもかかわらず、消化剤や整腸剤を使ってまで食事を取り続けようとしたり、栄養剤の点滴まで登場しています。
」(p.38)

食べ過ぎの問題点を指摘されていますが、現代人は薬に頼ってまでも食べようとしているという指摘は、まさにその通りだなぁと思いました。

この後、スウェーデンのカロリンスカ大学の研究報告より、外科手術後に高栄養の輸液をすると、肺炎や胆嚢炎などの感染症を引き起こしやすい、という指摘をされています。いわゆる細菌は、汚れた成分を分解する掃除屋なので、体内でも老廃物の掃除を細菌が担当しているということが表れている、というわけです。


このように、石原医師の考えは一貫しています。ほとんどの病気の原因は血液の汚れであり、その主たる原因は食べ過ぎにある。また水分の取り過ぎで水毒を引き起こし、体温の低下を招いている。それらが関連して、免疫作用が弱まり、病気を深刻化させている。

そうであれば、重要な対策は食べ過ぎないことです。そして体温を上げることです。そのための生活習慣が重要だというわけです。

最初に書いたように、対策としての運動や食事のレシピは、本に詳しく書かれています。気になる方は、手にとってお読みくださいね。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 08:33 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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