2020年01月13日

月の商人



日本における成功小説の元祖、犬飼ターボさんの本を読んでみました。もう1年前に出版された本ですが、Facebookで知って、昨年、ネットで購入したものです。ターボさんらしい物語の展開が、とても安心して読める小説ですね。


ではさっそく、一部を引用しながら、内容を紹介しましょう。しかし、これは小説ですから、ネタバレしない程度に引用させていただきます。

まずはストーリーですが、主人公は奴隷の女性、ミーナです。主人を殺して逃げた仲間のとばっちりで、主人殺しの容疑がかけられます。かろうじて川に飛び込んで逃げますが、どこにも逃げ場はありません。ただ、莫大なお金を支払うことと引き換えに、自由になれるという選択肢があるだけなのです。

川に飛び込んで気を失ったミーナは、賢者様と呼ばれる富豪に助けられます。その富豪は、1年のチャンスを与えるから、その間に自分でその金を調達してみないかと持ちかけます。商売のやり方を教えるからと。



成功する商人は、人々が何を必要としているかを探す。成功しない商人は、自分が売りたい商品を売ろうとする。」(p.23)

商売の鉄則ですが、売りたいものを売ろうとすれば無理が生じます。消費者が必要とするものを売れば、無理なく売ることができます。それが大原則なのです。

商売の基本は物ではない。人を見ること。誰が何を必要としているか、欲しがっているかを知ることじゃ」(p.23)

商品ありき、ではなくて、消費者ありき、が原則だということです。その上で、安く仕入れて高く売る。そうすることで、儲けることができるのですね。


成功する者は、どうしたらうまく行くかを考える。
 成功しない者は、自分を責める。
 とにかく自分を責めることをやめなければ、成功することはできないぞ。自分責めをやめて、自分育てをするのじゃ
」(p.25)

自分を責める、つまり自虐とか罪悪感を持つことをやめることですね。それより、つねに何らかの理由を見つけ出して自分を褒めることによって、自分を育てることが大切なのです。失敗に臆せず挑戦し続ける中にしか、成功はないからです。


では、今は”商人を目指している者”だと思いなさい。」(p.32)

今日からその言葉を今の姿勢で何度も唱えるように。唱えるうちに染み込み、自分の血となって流れるであろう」(p.33)

アファメーションですね。自分は奴隷だという信念が身に染み付いた人だと、「自分は商人だ」というアファメーションは、すぐには受け入れがたい。だからこそ、それを目指している存在だという受け入れやすいアファメーションを用いたテクニックです。

テクニックの部分はさておき、要は自分とはどんな存在なのかという自意識が高いかどうかが重要だという話です。自己肯定感を高めるとか、自尊心を持つと言いますが、自分は素晴らしい存在なのだと思えるかどうかが重要なのです。


「賢者様、お言葉ですがメグは私のためを思ってやってくれたことなんです。助けてくれようとしたんです」
 「その通りじゃ。しかし、大切な人を大切にするとは、相手を甘やかすことではない。その人の人生にとって良い影響を与えること。
 メグよ。お前が苦労して獲得した販売経路をただで使わせてやることは、ミーナの教育のためにもよくないのじゃ。
」(p.51 - 52)

友だちだからと考えて自分が損を引き受けることは、必ずしも相手のためにはならないということです。もし、相手が自分以外の誰かと親しくなったりすると、嫉妬心が起こる。もしそうなら、無理をしているのですね。

そして、無理をするということは、実は相手に愛を要求しているのです。「これまでと同様に仲良くしましょうね」というプレッシャーです。これは、「愛の取引き」ですね。


この後、ミーナは、ターボさんの「星の商人」にも出てきた人物と親しくなります。その助けを受けますが、商売は順調なものの、目標とする金額にはなかなか届きません。やはり奴隷としての罪は消せないのか!? 絶体絶命のピンチ!

さて、物語はどうなっていくのでしょうか。気になる方は、ぜひ本をお読みください。

book20200113.jpg
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 17:04 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

あり金は全部使え



ホリエモンこと堀江貴文さんの本を読みました。堀江さんの本はこれまでに、「お金はいつも正しい」「もう国家はいらない」「バカとつき合うな」を紹介しています。堀江さんは、いつも本質をズバリと指摘されるので、とても気に入っています。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

『アリとキリギリス』の世界は遠い過去だ。
 食べ物がなくなる冬など、もう地上には存在しない。
 いつでも腹いっぱい、安くて美味しい食べ物を食べられる。

 じゃあなぜ、貯めるのか?
 簡単だ。「貯金信仰」にとらわれているだけだ。

 古い時代からの幻想を、少しでも解いてもらうために、僕は本書をまとめた。
 声を大にして言いたい。

 あり金は、全部使え!

 それが、人としての信用を裏づけ、お金の本質を学ぶための最善策だ。

 誤解されてはいけないが、1円残らず使いきり、ボロボロの貧乏人になれと、売れない芸術家みたいなことを言っているわけではない。
 あり金をすべて使うつもりで、やるべきことをしよう。
」(p.8)

この「はじめに」に書かれている文が、この本の内容をすべて表しているかと思います。「貯金信仰」は「不安(恐れ)」から来ているのです。その不安によって萎縮してしまい、自分らしく生きられなくなっている。堀江さんは、そのことを指摘されているのです。


身体は大人になっても、行動の欲求は、3才児レベルでいいと思う。
 3歳時は、ご飯を食べていても興味がころころと移り変わり、ご飯をこぼして親を困らせる。好奇心を抑えられず、道路で走り出して、ケガしたりする。それで全然いいのだ。
」(p.28)

今、興味があることを、その好奇心のままに行動する。これは、まさにバシャールが勧めている「ワクワクする生き方」だなぁと思いました。


やりたいことが現れれば、後回ししない。やれるとき、その瞬間に乗っかって、やってしまうのが大事だ。
 できると思った順にチャレンジする。できそうかな……? などと躊躇していたらダメだ。できる! と確信して、やってしまおう。根拠はいらない。
」(p.50)

「できるかどうか」ではなく、「やりたいかどうか」で判断することですね。堀江さんは、自分自身で好奇心が強い方だと言われていますが、それをすぐに行動に移すことで、好奇心を育ててきたのでしょう。


好きになった女の子に、好きだ!と伝えるのに、腰が引けてどうするのか?
 断られる不安や、恥ずかしさは、とっくに捨ててしまった。
」(p.62)

堀江さんは、恋愛に対しても同じ姿勢を貫いておられるようです。アタックして成功することもあれば、玉砕することもあるとか。重要なのは結果ではなく、行為への情熱なのです。


これまでの人生で、親や教師、年長の大人の教えに従ったことは、一度も無い。
 僕が忠実に従っていた相手は、何かにのめりこんでいく自分自身。
 すなわち没頭だった。
 没頭が、僕を多くの遊びやビジネスとの出会いに導いた。
 お金や学び、そして生きていく楽しさを教えてくれたのは、家庭や学校ではない。没頭体験がすべてだ。
」(p.68)

自分の好奇心にしたがって、そこに全力で突き進むこと。これはまさにバシャールが言っていることですね。


仮に何か大きな目的があって、そのために投資をするのだという人がいたとしても、そんなことをするくらいなら別の、何か熱狂できる目の前のことにお金を使えと言いたい。株なんてギャンブルにすぎない。」(p.72)

堀江さんは、何かのためにお金を貯めることはもちろん、投資することも否定します。それよりも熱狂すること、没頭することが重要なのです。


誰だって、好きな遊びはある。遊びに没頭できる。
 生まれてから一度も遊んだことがないという人は、いないはずだ。
 好きな遊びは必ずある。中途半端にやめてしまって、遊びきっていないだけだ。
」(p.77)

何かに没頭すること、遊びにハマることが重要ですが、それは堀江さんが特別だからできるわけではない、と言うのですね。自分が中途半端にやめてしまうから、没頭しないから、ハマるものが見つからないのです。


お金の利便性と強さを盲信しすぎて、お金へのいびつな執着を生んでいるのだ。
 執着は、お金の本質を見抜くための思考を遮っている。そして少しの損を回避する(気がする)ために、貴重な時間を捨て、行列に黙々と並んでいるのだろう。
」(p.116)

月末に、お金を引き出すためにATMに並ぶ多くの人に対して、堀江さんはこのように言っています。現金にせずに、カード決済やオンライ処理で支払えば、余分なコストがかからないのにと。そして、自分の貴重な時間を無駄にしているのだと。


読書をしていれば、思考の筋肉をキープできる。
 分厚い小説や専門書を読まなくても、しっかりした取材に基づいて描かれた漫画でもいい。物語を丁寧に読むことで、思考の筋肉は鍛えられる。
 思考の筋肉は、物事を深堀りして、本質を見きわめるのに必要だ。
」(p.133)

このように読書を推奨しておられます。しかし、思考の筋肉を鍛えるのは、読書だけではないとも言われています。いけてる人に会って面白い話を聞いたり、めずらしい場所へ行って体験を重ねることの方が、時間対効果が高いとも言われています。


僕の行動原理はシンプルだ。
 楽しみが減る選択はしない。
 ときに非合理でも、ともかく楽しいと感じた道を行く。
 目標設定は、自分の限界を勝手に決める行為だ。
」(p.191)

堀江さんは、目標を決めないと言われています。ゴールを設定してしまうと、そこが限界になってしまうと言うのです。目標を定めなければ、もっと違う楽しさがあるかもしれないのに、それを捨てることになってしまうのですね。


堀江さんの考えは、どれもピンとくるものばかりです。私も、改めて、こういう考え方で生きようと思いました。

book20200114.jpg
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:32 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月21日

おくりぶた



この本というか漫画は、SNSで誰かがお勧めしていたものです。誰のお勧めだったかうろ覚えなので、ここでは名前を出しません。おそらく、スピリチュアル関係の方だと思うのですけどね。

したがって、内容はスピリチュアルなものです。作者は山賊さん。漫画なので、あまり引用することもできないのですが、少し内容を紹介しましょう。なお、私が購入したのはKindle版です。


物語は、農業(牧畜?)をしている若い男性が、飼っていた豚を1頭、トラックに乗せて出荷するシーンから始まります。男性は、自分が生きるために命を売るという行為について、考えてしまいます。

その夜、なかなか寝付けなくて起き上がった男性は、ふと振り返ると、そこに自分が寝ていることに気づきます。そこに、売られて行った豚がやってくるのです。

こうして男性は、豚と一緒にあの世に旅立ちます。


まず最初に、地縛霊を見かけます。この世に未練を残しているため、自分で自分を縛り付けているのだと。「ずっとあのままなの?」という男性の問いに、豚は「現状に気づくまでは、現状のままなのです」と答えます。

この答えが秀逸ですね。「神との対話」シリーズでもあの世のことが書かれていますが、まさにこういうことです。自分の思いで自分の現実を創造しているのですから、自分の思いが変わらなければ、その現実も変わらないのです。


このように男性は豚と一緒に、あの世を旅します。地獄へ行ってみたり、天国へ行ってみたり。そこに描かれている内容は、「神との対話」シリーズに書かれているものと本質的に同じで、実に的を射ているなぁと思いました。

ひとつわかったのが、死というものもまた
命の延長線上にあるものなのですね


天国で男性は、このように気づきます。こういう気づきは、実に本質的で素晴らしいと感じました。


山賊さんは「あとがき」で、命とか人生とかについて考え、いろいろな知識を得た集大成として、この作品を創ったと言われています。なので、様々な知識の寄せ集めみたいなものだと。

しかし、この作品にある一貫性は、おそらく、山賊さんが得た知識を、自分なりに体系的に捉えた結論ではないかと思うのです。そして、それが「神との対話」シリーズに書かれているものと、非常に似ているという点に、私は驚いたのです。

book20200119.jpg
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 19:19 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!



本田健さんバシャール本になります。大勢の日本人を誘って、アメリカへ行き、バシャールと対談されたことは知っていました。その時の対談内容から得たことを、この本にまとめられたのです。チャネラーはダリル・アンカ氏です。すぐに読みたかったので、私はKindle版で購入しました。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

でも、 途中、 止まら なかっ た のは、 なぜ だ と 思い ます か?
  私 の 場合 は、「 未来 の 自分 に対する 好奇心」 でし た。
」 (Kindle の位置No.42-44)

健さんは、作家や講演家になるという夢を、何度も諦めそうになったと言います。しかし、好奇心があったから、諦めなかったのだと言うのです。未来の自分のことを想像すると、ワクワクして仕方なかったのだと。


第 3 段階 は、 自分 の 熱意 を もっ た こと に対して 行動 を 起こし、 いっさい 結果 に 期待 し ない という こと です。」(Kindle の位置No.198-199)

バシャールの「ワクワクにしたがう」という公式には、3つの段階があると言います。1つ目は、「ワクワクすることをやる」ということ。2つ目は、自分の最大限の情熱を傾けてそれを行うこと。そして3つ目がこの「結果に期待しないこと」なのです。しかも、この3つ目が最も重要だと言います。

このことは、「神との対話」シリーズでも言われています。行為に対して情熱を燃やしても、結果には期待しない。これが悟りだと書かれていました。


ときどき 自分 が 思っ て い た とおり、 描い て い た とおり に なる こと は あり ます が、 多く の 場合、 そう では ない 形 の 結末 で 終わり ます。」(Kindle の位置No.203-204)

ワクワクすることを情熱を持ってやっても、思い通りの結果になるわけではありません。そして、それを期待してもいけないのでしたね。なぜなら、ハイヤーマインドが、最もふさわしい結果を与えてくれるからなのです。


1つ 目。 あなた は 存在 し て い ます。 それ は 不変 で、 変える こと が でき ませ ん。
 2つ 目。 すべて が 今、 この 場 に ある という こと です。 それ を 変える こと は でき ませ ん。 事実 です。
 3つ 目。 すべて が 1つ で、 1つ が すべて です。
 4つ 目。 出し た もの が 返っ て くる という こと です。
 5つ 目。 これら の 法則 以外 は すべて 変わる という こと です。
」(Kindle の位置No.296-299)

「存在についての事実」はこの5つだけで、あとはすべて観念だとバシャールは言います。これは存在の構造を説明したもので、変わるのはこの構造をどう経験するか、どういう視点から見るか、ということだけなのだと。

本質的に時空がなく、「ひとつのもの」だけが存在している、という考え方からすると、1〜3はわかります。そして、その存在は創造主であり、思考(意識)によって幻想を創造するのだとすれば、4も明らかです。また、すべては変化するということも、「神との対話」シリーズに書かれています。変化しないのは、「変化する」という事実だけだと。


経験 は 自分 が 何 を 信じ て いる か という こと に 基づい て い ます。 すべて は 視点 に 基づい て い ます ので、 視点 が 変われ ば 経験 も 変わり ます。 でも、 存在 の 構造 自体 を 変える こと は でき ませ ん。」(Kindle の位置No.302-304)

経験というのは、自分の視点(見方)が作り出すものですね。


しかし、 相手 が それ に 注意 を 払う か どう か、 聞い て いる か どう か という こと までは、 みなさん の 仕事 では あり ませ ん。 そういった こと に 関与 する 必要 は あり ませ ん。」(Kindle の位置No.343-344)

私たちの仕事は、自分自身であることだとバシャールは言います。したがって自分に正直であることが重要であり、自分の真実を正直に語ることが大事なのです。しかし、他人がそれをどう受け止めるかを気にするなと言うのですね。後にも出てきますが、アドラーの言う「課題の分離」です。


私 が すごく パッション を もっ て 何 か し たい と 思っ た という こと は、 どこ かで 誰 かが それ を 受け取っ て くれる と いう こと が わかっ て いる から です。」(Kindle の位置No.357-358)

たとえ誰かが自分のことを思い通りに評価しないとしても、バシャールは気にしないと言います。「卒啄同時」という言葉がありますが、自分が何かに情熱を感じたなら、必ずそれを受け入れてくれる人が同時に存在するということなのです。


この 公式 を ぜひ 覚え て おい て いただき たい の です が、 自分 の もっとも 情熱 を もっ て いる こと に対して 行動 を 起こす、 しかも 自分 の 最大限 の 力 で それ に 臨み、 その 際、 いっさい 結果 を 期待 し ては いけ ませ ん。 期待 度 は ゼロ で なけれ ば なら ないのです。」(Kindle の位置No.446-448)

先に引用した3つの段階を、ここでまとめて説明しています。重要だと言っていた3つ目ですが、「期待度はゼロ」だと説明しています。完全に結果への期待を放棄すること。それが重要なのです。


前 にも いい まし た が、 何 が ほしい か という こと に 焦点 を 当てる のでは なく、 現在、 つねに 必要 な もの は 与え られ て いる と 認識 する こと です。   です から、 その 人 にとって 本当に パートナー が 必要 で あれ ば、 自動的 に パートナーは現れます。」(Kindle の位置No.537-539)

パートナーがほしいなら、「ほしい」に焦点を当てるのではなく、すでにほしいものは与えられているのだと認識することが大事なのですね。本当に必要なら、必ず与えられるのだからと。


ですから、すべての豊かさの表現に自分がオープンであることによって、もっとも効率的でもっともいい量の贈り物やシンクロニシティが現れます。」(Kindle の位置No.774-)

それは今お話したとおりで、お金しか自分の問題を解決してくれないと思い込みすぎることによって、そこで悩みが生じるわけです。
 絶対にこれをやるためにはお金が必要だと思い込んでしまうと、お金に対する信念がきつくなり、そのぶんそれにしがみつくことになって、事は流れていかないわけです。
」(Kindle の位置No.782-)

「豊かさ」ということを考える時、「お金」だけに意識を向けていると、他の「豊かさ」に気づかずに受け取れなくなったりします。だから、心をオープンにすることが重要なのです。


それは自分のパッションに基づいてやっていき、シンクロニシティを信じることです。やったことによってシンクロニシティが生じているということを信じることです。」(Kindle の位置No.850-)

自分が本来あるべき形であれば、他とフィットするとバシャールは言います。それに対して健さんが、自分の適正な大きさや形を知る方法を尋ねたのに対して、バシャールはこのように答えたのです。つまり、ワクワクにしたがって行動し、シンクロを信じて任せるということですね。


相手にとって役に立つかもしれないアイデアを提案するところまでがそちらですべきことであって、それを使うかどうかは相手しだいです。」(Kindle の位置No.1179-)

これは先にも引用したことと同様で、アドラーが言う「課題の分離」ですね。自分は自分の課題を、相手は相手の課題をこなせばいいんです。


それは将来、これから経験していく地球のバージョンです。 でも、それはステップ・バイ・ステップで起きることであって、そのために自分がみなさんのお手本となるようにふるまっていくことが必要です。そういうお手本が増えれば、それについてこられる人も増えるのです。」(Kindle の位置No.1328-)

これはアセンションというか、多重世界の話です。地球には複数のバージョンがあり、徐々に自分が選んだバージョンしか見られなくなる。愛を信じる人は愛のバージョンの地球に暮らし、そうでない人はそうでないバージョンの地球に暮らすというように、分離していくとバシャールは言います。そこで、自分がお手本となって、愛を示していくことで、そのことに気づく他の人も増えていくと言うのですね。


過去世というのは違う人が生きた違う人生であって、それは、今同時進行で起きています。それをぜひお忘れなく。」(Kindle の位置No.1408-)

本質的に時間はないので、過去と呼ばれる世界も、今同時に存在することになります。今現在の自分とエネルギー的につながることで、私たちはそれを過去の記憶とすることができるだけだとバシャールは言います。過去も現在も未来も、同時進行であって、どこに目を向けるかだけの違いなのだと。


でも、より大切なのは、それが誰であるか、何という名前を語っているかということよりも、その情報が自分にとって有効なのかどうかということです。
 得ている情報がポジティブで、大きく拡大するようなものであるかどうか、それとも小さくなるようなネガティブなものなのかと考えていけばいいのです。
」(Kindle の位置No.1473-)

バシャールは、今、自分とチャネリングできるのはダリル・アンカ氏だけであり、他は違う存在だと言います。ただそこで重要なのは、誰が本物か偽物かということではなく、その情報が有効かどうかということだと言います。こういう考え方は、「神との対話」シリーズでも言われてますね。


バシャールがダリル・アンカ氏を通じて私たちに語りかけるのは、自分自身のパッションによる行動だと言います。しかし、私たちがそれを聞くかどうか、信じるかどうかは私たちに任されたことであり、自由に決められるとも言います。これも、「神との対話」シリーズ、特に高度に進化した存在(HEB)が私たちを助けようとしているという話の、「神との対話 完結編」に書かれていることと符合します。

バシャールは、自分に厳しくしないようにと最後のメッセージで言っています。物事は思っているより簡単だから、真剣になりすぎずに、楽しむようにと。こういうメッセージも、「神との対話」シリーズの言葉と一致していて、私はすんなりと受け入れられます。

book20200118.jpg
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 20:09 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。

ランキングに登録しています。面白かったらボタンをポチッと押してね。
↓↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ