2019年08月09日
ショーケン最終章
メンターの吉江勝さんのメルマガで紹介されていたので、読みたくなって買いました。吉江さんのメルマガは次のブログ記事になっていますので、ぜひそちらもお読みください。「【書評】人生の折り返し地点に入った人への応援歌「ショーケン・最終章」」
著者は、ショーケンこと萩原健一さんです。歌手でもあり俳優でもあり、多くのファンがいます。タイトルに「最終章」とありますが、萩原さんは今年の3月に亡くなられています。つまり、これが遺作ということです。
読んでみると、彼がストイックなまでに役作りに没頭していることがわかります。芝居や音楽という芸術に対して、人生をかけて取り組んでおられたのですね。
ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。
「幸運にも私は日本を代表する映画監督や演出家、脚本家、カメラマン、そして俳優と一緒に作品をつくる機会に恵まれた。そこで学んだことは、この体に刻み込まれている。
本書に記すのはそのごく一部ではあるけれど、創造の現場に情熱とエネルギーが渦巻いていた時代の証言として、またそれをいまに生かそうとする模索の記録として読んでいただければと思う。
だから、この本はショーケンという俳優・歌手の闘病記ではない。
人生に悔いがないよう納得のいく生き方を追求していった人間のドキュメントだ。」(p.4)
「はじめに」にこう書かれているように、萩原さんが、どう考えてどう生きてきたのかが、実によく描かれています。
「人間は生涯に何度か危機に直面するときがある。そのときにどうするか。
難所は誰でも必ず渡らなければいけない人生の踏切だ。遮断器が下りている間、待つか、それとも遠回りするか。正念場だ、じっくり考えよう、と思った。
どん底だと落ち込んで愚痴ばかり言っても前には進まない。生活をまず整えよう。健康に気をつけて体をいたわろう。なにしろ独り者なんだから。」(p.24)
1983年、32歳の時に大麻の不法所持で逮捕された萩原さん。2004年には人身事故を起こし、2005年には出演料の支払いをめぐるトラブルで恐喝未遂容疑で逮捕され、有罪判決を受ける。2006年には離婚。芸能界から締め出され、生命保険も解約しなければ暮らせないほどお金に困っていたころ、最初の奥さんとその娘さんからお金の無心をされ、それを機に縁を切って一人ぼっちになった。
そんな萩原さんは、酒と睡眠薬をやめ、生活スケジュールを決め、体を使うことで健康を維持しようとしたのですね。自堕落にならずに、いつでも最高の演技ができるように自らを整え、仕事を待ったのです。
「「まあいいか。よくやったよ」と自分を褒めた途端、先細りが始まる。だから自分を褒めないように、マゾヒスティックなまでに自分を縛ってきた。それは自分に飽きた偉大な先輩たちを見ているからでもあった。
いったん自分に飽きてしまうと、表現者としては致命傷になる。」(p.120 - 121)
「太陽にほえろ!」で正義の刑事をやり、「傷だらけの天使」ではエロや暴力にまみれたチンピラのような若者になり、「前略おふくろ様」では純朴で照れ屋の板前というように、様々な役をこなしてきた萩原さん。イメージが固定化して、それを受け入れてしまうことを「自分に飽きる」と言っています。
新しい可能性に挑戦しなくなったら「表現者としては致命傷」と考えていて、挑戦する生き方を貫かれたようです。それだけに、挑戦をやめてしまった先輩に対して、厳しい言葉を投げかけたりもしたのでしょう。
「信仰心を持ったり、信仰に関心を持ったりすることはいいことだといまも思う。けっして否定はしない。
ただ、あえて言えば、自分は”卒業”した。好んでお寺や神社には参らなくなったものの、行けば普通に手を合わせる。」(p.140)
瀬戸内寂聴さんや大阿闍梨の酒井さんなどと親交を結び、マザーテレサに会いに行ったり、四国八十八ヶ所のお遍路も何度も経験された萩原さんは、特定の宗教や宗派の信徒ではないものの、念仏を唱えたり毎日、神棚に向かって拝んだりなど、信心深い生活をしていたのだそうです。
それが2011年に結婚されてから、奥様の影響もあって、徐々に信仰の世界を離れて考えるようになったのだとか。汚れた人も多い芸能界の中で、いつしか宗教に助けを求めていたのだと自己分析します。それが、神に頼るのではなく、自分を頼るように変わったようです。
「私は清潔なものが好きだった。本当に清いものを探していた。」(p.142)
神に助けてもらうのではなく、自分が「清い生き方」を求めて生きる。生きる基準が自分軸になったのだろうと思います。
「一日一日を大切に生きようと思った。「大切に生きる」というのは、必死で勉強することでもなければ、心を入れ替えて暮らすことでもない。
ただ、一日をゆったりと過ごす。怠惰に暮らすわけでもなく、お迎えが来るのであれば、それに逆らわないということだ。
私がずっと考えているのは、「安楽死」だ。」(p.236)
2018年6月、余命1年半との宣告を受けます。病を患ったことは不快であるものの、何が何でも治そうとするのではなく、病のままでもかまわないという生き方を、萩原さんは選びます。その「死」に対する考えが「安楽死」なのです。
「私の言う安楽死とは、自分が逝くとき、逝った後のことを含めて不安に陥らず、心安らかなまま人生の幕を閉じることを指している。」(p.236)
どうせ治らないなら楽に死にたい、ではないのです。安楽な心を保ちつつ、穏やかに死を迎えるということです。
「残された人間が「最後は穏やかだった」「安心しきっていた」と温かな灯りを抱いて見送り、その灯りをともし続けてほしい。そのとき、私は初めて心置きなくこの世に別れを告げることができるだろう。」(p.237)
スキャンダルの標的にされてきた萩原さんは、残される人々、特に奥様のことが気がかりだったのですね。その奥様のために、穏やかに死にたいと思われたのです。
俳優、萩原健一、本名、萩原敬三さんは、2019年3月16日、病院の一室で愛する奥様に見守られながら、とても穏やかで安らかに、ゆっくり眠るように息を引き取られました。最後の言葉は、「ママ、ありがとう」だったそうです。
ガンによって、余命宣告を受けてからも、萩原さんは役作りに没頭されます。命が尽きることよりも、もっと大きな自分を見てみたいという欲求に突き動かされていたかのようです。
私は、ショーケンのファンでもなかったので、あまりよく知りませんでした。しかし、この本を読むことで、こんな役者さんだったんだなあと、改めて思いました。
そしてその生き様には、深く考えさせられました。私も私として、しっかりと生きようと思ったのです。
2019年08月16日
神へ帰る(目次)
「「神との対話」シリーズを読む」というメルマガをまぐまぐで発行しています。
過去ログを他のブログで公開していますので、こちらにリンクを貼って目次を作っておきます。
(※章、ページは単行本をもとにしています。またページは、メルマガに出てくる最も大きいページですが、メルマガで紹介する都合上、ページが前後する場合もあります。参考程度にご覧ください。)
また、露骨な性描写を含むような時は、メルマガのタイトルに「(18禁)」とつけます。
もしそういう内容は読みたくない方は、それを目印にしてください。
それからこちらで、過去ログ内の検索もできます。
どうぞ、ご利用ください。
「神へ帰る」
※「神との対話」シリーズの書籍紹介は、リンク先のページをご覧ください。
●はじめに,第1章
01「神なしに死ぬことはできない」
(2019年8月12)1回目(〜p.21)
●第2章
02「死は自分が引き起こしている」
(2019年8月13)1回目(〜p.27)
●第3章
03「自分の意志に反して死ぬことはない」
(2019年8月14)1回目(〜p.31)
●第4章
04「自分の中に真実はある」
(2019年8月15)1回目(〜p.39)
●第5章
05「すべての道は神に通じている」
(2019年8月16)1回目(〜p.45)
●第6章
06「「わが家」とは完了すること」
(2019年8月19)1回目(〜p.55)
●第7章
07「最初から「わが家」にいる」
(2019年8月20)1回目(〜p.65)
●第8章
08「死は決して悲劇ではない」
(2019年8月21)1回目(〜p.71)
●第9章
09「いつでも自分で死を選んでいる」
(2019年8月22)1回目(〜p.84)
10「創造主は犠牲者になれない」
(2019年8月23)2回目(〜p.87)
●第10章
11「課題から逃れることはできない」
(2019年8月26)1回目(〜p.93)
12「絶望から救われるために」
(2019年8月27)2回目(〜p.99)
●第11章
13「人の存在が神を証明する」
(2019年8月28)1回目(〜p.103)
●第12章
14「信じるものを見る」
(2019年8月29)1回目(〜p.116)
●第13章
15「選んだ視点が経験を創る」
(2019年8月30)1回目(〜p.130)
●第14章
16「死後も信じたことを経験する」
(2019年9月2)1回目(〜p.139)
●第15章
17「第三段階で神と一体化する」
(2019年9月3)1回目(〜p.152)
●第16章
18「すべては連続同時である」
(2019年9月4)1回目(〜p.164)
●第17章
19「私たちが時間の中を動いている」
(2019年9月5)1回目(〜p.174)
●第18章,第19章
20「死は多様な経験のため」
(2019年9月6)1回目(〜p.186)
●第20章
21「自分のアイデンティティを再確立する」
(2019年9月9)1回目(〜p.194)
22「永遠に続く生命のサイクル」
(2019年9月10)2回目(〜p.199)
●第21章
23「アップルオレンジの中の永遠の旅」
(2019年9月11)1回目(〜p.211)
●第22章
24「死は完璧に起こる」
(2019年9月12)1回目(〜p.219)
●第23章
25「無益な死も生もあり得ない」
(2019年9月13)1回目(〜p.235)
●第24章
26「私は神の一部として神を経験する」
(2019年9月16)1回目(〜p.247)
●第25章
27「死も誕生も同じこと」
(2019年9月17)1回目(〜p.257)
●第26章
28「マスターは魂のままに生きる」
(2019年9月18)1回目(〜p.265)
●第27章,第28章
29「つねに継続的に創造している」
(2019年9月19)1回目(〜p.286)
●第29章
30「目を通して神と一体化する」
(2019年9月20)1回目(〜p.294)
●第30章,第31章,第32章
31「死ななかったことにもできる」
(2019年9月23)1回目(〜p.331)
●第33章,第34章
32「何度も生き返っている」
(2019年9月24)1回目(〜p.350)
●第35章,第36章
33「死後は愛する人たちに迎えられる」
(2019年9月25)1回目(〜p.374)
●第37章,おわりに
34「すべての人は天使だ」
(2019年9月26)1回目(〜p.394)
過去ログを他のブログで公開していますので、こちらにリンクを貼って目次を作っておきます。
(※章、ページは単行本をもとにしています。またページは、メルマガに出てくる最も大きいページですが、メルマガで紹介する都合上、ページが前後する場合もあります。参考程度にご覧ください。)
また、露骨な性描写を含むような時は、メルマガのタイトルに「(18禁)」とつけます。
もしそういう内容は読みたくない方は、それを目印にしてください。
それからこちらで、過去ログ内の検索もできます。
どうぞ、ご利用ください。
「神へ帰る」
※「神との対話」シリーズの書籍紹介は、リンク先のページをご覧ください。
●はじめに,第1章
01「神なしに死ぬことはできない」
(2019年8月12)1回目(〜p.21)
●第2章
02「死は自分が引き起こしている」
(2019年8月13)1回目(〜p.27)
●第3章
03「自分の意志に反して死ぬことはない」
(2019年8月14)1回目(〜p.31)
●第4章
04「自分の中に真実はある」
(2019年8月15)1回目(〜p.39)
●第5章
05「すべての道は神に通じている」
(2019年8月16)1回目(〜p.45)
●第6章
06「「わが家」とは完了すること」
(2019年8月19)1回目(〜p.55)
●第7章
07「最初から「わが家」にいる」
(2019年8月20)1回目(〜p.65)
●第8章
08「死は決して悲劇ではない」
(2019年8月21)1回目(〜p.71)
●第9章
09「いつでも自分で死を選んでいる」
(2019年8月22)1回目(〜p.84)
10「創造主は犠牲者になれない」
(2019年8月23)2回目(〜p.87)
●第10章
11「課題から逃れることはできない」
(2019年8月26)1回目(〜p.93)
12「絶望から救われるために」
(2019年8月27)2回目(〜p.99)
●第11章
13「人の存在が神を証明する」
(2019年8月28)1回目(〜p.103)
●第12章
14「信じるものを見る」
(2019年8月29)1回目(〜p.116)
●第13章
15「選んだ視点が経験を創る」
(2019年8月30)1回目(〜p.130)
●第14章
16「死後も信じたことを経験する」
(2019年9月2)1回目(〜p.139)
●第15章
17「第三段階で神と一体化する」
(2019年9月3)1回目(〜p.152)
●第16章
18「すべては連続同時である」
(2019年9月4)1回目(〜p.164)
●第17章
19「私たちが時間の中を動いている」
(2019年9月5)1回目(〜p.174)
●第18章,第19章
20「死は多様な経験のため」
(2019年9月6)1回目(〜p.186)
●第20章
21「自分のアイデンティティを再確立する」
(2019年9月9)1回目(〜p.194)
22「永遠に続く生命のサイクル」
(2019年9月10)2回目(〜p.199)
●第21章
23「アップルオレンジの中の永遠の旅」
(2019年9月11)1回目(〜p.211)
●第22章
24「死は完璧に起こる」
(2019年9月12)1回目(〜p.219)
●第23章
25「無益な死も生もあり得ない」
(2019年9月13)1回目(〜p.235)
●第24章
26「私は神の一部として神を経験する」
(2019年9月16)1回目(〜p.247)
●第25章
27「死も誕生も同じこと」
(2019年9月17)1回目(〜p.257)
●第26章
28「マスターは魂のままに生きる」
(2019年9月18)1回目(〜p.265)
●第27章,第28章
29「つねに継続的に創造している」
(2019年9月19)1回目(〜p.286)
●第29章
30「目を通して神と一体化する」
(2019年9月20)1回目(〜p.294)
●第30章,第31章,第32章
31「死ななかったことにもできる」
(2019年9月23)1回目(〜p.331)
●第33章,第34章
32「何度も生き返っている」
(2019年9月24)1回目(〜p.350)
●第35章,第36章
33「死後は愛する人たちに迎えられる」
(2019年9月25)1回目(〜p.374)
●第37章,おわりに
34「すべての人は天使だ」
(2019年9月26)1回目(〜p.394)
2019年08月23日
happy money
本田健さんの新刊が出たので、Kindle版を購入して読みました。この本は最初、英語で出版されたそうです。その翻訳を健さん自身がされて、日本語訳として出版されたものになります。
お金に関する本は、これまでに何冊も書かれていますし、翻訳も手掛けておられます。ある意味でこれは、健さん集大成という感じの本になっています。
※健さんの本の一覧は、こちら「本田健」のページをご覧ください。
ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介します。なおKindle版ですので、ページがありません。位置情報を入れておきますが、正確ではないことをご承知おきください。
「あなた が 持っ て いる お金 が「 Happy Money」 か「 Unhappy Money」 かは、 あなた の 収入、 資産 の 金額 で 決まり ませ ん。
あなた が どちら の お金 の 流れ に 入る かは、 あなた が お金 を 与え たり 受け取っ たり し た とき に、 その お金 が どんな エネルギー を 持っ て いる かで 決まる の です。」(Kindle の位置No.289-292)
「あなた が お金 を 受け取る とき に、「 感謝 する こと を 選ぶ」 だけで いい の です。 そして、 惜しみ なく お金 を 与え、 喜び や 感謝 を 込め て お金 を 払え ば いい の です。」(Kindle の位置No.294-295)
「はじめに」の中で健さんは、この本の結論を語っています。お金はエネルギーであり、それにはHappyとUnhappyの2種類があるのですね。もしHappyなエネルギーとしてのお金を扱いたいのであれば、「感謝」を「選ぶ」ことだと指摘しています。
「もし あなた が お金 を「 良い こと に 使う もの」「 豊富 に ある もの」「 自由 に 与え たり、 受け取っ たり できる もの」 と 考える よう に なっ たら、 内面 の 変化 が、 あなた の 外側 の 人生 に 反映 さ れ て いき ます。」(Kindle の位置No.338-340)
お金に対する信念が、現実に反映されると健さんは言います。これはどんな信念も同じで、Unhappyな信念なら、その信念が反映されるのです。
「そこで 博士 は、 コミュニケーション には 2つ の 種類 が ある と 主張 し て い ます。
愛 と 怖 れ です。
お金 に対する 向き合い 方 にも 2つ の 種類 が あり ます。
それ が お金 に対する 愛 か、 お金 に対する 怖 れ です。
あなた が お金 を 稼い で 使う とき、 そこ には 愛 か 怖 れがあります。」(Kindle の位置No.894-896)
健さんが翻訳したジェラルド・G・ジャンポルスキー博士の「愛とは、恐れを手ばなすこと」に書かれている内容です。愛と怖れ(不安)の2つのエネルギーがあるという指摘は、「神との対話」シリーズなどにもありますね。
「怖 れ の 反対 は、 愛 です。 愛情 を 抱く には、 怖 れ ─ ─ 何 かが 自分 を 傷つける のでは ない か、 自分 の もと から なくなっ て しまう のでは ない か といった 怖 れ を 抱か ない こと です。 愛情 を 抱く には、 あなた が 誰 を 愛する に せよ、 その 人 が いつも そば に い て くれる と、 心 の 底 から 信じ なけれ ば なり ませ ん。」(Kindle の位置No.928-930)
愛と怖れ(不安)が対極であることは、「神との対話」シリーズでも言っています。愛に留まるには、絶対的に信じることが重要なのです。
「幸せ で 豊か な 生活 を 目指す には、 倹約 しよ う なんて 考え ては いけ ませ ん。 むしろ、 意識的 に 使い ましょ う。 自分 が 幸せ だ と 感じ られる こと、 自分 の 欲しい もの に お金 を 使っ て ください。 意識的 に お金 を 使っ て いる と、 無駄遣い を し た とは 思わ なく なっ て いき ます。」(Kindle の位置No.1050-1052)
怖れ(不安)がなければ、安心してお金を使えるはずです。無駄遣いをせよということではなく、安心して、ワクワクすることに使うのです。
「将来 が 怖い という 理由 で お金 を 貯める 人 が たくさん い ます。 病気 に なる かも しれ ない し、 職 を 失う かも しれ ませ ん。 人 は、 不慮 の こと、 つまり 何 か 悪い こと が 起き た とき の ため に 備え て 貯金 し たく なる の です。 日本人 は、 特に そういう 考え方 を する 人 が 多い よう です。
ところが、 不安 や 恐怖 から お金 を 貯め て いる と、 お金 の 流れ の 中 に 怖 れ や 不安 ─ ─ 障害 ─ ─ を 増やす こと になり ます。
副作用 として、 いくら 貯金 し ても お金 に関する 不安 が 消え ませ ん。」(Kindle の位置No.1319-1324)
怖れ(不安)を動機として何かをする(お金を貯める)なら、そのエネルギーが現実を引き寄せますからね。
「つまり、 真心 を 持っ て 生きれ ば、 人 から 大切 に 扱わ れる だけでは なく、 全 宇宙 から 支え られ て いる と 感じ られる よう に なる、 という の です。
和平 さん に よる と、「 まろ」 が 増える と「 まろ アップ」 し、 人生 に たくさん の 奇跡 が 起きる と 言い ます。」(Kindle の位置No.1361-1363)
「 和平 さん は、 幸せ や 繁栄 の 鍵 を 握る のは、 優し さ、 寛大 さと 感謝 だ と 信じ て い まし た。 神道 の 教え に ヒント を 得 た 彼 は、 人 が どの よう に し て 人生 に 幸運 を 招き入れ て いる か について 研究 し、 自分 が 幸せ だ と 感じる 人 は、 常に 今 に 満足 し て いる という こと に 気づい た の です。」(Kindle の位置No.1386-1389)
お亡くなりになられた竹田和平さんは、健さんのメンターだったそうです。たくさんの著名人に影響を与えた方ですね。
その和平さんが提唱されていたのが「まろアップ」です。まずは自分が幸せだと感じ、現状に満足していることが重要なのです。
「今 自分 が 手 に し て いる すべて を 見 て、「 もう 十分 だ」 と 言える でしょ う か。
「もう 十分 に 自分 は 持っ て いる」 と 感じ られる なら 幸せ を 感じる でしょ う。
この 幸せ は、 あなた の 内面 から 生まれ て き ます。 しかも、 お金 が 入っ て くる 前 に。 あなた も 幸せ を 感じ たければ、 ただ ひたすら、 幸せ で 満ち足り た 感情 の こと だけを 考え ましょ う。「 自分 は もう、 十二分 に お金 を 持っ て いる」 と 感じ て ください。
そう すれ ば、 もっと 必要 に なっ た とき には、 どこ かから お金 が やってくる でしょ う。」(Kindle の位置No.1851-1856)
現状に満足すると進歩しないと言う人もいますが、健さんは逆のことを言います。まず最初に豊かであれば、現実が豊かになるのです。こういう考え方は、「神との対話」シリーズでも示されています。
「自分 は、 つながり の 中 の ほんの 小さな ピース に すぎ ない と 悟り さえ すれ ば、 自然 と 感謝 できる よう に なる でしょ う。
その つながり を 見る こと が できれ ば、 満ち足り た 気持ち に なれ ます。 たとえ レタス 1 枚 でも、 当たり前 だ とは 思わ なく なり、 ありがたい と 感じる でしょ う。 そして、ちょっとした こと への 感謝 の 気持ち は、 過去 や 未来、 現在 との つながり を 意識 する たび に、 どんどん 広がっ て いく の です。」(Kindle の位置No.2010-2013)
1食の食事が目の前にある時、それに関わった人たちのことを想像するだけで、「ありがたい」という気持ちになりますね。私たちは、大勢の見知らぬ他人とつながっている。それを意識することが重要なのです。
「自然の法則によって、やがてはお金が自分のところに戻ってくることを理解して、投資や支払いをするときも、感謝しながらお金を送り出すことです。」(Kindle の位置No.2113-)
出したお金はやがて戻ってくるというのは自然法則だと健さんは言います。だからそれを信じて、感謝することが大切なのです。
「ただ、こんな状況は一時的であること、また、もっと収入がアップしても問題が解決するとは限らないことを忘れないでください。ご存じのように、お金はあればあるほど使ってしまうものなのです。
むしろ、この厳しい時期を内省と成長の期間ととらえ、人生にお金の流れを引き寄せるためにやるべきことを見極めましょう(まずは、自分が「持っている」ものに感謝してください)。それから、幸せで情熱的にワクワクすることにフォーカスするのです。」(Kindle の位置No.2201-)
人生には、経済的に厳しい時期というのもあります。そんな時こそ、成長するチャンスなのですね。
「でもブータンでは、私が話を聞いた人のほぼ全員が、自分の人生に満足していました。彼らは、お互いを比較したり評価したりするゲームには巻き込まれていません。」(Kindle の位置No.2829-)
国民のほとんどが幸せだと感じているというブータンに行かれて、健さんはこのように感じたのですね。現状に満足しているからこそ、幸せだと感じられるのです。
「「不安」とか「恐怖」といったものに、ダマされてはいけません。私たちが不安に思っていることは、たいていは現実にはなりません。それなのに、私たちは自分のエネルギーの多くを心配することに費やしています。それでは、時間と才能と潜在能力の無駄遣いというものです。
あなたが「何かをやりなさい」という天の声が聞こえたような気がしたときには、リスクを負ってそれをやりましょう。たいていの場合、そうすることが正しい道であり、あなたを次のレベルに引き上げることになります。」(Kindle の位置No.2854-)
不安(怖れ)は幻想だということを、「神との対話」シリーズでも言っています。不安を乗り越えて、勇気を振り絞って直観にしたがって一歩を踏み出すこと。それが大切なのです。
「人生には、計画したとおりにいかない時期もあります。ですが、感謝の気持ちでいっぱいの心は、どんな荒海も乗り越えられる力を生み出します。ですから、事あるごとに感謝の気持ちを表しましょう。自分への感謝の気持ちも表しましょう。あなたが「感謝の気持ち」の流れの中で生きていたら、人生が思いも寄らない奇跡に満ちたものになるでしょう。」(Kindle の位置No.2955-)
一見、思い通りにならない状況が現れても、それでも感謝の気持ちを持ち続けることが大切なのです。しかも、自分へも感謝するようにと健さんは言います。まずは自分を愛し、大切に扱うこと。頑張っている身体に、いろいろ考えさせてくれる精神に、そして導いてくれる魂に対して感謝することです。
さすがに健さんの本ですね。内容が実に本質的で、普遍的です。健さんご自身がこのように生きてこられただけに、説得力もあります。改めて、健さんは偉大だなぁと思いました。
本田健
本田健(ほんだ・けん)さんのことを知ったのは、おそらくメンターの吉江勝さんからだったと思います。あるいは、箱根合宿の時の講師の鳥居氏からか、はたまたレイキや宝地図の望月俊孝さんか。
そしてお名前を知った時、すでに健さんの翻訳本を読んでいたことがわかりました。それで興味を持って、健さんのご著書を読むようになったのです。
当時は顔出しNGの方でしたので、どんな方だろうという興味もあり、福岡で行われたセミナーに、健さんに会うためだけにバンコクから行きました。本の印象とは違って、とてもひょうきんな方だったので、それも驚きでしたね。
また、バンコクで健さんに近い方とお会いする奇遇もありました。そういうこともあって、親しみを込めて「健さん」とお呼びしています。
◆本田健さんの本(翻訳、対談を含む)
・「ユダヤ人大富豪の教え」
・「愛とは、怖れを手ばなすこと」(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著)
・「あなたのお金はどこに消えた?」
・「幸せな経済自由人という生き方」
・「きっと、よくなる!」
・「お金と人生の真実」
・「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」(ロバート・シャインフェルド著)
・「「ビジネスゲーム」から自由になる法」(ロバート・シャインフェルド著)
・「あなたの夢をかなえる目に見えない力の秘密」(ロバート・シャインフェルド著)
・「未来は、えらべる!」(バシャールと対談)
・「一瞬で自分を変える法」(アンソニー・ロビンズ著)
・「人生を変えた贈り物」(アンソニー・ロビンズ著)
・「バシャールのワクワクの使い方実践篇」
・「人生の目的」
・「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」(アンソニー・ロビンズ著)
・「幸せなお金持ちになる本」(雑誌「ゆほびか」)
・「運命をひらく」
・「本調子」(共著)
・「happy money」
・「本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!」(バシャールと対談)
健さんは、「お金」と「幸せ」の両方に軸を置いたテーマを追求されています。ただ金持ちになればいいわけではない、ということですね。そのために、人生を信頼することを説かれています。
そういう健さんの考え方は、私がお勧めする「神との対話」シリーズととても親和性があります。だからこそ、健さんに親しみを感じるのだと思います。
※参考:「ナビを利用すると便利ですね」,「本田健さんの読者の集いに参加します」,「今夜出発します」,「「本田健 読者の集い」に参加しました」,「弁護士が脱いじゃダメですか?」,「「ひとつのもの」とつながる何かをする」,「出来事はすべて良いことです」,「自分で自分のコーチになる」,「読書は瞑想です」,「人生を信頼しよう」,「不思議な出会いがありました」
そしてお名前を知った時、すでに健さんの翻訳本を読んでいたことがわかりました。それで興味を持って、健さんのご著書を読むようになったのです。
当時は顔出しNGの方でしたので、どんな方だろうという興味もあり、福岡で行われたセミナーに、健さんに会うためだけにバンコクから行きました。本の印象とは違って、とてもひょうきんな方だったので、それも驚きでしたね。
また、バンコクで健さんに近い方とお会いする奇遇もありました。そういうこともあって、親しみを込めて「健さん」とお呼びしています。
◆本田健さんの本(翻訳、対談を含む)
・「ユダヤ人大富豪の教え」
・「愛とは、怖れを手ばなすこと」(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著)
・「あなたのお金はどこに消えた?」
・「幸せな経済自由人という生き方」
・「きっと、よくなる!」
・「お金と人生の真実」
・「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」(ロバート・シャインフェルド著)
・「「ビジネスゲーム」から自由になる法」(ロバート・シャインフェルド著)
・「あなたの夢をかなえる目に見えない力の秘密」(ロバート・シャインフェルド著)
・「未来は、えらべる!」(バシャールと対談)
・「一瞬で自分を変える法」(アンソニー・ロビンズ著)
・「人生を変えた贈り物」(アンソニー・ロビンズ著)
・「バシャールのワクワクの使い方実践篇」
・「人生の目的」
・「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」(アンソニー・ロビンズ著)
・「幸せなお金持ちになる本」(雑誌「ゆほびか」)
・「運命をひらく」
・「本調子」(共著)
・「happy money」
・「本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!」(バシャールと対談)
健さんは、「お金」と「幸せ」の両方に軸を置いたテーマを追求されています。ただ金持ちになればいいわけではない、ということですね。そのために、人生を信頼することを説かれています。
そういう健さんの考え方は、私がお勧めする「神との対話」シリーズととても親和性があります。だからこそ、健さんに親しみを感じるのだと思います。
※参考:「ナビを利用すると便利ですね」,「本田健さんの読者の集いに参加します」,「今夜出発します」,「「本田健 読者の集い」に参加しました」,「弁護士が脱いじゃダメですか?」,「「ひとつのもの」とつながる何かをする」,「出来事はすべて良いことです」,「自分で自分のコーチになる」,「読書は瞑想です」,「人生を信頼しよう」,「不思議な出会いがありました」
●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。