2015年10月11日

怒らない技術2



嶋津良智(しまず・よしのり)さんの3冊目の本を読みました。

嶋津さんの本はこれまでに、「子どもが変わる怒らない子育て」「不安をなくす技術」を紹介しています。

この本は、ベストセラーになった「怒らない技術」の続編になるのですが、あえてこちらを買ってみました。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

イライラや怒りへの対応方法には二つあります。
 一つは体質改善です。そもそも怒らない地頭をつくります。これは風邪をひかない体をつくるために、日頃から食事に気をつけたり、運動することに似ています。
 もう一つは対処療法です。怒りの感情が生まれたとき、どう対処するかです。
」(p.5)

このように2つの観点から、怒りをコントロールする方法を説明しています。


体質改善のときの有力な武器となるのが、「アンガーログ」(怒りの記録)です。いつ、どこで、どんなときに、どのくらい怒ったかを記録していくと、自分の怒りの傾向がわかり、イライラや怒りを少なくしていくことができます。」(p.6)

嶋津さんの手法の中で、この「記録する」ということは必ず出てきます。人はなかなか自分を客観視できないもの。だからこそ、こうして「記録する」ことが役に立つのだと思います。


すべての根源は、そのときの気分からはじまっているのです。
 気分がいいと、起きた出来事をプラスに受けとります。
 その状態でプラスの意思決定をして、プラスの行動を起こすことで、プラスの成果につながります。
」(p.32)

出来事が問題なのではなく、そのときの気分が重要なのだと言うのです。これは「神との対話」で、まず幸せになり、次にその幸せを原因として行動する、ということが書かれていますが、それと同じだと思います。

自分が幸せな気分でいたら、誰かから批判されても怒ったりせず、ゆとりをもって受け止められますからね。


イライラや怒りは、他人が自分に与えているものと思いがちですが、原因は自分のなかにあります。
 目の前に起きた出来事には、じつは何の意味もない。
 その出来事に対して、あなたが意味づけし、「イライラする」「イライラしない」「怒る」「怒らない」を決めているのです。
」(p.40 - 41)

これも「神との対話」に書かれていることと同様で、自分の感情は出来事や事実で決まるのではなく、そこに自分がどのような意味を与えたかで決まるのです。

イライラの原因は、あなたがかけている「価値観のメガネ」にあります。」(p.52)

常識にとらわれている人や、マナーを重視する人などは、自分が持っている価値観を絶対だと信じているため、それに反する行為を許せないと感じてしまいがちです。

けれども、その行為が怒りを与えたのではなく、自分の価値観を通してその行為を判断することで、怒りが生じただけなのです。


このように相手のよい点に常に焦点を合わせておくと、怒らないばかりか、大きな学びが得られるので、自分の成長につながります。」(p.60)

常に「この人はどこが優れているのか?」と自問するクセをつけることで、相手のよい点を探すことができると言います。そうすることが、怒らないだけでなく、自分の学びにもなるのですね。


なかでもよく使うのが「これはちょうどいい!」という言葉です。「これは参った」と思ったときでも、「これはちょうどいい!」とわざと声にすると不思議なことに、脳は自動的に「ちょうどいい理由」を考えはじめます。」(p.74 - 75)

これは前の本にも出てきましたが、「コーピングマントラ(魔法の呪文)」というスキルだそうです。

どんなときでもポジティブになれるよう、こういう呪文を決めておいて、口ぐせにするといいですね。


他人を変えるのはとても難しいのですが、自分が変わることで未来は変えられます。
 つまり大切なのは目の前にある状況に対し、自分にできることを行い、よりよい未来をつくるという考え方です。
」(p.78)

よく言われるように、他人と過去は変えられないものです。変えられないものは、そのまま受け入れるしかありません。

そんな変えられないものを変えようと無駄な努力をするより、変えられる今の自分を変えていけば良いのです。こんな当たり前のことですが、なかなかできない人が多いようです。

問題が発生したときに不平不満を言うだけでは問題は何一つ解決しません。責任を他人に求めるのは簡単です。ですが他者に責任を求めても、問題は解決しないのです。
 私は何かあったら、「ちょっと待てよ。相手が悪いのではなく、自分にできることはなかったかな」という呪文を投げかけます。
」(p.92)

不平不満、愚痴、批判、非難など、他者に責任を押し付けることは、問題解決には役立ちません。

怒るか怒らないかを決めるのはあなた自身です。」(p.102)

まず、自分が決めているのだと、しっかり受け入れることが重要なのですね。


ですが、こうしたネガティブな一般化をしていると問題を解決しようがなくなります。若者すべてを「宇宙人」と「自由人」の一言で片づけてしまったら、何も解決しないでしょう。思い込みは、物事を考え、問題を解決しようという芽を摘むことになります。
 別の言い方をすれば、「若者はわからん」という価値観のメガネで見ているのです。
」(p.177)

レッテル貼りとも言います。こうしてレッテルを貼ることで、その見方しかできなくなります。ですから思考停止するのです。


はじめは時間もかかるし正直面倒くさいと思うこともあります。しかし、続けていくうちに、部下である相手も「私が何を伝えたか自分の言葉で言ってみて」「そのことを君に伝えたのはなぜだと思う?」と最後に聞かれることがわかってきます。すると、話を聞く時の「聞き耳」が変わってくるので、コミュニケーションの質とスピードがどんどん上がります。」(p.186)

これは嶋津さんのコミュニケーションに対する考え方の基本的な部分です。

まずは、「伝わらないものだ」という前提を持つことが重要だと言います。その伝わらないものを伝えるようにするためのテクニックとして、この「「何(What)」と「なぜ(Why)」のコミュニケーション」が必要なのだと。

このことはセミナーでも、「アウトプットを前提としてインプットをする」という話をされていました。あとでアウトプットをすることがわかっていれば、それを前提としてインプットするため、インプットの質(個々で言う「聞き耳」)が良くなるのです。


最終的にどういう結論を出したかというと、期待することは悪いことではない。でも期待を裏切られたからといって、自分勝手にイライラしたり怒ったりするのはやめよう、ということです。」(p.195)

期待しなければ楽だけど、それでは愛のない生き方だし、寂しいと嶋津さんは言います。だからこのように、期待するけど、裏切られても怒らない、と決めたのですね。

これについては、若干ニュアンスが違ってきますが、「神との対話」でも同様なことを言っています。

「神との対話」では、まず「期待」という言葉は使いたくないと言っています。それは厳密には、期待は愛ではないからです。たとえば子どもが大学に受かるように「期待」することは、プレッシャーを与えることにもなりますよね。本当は、受からなくても子どもは素晴らしい存在なのです。

したがって「愛」であれば、そうなればいいなとは思っても、そうならなくても素晴らしいのだと受け止められます。嶋津さんはそれを「怒るのはやめると決める」と表現されています。


この本で嶋津さんは、最初にあった体質改善と対処療法の2つの観点から、さまざまな方法を示されています。

怒ることで生きることが辛いと感じているのでしたら、ぜひ読んで実践してみてはいかがでしょうか。

怒らない技術2
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:45 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月12日

『古事記』75の神社と神様の物語



ちょっと変わった本を紹介します。

著者は由良弥生(ゆら・やよい)さん「大人もぞっとする 初版「グリム童話」」などのベストセラー作家です。童話や昔話の再現に挑戦しておられるのだとか。

本書は、日本の神様のことをつづった古事記と、その神様を祭っている神社を紹介するというスタイルになっています。

たしかに考えてみれば、日本にたくさんある神社は、いずれも誰かしら神様を祭っているはずですものね。

神話と神社を結びつける試みは、これまでになかったものだけに、面白いと思いました。


この幸せ実践塾で紹介するようなジャンルの本ではないので、どうしようかと迷ったのですが、あえて紹介することにしました。

最近はパワースポットがブームで、その多くが神社にあることもあり、神社めぐりをする人が増えたと聞いています。

それはもちろん、運が良くなりたいとか、それによって幸せになりたい、ということが動機でしょう。

なので、これまではパワースポットとして参っていた神社にまつわる神話を知ることは、神社めぐりをより奥深いものにするのではないかと思います。

ただ、この本に書かれているすべてをここで紹介することはできませんので、それはぜひこの本を手にして、ご自身でお読みになっていただけたらと思います。


ここでは、私が神話の中で特に好きな、岩戸(いわと)の話を少し紹介させていただこうと思います。

私のふるさとは島根県の西部、石見(いわみ)地方になります。ここには伝統的な石見神楽(いわみかぐら)という郷土芸能があり、この時期は各地で奉納神楽が行われます。

最近は石見神楽を町興しにということで、奉納神楽以外でも、各地で神楽の上演を行っています。東京や世界に出て行っての公演もあるようです。

その石見神楽の演目に「岩戸」というのがあります。これは古事記にある話をもとにした神楽です。

私が撮影編集したダイジェスト版の動画(5分24秒)がありますので、ぜひこちらもご覧ください。



ストーリーを簡単に説明しましょう。

弟のスサノウノミコトの狼藉に耐えかねた姉のアマテラスオオミカミが、「天の岩屋戸(あまのいわやど)」の中に身を隠すという事件が起こります。

太陽神が隠れたので世の中は暗くなり、神々も困ってしまいました。そこで策を使ってアマテラスオオミカミをおびき出そうとします。

神々は大宴会を開き、その中心ではアマノウズメノミコトが踊ります。(動画ではアマノウズメノミコトは、2分20秒くらいから登場します。)

あまりに激しく踊ったので、着ていた服がだんだんとはだけて、ついには乳房も陰部も見えてしまうほどになりました。それを見た神々は、やんやの喝采を贈って、宴会は大いに盛り上がったのです。

自分が隠れたのになぜ神々は喜んでいるのかと不思議に思ったアマテラスオオミカミが岩屋戸から外を覗くと、自分に代わる新しい神が現れたと聞かされます。

見るとそこに、美しい神がいました。実はそれは、鏡に映った自分の姿だったのですけどね。

もう少しよく見ようと前に出たとき、待ち構えていたタヂカラオノミコトが腕を掴んで外に引っ張り出します。

その隙に岩屋戸の入り口にしめ縄を張って、二度と中に入れないようにしたのです。

こうして、世の中は元通りに明るくなりました。めでたし、めでたし。



なんだか面白いでしょ?

特に好きなのは、アマノウズメノミコトです。踊り狂って半裸になってしまうなんて、なんだか神らしくないし、とてもチャーミングじゃありませんか。

アマノウズメノミコトは、芸能の神様として信仰を集めています。祭られているのは、三重県鈴鹿市の椿岸(つばきぎし)神社、伊勢市の佐瑠女(さるめ)神社、などがあるようです。

この本では、66ページから77ページにかけて、神話と神社が紹介されています。


このような神話と神社がたくさん紹介されているのが、この本になります。

興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

『古事記』75の神社と神様の物語
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 14:03 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月13日

未来の扉を開く心の授業

未来の扉を開く心の授業

自称”変態”のたまちゃん先生こと小玉宏さんの小冊子、「たまちゃん先生の”ココロが元気になる小冊子シリーズB”」を読みました。

これまでに第1弾「いつも心に太陽を」、第2弾「小さな一歩が世界を変える」を紹介しています。それ以外にも、ミニ小冊子という10ページ程度のものもあります。

「(質問)いかにすれば、さらにみんなの可能性を引き出すことができると思いますか?(答) 自分が、可能性にチャレンジすることでしょ。全部そうなんですよ。「人が」、じゃないんですよ。人をどうにかしたいっていう、まず前に、自分をどうにかしなさ...

Posted by 幸せ実践塾 on 2015年9月30日


いずれも、一般の書店では売られていません。たまちゃんファミリー島根支部の大島健作さんの会社のWEBサイトで販売していますので、そちらから注文してください。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

でね、どうやって死のうかなって考えりゃ考えるほどね、不思議なもんですよね、人ってね、自分が死ぬって考えりゃ考えるほど生きる希望が湧いてくるんですよ。
私、生きるのがつらかったとき、あるいは死が怖かったときは、死について考えるのを避けていたときだったんです。自分がいつか訪れる死というのは怖かったので、怖いものは見ないように見ないようにしていたんですよ。そしてそのときが一番怖かったんですよ。
」(p.4 - 5)

このことは、前に紹介した「不安をなくす技術」の中で嶋津良智さんが言われていたことと、まったく同じですね。はっきりしないもの、おぼろげに見えているものが不安になります。不安とは怖れですからね。

ですから、はっきりと見つめるようにすればいいのです。


なんでそういう物語に、そういう時期に出会うのか不思議ですけどね。自分に足りなかったのはこれなんだ、と思ったんです。子どもたちが私に依存していたように、私も子どもたちにべったり依存しとったんですよ。子どもたちがたくさん寄ってきてくれることが、私の実績だと勘違いしとったんですよ。」(p.19)

中学を卒業した教え子が、高校に馴染めないと言って訪ねてくることが多かったころ、たまちゃん先生は高校の先生をダメな教師だと見下していたそうです。そんなときに、キタキツネの物語と出会ったのだとか。

その物語は、キタキツネの親が、ある日突然、コギツネに噛み付いて追い払ってしまう、という話だそうです。強制的に親離れさせるためですね。そうすることで子ギツネは1匹で生きていくことになり、成長していけるのです。

たまちゃん先生は、その物語から教えられたと言います。卒業した生徒が戻ってくるのではなく、逆に自分から離れていってしまわなければ、本当の意味で生徒の自立はないのだとわかったのです。


人ってね、こう思うんですよ。おんなじ思いの人ばかりじゃない。時には、全然考えや意見の違う人とチームを組まなきゃいけないこともある。学級とか社会、会社でもそうでしょ。でもね、違う意見だからチームが組めないのかというと、どうもそうじゃねえんだなって思ったんです。向いている向きが一緒だったら、求めている場所が一緒だったら、自分の考えの違いを乗り越えて仲間になることはできるんやなと思ったんです。『友達』と『仲間』ははっきり違うなあと思ったんですよ。」(p.35)

はせくらみゆきさんもセミナーで、同じ様なことを言われてました。それぞれが違っていていいし、その違いの上にさらに大きな屋根をかける。それが日本人のであると。

ですから、まったく違う人が集まって友達になれなくても、目標を1つにして仲間になればいいのです。夫婦も家族も、そういう仲間だと思います。


いつの時代も子どもを変えるのは親の涙であり親の愛なんですよ。そしてね、親のこの一言です。『あなたを信じている。』、『あなたなら大丈夫』っていう言葉。『最後の最後まで、私が味方だから』っていう言葉なんですよ。その言葉をお子さんに、だまされたと思ってかけてあげてください。」(p.49)

野口嘉則さん「僕を支えた母の言葉」では、まさにそうやって子育てした結果が示されています。

「信じる」というのは、思い通りにならなくても信じ抜くことです。子どもの本性を疑いなく信じ切ることです。「裏切られた」などと言うなら、それは信じ切っていません。それは本当の意味での「信じる」ではないのです。


ですのでね、私たちのできることは一つ。『目の前の人に笑顔になってもらえばええんや』。出会った人が笑顔になって、「またこの人と会いたいな」って思ってもらえるような人になる、それが『お天道様のように生きる』っていうことなんですよ。お天道様って、『惜しみなく与えなさい』っていう生き方です。何を与えるかまで決まっていますよ。『熱と光を与えなさい』っていうことなんですよ。いつも周りの人にあたたかくいなさいよ。いつも周りの人を照らしてあげなさいよ。それがあなたの生き方なんですよ。そしてその生き方は天の道なんですよというふうに教えている。だから、おてんとうさまのことを天の道って書くわけですよね。
 皆さんは、どこかの誰かを照らすために、どこかの誰かにあたたかさを与えるために、この世に生まれてくるわけです。そして、その熱と光をお子さんに託しているわけです。
」(p.65 - 66)

愛するとは、無条件で目の前の人に笑顔になってもらおうとすること。仮に笑顔になってくれなくても、相手を恨んだりするのではなく、もっと工夫して笑顔にしてあげたいと考える。そういう情熱を持つことですね。

常に温かい気持ちで他人と接すること。そして、他人を照らしてあげること。その素晴らしさをたたえて、スポットライトで照らしてあげることですね。


たまちゃん先生は、全国を講演して回られています。この小冊子は、その講演から起こしたものです。

私もいつか、その講演会へ行って、たまちゃん先生とお会いしたいなと思いました。
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 18:02 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月14日

世界一ものスゴい成功法則



また斎藤一人さんの本を読みました。

一人さんの本はどれも素晴らしいのですが、これまでにもたくさん読んでいるので、前作の「大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね。」でしばらくはもういいかなと思っていました。

しかしメンターの吉江さんが、この本は最高傑作だと薦めるもので、そこまで言われたらしょうがないと思って買いました。

結果は、・・・大正解でした。やはりメンターの教えは素直に聞くものですね。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

多くの人が言う「欠点」は”使い道”のわからない才能なんです。欠点なんて、ほんとうはないんです。」(p.35)

私たちは、自分の中に「ダメ」なところを見つけて、それを「欠点」と呼びます。

その欠点を直そうと努力し、なかなか上手くいかなくて、自分を「ダメな存在」だと思ってしまいます。

しかし一人さんは、そもそも欠点などというものはないのだと言います。それはその人の特徴、つまり才能なのだと。

できないことは才能なんです。
「できない」ものがあることによって、感謝を覚えることができるんだから。
」(p.40)

自分にできないことは、他人を活躍させるチャンスでもあります。そして、やってもらった他人へ感謝するチャンスなのです。


お釈迦様は、生まれてすぐに、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」とおっしゃったと言われているんです。
 人間は、この世に生まれた時点ですでに”スゴい人”なんだ、ということをご存じだったんです。

(中略)
 その「自分はスゴいんだ」ということを、お釈迦様は思い出したんです。
 自分は元から”スゴい人”だった、と。

 これが「悟り」です。
 悟りとは、ほんとうの自分に気づくことなんです。
」(p.51)

お釈迦様は、自分だけが尊いと言われたのではなく、自分が尊い、自分は「スゴい」と言われただけなのですね。

それが本来の自分の姿であり、その本来の姿に気づくことが悟りだと、一人さんは言います。


実はほとんどの【スゴいタイプ】は、「自分はスゴくない」「自分は凡人」と思い込ませるような環境を選んで生まれ育ち、そこからほんとうの”スゴい自分”に気づいていくようになっています。」(p.59)

この本を手に取りながら、「自分はスゴくないんです」と言う人は、まちがいなく「スゴい人」だと一人さんは強調します。


実は、うまくいく人と、いかない人とで、そんなに大きく違うわけではないんです。
 ほんとうです。わずかな違いがあるだけです。
 その違いはね。
「自分はスゴい!」と思っているかどうか。
」(p.60 - 61)

自分のことを「スゴい」と思っている人はうまくいき、そう思わない人はうまくいかない。それだけのことだと、一人さんは言います。

だから一人さんは、繰り返し「自分はスゴい!」と言うようにと言われるのですね。


そこまでするぐらい、人には自信というものがたいせつなんです。持って生まれた生命力をじゅうぶんに発揮できるかどうかは、そこにかかっているんです。」(p.72)

お弟子さんたちが管理者養成スクールに行くと言われたとき、一人さんは密かにスクールに電話をして、「彼らが自信をなくすようなことは言わないでくださいね。」と言ったのだそうです。

そこまでしてでも、自信を持つことが重要だと、一人さんは言います。


ほとんどの人は、「自分にはスゴい価値があるんだ」と感じたいし、その価値観を得るためになにかをしようとするんです。

 でも、そんなことをしても「自分に価値がある」感は得られないんです。
 なぜなら、「自分はスゴくない」と思っているから、スゴくなろうとして、いろいろやるんですよね。
 すると、「自分はスゴくない」と思っているあなたの脳と心は、それを証明しようとするんです。
 つまりね、自分はスゴくないことの証拠集めを始めるんです。
」(p.74)

これもよく言われることです。「神との対話」でも、動機が「不安」であれば、不安な現実を引き寄せると言っています。つまり、自分が無意識に思っていることが現実化するのです。そういう現実ばかりが見えてしまうのです。

だから「自分はスゴいんだ」と言ってください。

 苦しむために、あなたは生まれてきたのではありません。
 幸せになるために生まれてきたんです。この世に出てくるときに、幸せになりますって、神様と約束してきたんです。

(中略)
 だからこそ、この言霊(ことだま)の力を借りるんです。
「自分はスゴいんだ」
 声に出して言ってみてください。
 この言葉の響きが、スゴい波動なんです。
」(p.76)

何かができるから、何かを持っているから、自分はスゴいんじゃないんですね。ただその存在そのものがスゴいんです。

でも、それをどうしても思えない人が多いから、言葉にすることで自分を洗脳するのです。これをアファメーションとも言いますが、一人さんは「言霊の力を借りる」と表現されています。


いいですか。いいことがあったから幸せになるんじゃないんです。「幸せだなあ」って言っているから、いいことが起きるんです。
(中略)
 1日100回、声に出して「自分はスゴいんだ」と言ってください。」(p.77)

何があろうとなかろうと、言霊の力を信じてこう言うようにと、一人さんは勧めます。


生まれた時点ですでに”スゴい人”のあなたが、今、やるべきことは、たった1つです。

 それは、あなたが、自分本来の”スゴい人”として生きること。それだけでいいんです。
」(p.114)

何をすべきかなど、どうでもいいのですね。ただただ、「スゴい人」だと自分を信じて生きる。そこまで一人さんは単純化します。


「ない」があると他力を吸収せざるを得ないでしょう。

 だから、持たないことは他力を使うための才能、あなたの強味なんです。

(中略)
「他力が集まってくる人が”スゴい人”なのに、自分には他力が集まらないんです」って言っている人に多いのが、他力が入る”スキ”がないんです。

 では、”スキ”はどうやって作るんですかと言うと、好きなことをすればいいのです。
」(p.128 - 120)

「欠点」のところでも書きましたが、自分に「ない」ものは他人の出番であり、他力を使える自分の才能なのですね。

しかし、他力をうまく使えないという人もいて、それは「スキ」がないからだと一人さんは言います。他人が助けてあげようとしても、それを拒んでしまうのです。

その「スキ」を作るのにどうすればよいかというと、好きなことをやればよいと言います。しかも、遊んでも良いのだと。

ともかく、自分の好きなこと、やりたいこと。自分の心、体が喜ぶことをちょっとずつ増やしてください。
 1つ、自分の好きなことをやれるようになったら、1つ、やりたくないことを減らすんです。
 これをやっていると、あなたは豊かで幸せになれるんです。
」(p.133)

にわかには信じられないかもしれませんが、本田健さんなどが言われていることも、バシャールが語っていることも、結局こういうことなのだと思います。


自分の好きなことをやろうと思ったら、今まで自分がやっていたことを誰かに手伝ってもらわなきゃならない。
 周りの人に「お願いね」と言わなきゃ済まなくなってくるんです。
 そのとき、周りの人に頼みごとをするときのコツは、できるだけ大勢の人前で言うんです。
「この中で、これができる人、いませんか」って。
」(p.134)

たしかに、誰かに手伝ってもらわなければ、自分がやるべきことを手放すことができません。そして頼みごとというのは、しづらいものですからね。

特定の人にお願いするのは、相手にプレッシャーを与えるようでつらいもの。だから、大勢の前で言うことで言いやすくなる。これはいいアイデアだと思います。

ただ、そのお願いに集まって来てくれて、力を貸してくれた周りの人に感謝することを忘れなければいいんです。

 他人にお願いをするのは、迷惑なことではありません。むしろ、あなたに頼まれることによって、助かる人が大勢いるんです。
」(p.136)

誰かの役に立つというのは、嬉しいことですからね。その役立つための出番を与えてあげることが、頼みごとをすることなのです。


”スゴい人”というのは、1%の努力で、100の効果がある人のことを言うんです。

 では、その1%の努力とはなんですかと言ったら、次の2つだけなんです。
 まず1つは、あなたが笑顔でいることなんです。

(中略)
 2つめは、周りにいる人たちに、肩の荷が降りるような思いやりのある優しい言葉をかけてあげることです。」(p.164 - 165)

笑顔愛語に尽きるというわけです。


巻末には「天国言葉」「地獄言葉」が書かれていました。一人さんは、「天国言葉」を使って、「地獄言葉」を使わないようにと言われています。

<天国言葉>
愛してます ツイてる うれしい 楽しい 感謝してます しあわせ ありがとう ゆるします
」(p.176)

<地獄言葉>
おそれている ついてない 不平不満 愚痴 泣き言 悪口 文句・心配事 ゆるせない
」(p.177)

小林正観さんも、同様のことを言われています。正観さんは「五戒」を言わずに七福神をもじった「祝福神」を言うことを勧めていました。

「五戒」「不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句」です。「祝福神」「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう、ツイてる」です。(「ありがとうの神様」より)

笑顔になって、意識して使う言葉を選ぶ。そして「自分はスゴい!」と100回言う。これだけのことですから、ぜひやってみましょう。

世界一ものスゴい成功法則
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 20:48 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月15日

[小食・不食・快食]の時代へ



はせくらみゆきさんの最新刊を読みました。これは、健康エッセイストの鳴海周平さんとの共著ということになります。

2015年10月4日(日)に両国で行われたはせくらさんのセミナーに参加しました。午前中が「プラーナライフ入門講座」で、午後が「おとひめカードの使い方 超入門講座」でした。

以前にひすいこたろうさんとの共著「起こることは全部マル!」を読んで、はせくらさんは何と素晴らしい人なのだろうと思いました。それで神田昌典さんが紹介していたおとひめカードを購入しました。

また、はせくらさんの本を読んでみたくなって、「カルマからの卒業」を読みました。そういうこともあって、今回、たまたまちょうどよい日程でセミナーがあったので、申し込んだのです。はせくらさんに会いたかったからです。

そのセミナーの前に、この本が発行されることになっていました。発売されたら買おうと思っていたのですが、その前にFacebookで小食や不食に対するアンケートがあり、それに答えたところ選ばれて、この本を無料でもらえることになったのです。

はせくらさんは、以前に1ヶ月くらいの不食をしたことがあったそうです。それで、食に関する本を書こうと思っていたそうですが、まだ時期尚早だとういう内なる声があって、書かずにいたのだとか。

それがこの度、俳優の榎木孝明さん30日間の不食実験をされたこともあり、ようやく本を出版することになったのだそうです。


あまり前置きが長くなってもいけないので、そろそろ一部を引用して本の内容を紹介することにします。

食のとらわれから自由になることで得られる”果報”は、いろいろとあります。」(p.5)

本のサブタイトルに「「食のとらわれ」から自由になる方法」とあるように、さまざまな食に対する信念から自由になっていくことが、この本の目的です。

榎木さんが不食実験を行ったのも、それまでの「食べなければ生きられない」とか、「食べないと健康を害する」という常識が、単に思い込みではないかということを明らかにするためでした。

はせくらさんも同様に、食のとらわれから自由になることのメリットとして、様々な情報に踊らされることがなくなることをあげています。

食事自体は、小食傾向になり、ときにはファスティングや不食も楽しみますが、だからといって「食べてはいけない」というわけでもなく、食生活や食文化も気持ちよく楽しめるようになること。
 そして、身体はぐんぐん健康体となり、免疫力もついて、病気になりにくくなり、デトックスもしやすい。睡眠時間も短くて済み、直感力も冴えるので、願いが叶いやすくなったり、だまっていても運気が上がるようになります。
」(p.5)

「ねばならない」がだんだん少なくなっていって自由になると、食そのものを楽しめるようになるのですね。


本当のことを言えば、「天上食」という、いわゆる不食の状態は、何も摂っていないのではなく、実はあるものをたっぷりいただいているのです。
 それは、生命エネルギーである「プラーナ」というものです。ですから、正確には、「不食」ではなく「プラーナ食」と呼んだほうがいいかもしれません。
」(p.24)

物質的な食事を摂らなくても、この世に遍在するプラーナというエネルギーを摂ることで、私たちは存在し続けることができる。それが不食の本質だとはせくらさんは言います。


別に健康になることがゴールではなく、健康は生活を充実させるための手段にすぎません。要は、夜更かししようが、飲み食いしようが、変わることなく元気な身体をつくるほうが大事。そのほうが、人生まるごと楽しめることでしょう。」(p.61)

つまり、時には仲間と語らいながら楽しくいっぱい飲み食いすることがあっても、それはそれで良いのです。

健康になるために人生があるのではなく、人生を楽しむために健康を保つのです。目的と手段を混同しないことが重要なのですね。


「◎小食を実践している人たち」と題して、アンケートの結果が載っていました。その中には、私のものもありました。

A・Aさん 50代男性(会社役員)
2014年から朝食抜き、昼は弁当のおかずだけ、夜はビールとつまみ少々という小食(炭水化物オフ)を続けています。体重は約10キロ落ちて、そこから横這い、今はやや増えて62キロ前後(身長165センチ)です。上の血圧が150になったこともあり、ダイエットを兼ねて朝食抜きを始めました。結果、血圧は正常値まで下がっています。
 今は、睡眠時間が5〜6時間でも、日中に眠くなるようなこともなく、あまり病気らしい病気もしなくなりました。小食にしてから約1年、体重が変わらないということは、エネルギー的に問題がないのだろうと思っています。
」(p.64 - 65)

実は今年の8月からは、昼食はカットフルーツだけにしています。夜は、飲んで帰った後でつまみ食いをして、翌朝もたれるようなこともありますが、体重は61kg前後をキープしています。もちろん元気いっぱいで、あまり疲れません。


私としては、「1日3食、バランスよく食べないと健康を損なう」という信念体系で生きている方々を、否定したいわけではありません。確かに、信じる世界が、その人にとっての現実世界ですので、その信条をもとに生きている人が、そう考えるのはやむを得ないのかもしれませんが、必ずしもそれが正しくて、ほかは間違っていると押しつける必要もないと感じています。」(p.72)

正しさは人の数だけあります。その人が正しいと信じているから正しいのだと、「神との対話」にも書かれている通りです。


さて、小食による体重減少ですが、実のところ、ずーっと減り続けるわけではなく、ある時点で、それ以上減らなくなり、その後、再び体重が増加することもあります。
 私は、そのタイミングが、食物以外によるエネルギー摂取が活性化したときではないか、と思っています。
」(p.91)

まさに私の体重変化も、この通りですね。おそらく以前の半分も食べていない(カロリーを摂取していない)と思いますが、体重の減少が止まってから横這いになり、それからやや増えましたから。


はせくらさんは、1日青汁一杯で19年間生活しておられる鍼灸師の森美智代さんや、水も飲まない弁護士の秋山佳胤(あきやま・よしたね)さんと、「プラーナクラブ講演会・愛と調和の地球へ」というイベントに参加されたことがあったそうです。

そこでは3人がそれぞれ自由に発言したそうですが、共通点があったそうです。

それは、「不食とは、食べていないのではなくて、実際はちゃんと食べている」のであり、食べているエネルギー源は、”プラーナ”。そしてその本質は、”愛”ではないか、という見解でした。
 そして、頑張って不食をしたというのではなく、いつの間にかそうなっていたこと。また、「なぜするの?」と問われたときは、全員、即座に、「楽しいから」、「気持ちいいから」というのが共通の答えでした。
」(p.96)

森さんの本も以前の紹介しました。「「食べること、やめました」」です。この本を読んだことが、私が小食を始めるきっかけになったように記憶しています。


「正しいことだからすべきである」から、「美しいことだからしたいと思う」に。
 「正しいからしなくてはいけない」から、「楽しいことだからしたくなる」に。

(中略)
 誰かや何かを責めたてることに時間を使うよりも、その状況から何を学び、今、自分は何ができるだろうかと知恵を絞るほうが、よほど健全です。」(p.131)

正しいかどうかという考え方は、つい自分の正義を他人に押し付けて、相手を裁くことになってしまいます。

そうではなく、基準を楽しさや美しさに変えれば、もっと自由になれるのですね。食に対する考え方も、その一部であるというわけです。


私たちが日ごろ、考えたり、行動したりするときの根底には、二つの極性に分かれた、あるエネルギーが関与していると言われています。
 それは、「愛」というエネルギーか、「恐れ」というエネルギーかの二極です。
 愛は、喜びや楽しさ、嬉しさ、感謝、慈悲、慈愛などの感情をもたらします。一方、恐れのほうは、不安や恐怖、心配、執着、嫉妬、憎しみ、自己卑下や疑い、あるいは攻撃的な感情をもたらします。
」(p.138)

「神との対話」でも、愛と不安が究極の2極だと言っています。はせくらさんをはじめ、多くのスピリチュアルな方々も、言われていることは同様ですね。

心の向きをどこに向けるか次第で、人生はいかようにも変容しうるものです。
 愛を選ぶか、恐れを選ぶか?
 この一瞬一瞬の選択で、人生の展開が変化していきます。
 どうぞ、暮らしにおけるさまざまな選択のシーンを「愛」のエネルギーで選択されますように。
」(p.140)

「神との対話」でも言うように、動機は愛か不安(恐れ)のどちらかです。その選択によって、私たちは人生を創造しています。

そして、愛を選択することが重要なのですね。恐れを捨てて、愛を選ぶ。それが、よりよく生きるということになるのだと思います。


そして、はせくらさんはセミナーでも強調されていましたが、「罪悪感を抱くことが最も良くない」と本でも言われています。

食への取り組みに関しても同様です。「絶対、小食やファスティング、不食、快食するぞ!」とやっきになるのではなく、自分自身の内なる時が満ちるのを待ちながら、プロセスをまるごと楽しめたらよいと思います。
 どうぞくれぐれも「食べるつもりがないのに食べ過ぎちゃった」とか、「なかなか、思うようにいかないなあ」などといって自分を責めたりすることはしないでくださいね。
 自分で自分を責めることほど、もったいないいのちの使い方はありません。

(中略)
 もし、食べ過ぎてしまったときは、「ああ、まだ時が満ちきっていないのだな。でも必ずそうなるから、このプロセスを楽しもう」と、全部楽しみのネタにしてしまえばいいのです。
 ちなみに、罪悪感が強いと、”こんな自分だから、何か罰があるに違いない”といった無意識の心が働くため、病気やケガをしやすくなったりもします。
 21世紀に生きる私たちは、もうそろそろこの「罪悪感」という自己否定のレッスンから、解き放たれる時期なのです。
」(p.203 - 204)

これは「神との対話」でも同様のことが書かれています。罪悪感ほど悪い考え方はないのです。

うまく行かなければ、うまく行かないプロセスを楽しむ。そういう生き方をしたいものです。


食べてもよし、食べなくてもよし。そういう自由な中で生きることが、はせくらさんの言う「快食」という食べ方であり、本来の生き方につながっていくのだと思います。

[小食・不食・快食]の時代へ
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 16:57 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

なぜ「女性起業」は男の10倍成功するのか



後藤勇人(ごとう・はやと)さんの本を読みました。

後藤さんと出会ったのは、4年ほど前の箱根出版ブランディング合宿に参加したときのことです。

イケメンの後藤さんが、昼食時に気さくに声を掛けてくださって、そのかっこよさが印象に残っています。

しかし、その見た目とは裏腹に、フジゲンの横内祐一郎会長のセミナーをプロデュースする世界一マインドの継承者でもあります。

その後藤さんは、今は女性起業家を育成するコンサルタントとして活躍されています。


私も、女性は結婚しても経済的に自立すべきだと考えています。

そのとき、時間の自由がきくような職業が良いと思います。やはり子育てという点で、時間がとられることが多いからです。

そういう意味では、パートタイムか起業するのが良いと思っていました。

後藤さんの今回の本は、まさにタイムリーです。女性の自由や幸せは、自立することで生まれる。そういう観点から、ここで紹介したいと思います。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

あなたは友人からの頼まれごとは多いでしょうか?
 もし多いとしたら、その中にダイヤモンドの原石が隠されているかもしれません。
 仕事の本質は、他人を助けることにあるからです。
」(p.42)

「ビジネスは愛だ。」そう言ったのは、同じく箱根合宿で特別講師をされたダイヤモンド出版の飯沼一洋さんでした。

「働く」とは、傍(はた)を楽にすること。そんなふうにも言われますが、ビジネスの本質は人助けにあるのですね。

多くの仕事やサービスは悩みを解決することで成り立っています。
 結婚できない人の婚活サービス、太り気味の人のダイエット商品やトレーニング、仕事をリタイヤして時間を持て遊ばせている人のカルチャーセンターなどなど、挙げればきりがありません。

 つまり、「悩み=仕事のスタート」なのです。
」(p.45)

このように、仕事のネタはどこにでも転がっていることを、後藤さんは強調します。


大事なことは、多くのライバルの中で自分のどの部分を細分化して特化し、自分だけのオリジナルダイヤモンドを磨きあげるかということです。
 さらに、名乗った瞬間に日本一になる言葉としてのキーワードやフィールドを見つけ、その分野の創設者になればいいのです。
」(p.62)

仕事のジャンルが決まった後は、自分のブランド化、ポジショニングが問題になります。

たとえば後藤さんは最初、「世界一マインド伝承者」というポジションをとったわけですが、このフィールドには後藤さんしかいなかったため、名乗った瞬間に日本一だったと言います。

これが後藤さんが命名したダイヤモンドオーシャンの極意だそうです。


実は、自分のお客様を見つける一番簡単な方法があります。
 それは、自分もお客様になってみることです。

(中略)
 わかりやすくいいますと、もしあなたが3歳若返るアンチエイジングの商品を扱っているならば、アンチエイジングのセミナーに出向けばいいのです。
 そのセミナーは、講師の先生以外は、すべてあなたのターゲット、つまりアンチエイジングに興味のある集団です。
」(p.74 - 75)

集客の極意は、魚がいる流れの中に網を入れることです。やみくもに網を張るのではなく、目的の魚がいるところに張る、ということですね。

目的は、参加者の不満を見つけ出すことです。

 どんなに素晴らしいセミナーでも100%満足ということはないでしょう。
 もちろんサービスや商品でも、多かれ少なかれ不満の要素があります。

 その参加者の不満を解消し、さらに自分のオリジナリティーを加えて、他のライバルが参入できない市場「ダイヤモンドオーシャン」を作るのです。
」(p.76)

自分のオリジナリティーを作るポイントは、お客の不満にあるというわけです。


この本では、このように具体的に起業のジャンルを探す方法や、集客の方法などが書かれています。

これから起業したいと考えている女性の方(男性でも)は、読んでみる価値があると思います。


最後のメッセージです。
 あなたがこの世に生まれてきた本当の意味を、今一度考えてください。
 あなたが与えられたかけがえのない命を、完全燃焼するにために、私はこの本を書きました。
 あとは、あなたが自分の可能性とポテンシャルを信じて、人生の夢への第一歩を踏み出すだけです。
」(p.188)

後藤さんがコンサルティングした女性起業家が、何人も活躍されています。

人間的にも、非常に魅力的な方です。私からも、お勧めします。


なお、他にも、私のメンターの吉江勝さんと、北野哲正さんの共著「ゼロ起業」も、起業を考えておられる方にはお勧めです。



私が箱根合宿に参加したのは、メンターの吉江さんにお会いするのが目的でした。

しかし、このことがきっかけとなって、多くの起業家の方々と親交を深めることになりました。

私自身は起業しているわけではありませんが、ライフワークとしてこの幸せ実践塾をすることになったのも、そういったことが影響しています。

女性が経済的にも自立して自由になれば、より素晴らしい男女関係のもとにもなると思っています。

なぜ「女性起業」は男の10倍成功するのか

posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 15:56 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月27日

絶歌

  

数ヶ月前に、少年Aが本を出版したという話がネットで話題となりました。

その多くは、出版に批判的なものでした。

批判の理由は、被害者が望んでいないこと、印税が被害者に渡される確約がないことなど。

つまり、加害者であった少年Aが、その体験を本にすることで儲けることが、許せないということでした。

同時に、それに与する出版社も、人の不幸で儲けると思われて、批判の対象となりました。

その後、被害者遺族にもそれぞれ違った考えがあることなど報道されましたが、批判的な意見は後を断ちませんでした。


そんな批判が飛び交う中、私はその本を読みたいと思いました。

なぜあのような犯行をしてしまったのか、それについて本人はどう考えているのか、知りたいと思ったからです。

それは単なる興味かもしれませんが、そこに人間の心理の本質があるのかもしれない、そうであるなら知りたいと思ったのです。


その当時、少年Aの本を買うというだけで、批判非難される風潮がありました。

なので本を読んでそのレビューを書く人も、あとで買わなければ良かったと思ったか、どこかで借りて読んだなどの、言い訳をする人が目立ちました。

しかし、その一方で、この本はアマゾンでもなかなか手にはいらないほど売れたようです。私もそのときは買えなくて、ようやく私がアマゾンで購入した時、すでに第三刷発行となっていました。


私は、考え方は人それぞれだと思っています。

批判したい人はすれば良いと思います。それでその人が幸せなら、それで良いと思うからです。

この世に絶対的な価値観など存在しないのですから、その人がその人自身の価値観において考え、言い、行動すれば良いのです。

その考え、言葉、行動が、その人とはどういう人間であるかを表現するだけですから。


そういう意味でも、少年Aはどう考え、何を言い、どう行動するのかを見てみたかった。

ただ、客観性を持たせるためにも、その周りの人の言動も知りたかったので、合わせて3冊の本を同時に買い、すべてを読み終えました。

このブログで紹介するかどうかは迷ったのですが、これも確実にこの世に生きた人の事例であると思い、ここに残すことにしました。

読んだ本は、以下の3冊になります。読んだ順です。

「絶歌」(太田出版/少年A)
「「少年A」この子を生んで」(文春文庫/「少年A」の父母)
「「少年A」14歳の肖像」(新潮文庫/高山文彦)



3冊を読んだ上で私の印象ですが、少年Aの犯行が両親、特に母親の育て方に問題があった、というふうには断定できない、ということです。

たしかに、厳しい面もあったのかもしれない。けれども、母親や父親は、そのことを否定しています。

そしてもし、そうだというなら、弟2人に対しても、同様のことがあったはずで、弟2人が問題を起こしていないことからしても、育て方の問題とは言い切れない気がします。

少なくとも、虐待と言われるほどの体罰も与えていませんし、むしろ積極的に少年Aの行動をかばうようなこともしています。


一般的には、母親の愛情を得られなかった子どもが、問題行動を起こすようになると言われます。

おそらく少年Aも、そういう感情はあったのでしょう。だからこそ、祖母への心理的依存があったのでしょうから。

ただそれが、母親の育て方が悪いからだと、断定できるほどのものはなかったと思うのです。


では、何が原因で少年Aはそのような行動を取ることになったのでしょうか?

少年Aがサイコパスだからとレッテルを貼ってしまうと、それだけでわかったつもりになって、思考が停止します。

この3冊を読んだ時点での私の考えは、「わからない」ということです。ひょっとしたら、中にはそういう使命を負って生まれてくる魂があるのかもしれない。そう思ってもみました。


客観的な立場から事件を検証したと感じられる高山文彦さん「「少年A」14歳の肖像」を読んでも、著者は断定的に原因を語ることはしていません。

画家のダリとの心理比較は、そういうタイプの人が存在するのだという気持ちにもなりますが、それもどうなのかわかりません。

母親の育て方が主因だと言いたい感じは受け取れますが、そうとも言い切れないという情報も併せて書いています。


たとえば、猫殺しをして精通したという件も、子どもの精通が早くなったのは、電気のせいではないかという医師の話も載せています。

つまり、たまたま早まった精通が異性へ関心が向かう前に訪れ、猫殺しとタイミングが合ってしまったのだと。

少年Aは、最初、それが異常なことだと感じなかったようです。

たしかに、自分の身に起こってしまったことなのですから、みんなそういうものかもしれないと考えても不思議ではありません。

しかし、友人にその話をしたときに「おかしい」と言われ、自分の異常性に気づくことになります。


異常だから抑えなければならないという理性と、体の中から盛り上がってくる欲求がぶつかり合い、少年Aを苦しめたようです。

少年Aは、自分は確実に死刑になると思っていたようです。そして、死刑を望んでいたようでもあります。

自分ではどうにも抑えきれない自分の中の醜いもの。それを醜いと感じないことが怖かったのだと思います。

だから、死刑になることで終わりにしたいと、本心から思っていたようです。


けれども、少年法によって死刑を免れました。生きたくもないのに、生かされることになったのです。

その後の指導の中で、少年Aの心境にも大きな変化があったように思われます。

では、完全に更正したと言えるのでしょうか?

これは何とも言えません。少なくとも少年Aに関わった多くの方々が、社会で生きていけると判断されたから、Aは医療少年院を出て、社会で生活することになったのでしょう。


しかし、少年Aであることの影は、つねに少年Aにつきまとっていました。

そのために、同じ会社に長く務めることもできず、感情を押し殺しながらの生活を送っていたようです。


少年Aは、今は「生きたい」という気持ちを抱くようになったようです。

その一方で、「生きたい」など言える立場ではないということも、重々承知していました。

その矛盾した思いが、また少年Aの心を苦しめているようにも感じました。


少年Aは、書くことでしか生きていく力を得られないと感じ、被害者遺族の承認を得ないままに、「絶歌」を出版することにしました。

そこには、読んでもらえれば、少しはわかってもらえるのではないか、という期待もあっただろうと思います。


大人になった今の僕が、もし十代の少年に「どうして人を殺してはいけないのですか?」と問われたら、ただこうとしか言えない。

「どうしていけないのかは、わかりません。でも絶対に、絶対にしないでください。もしやったら、あなたが想像しているよりもずっと、あなた自身が苦しむことになるから」
」(「絶歌」p.282)

少年Aが、この苦しも抱えながら、どこまで正常に生きていけるのか、私には何とも言えない気がしました。

人が一人で生きていくのはつらいものです。誰にも自分のことをわかってもらえず、孤独の中に生きることは、無人島で一人で生きるよりもつらいと思います。

それが少年Aとして受けるべき罰だ、という考え方もあるでしょう。

けれども、その罰を受けたら、何かが良くなるのでしょうか?


被害者遺族の苦しみも、大変なものがあると思います。

その一方で、加害者やその家族もまた、苦しみを味わうことになります。

社会全体が幸せなることを考えるなら、両方の苦しみを取り除かなければならないことは明白です。


私はこの本を、すべての人にお勧めしようとは思いません。

ただ、現実に起こったこの事件について、そこにどういう思いがあったのか、その後、そういう思いを抱いているのかを知る上では、またとない機会になると思っています。

絶歌
 
タグ:少年A
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 14:42 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月30日

ネットで会って30分で結婚を決めた話



心屋仁之助さんがブログで紹介していた漫画を読みました。

作者はれのれのさん

アマゾンの内容紹介には、以下のように書いてあります。

2ちゃんねるで知り合い、初対面30分で結婚を決めた夫婦。初日に婚約し、2日に新居決め、親に紹介される段階になってもまだお互いの顔を覚えていない…でも幸せ!!! Twitterで大きな話題となった衝撃の実録4コマが、描き下ろしたっぷりで単行本に!


漫画なので、一部を引用するわけにもいきません。なので私がどこに興味を持ったかを書きましょう。

心屋さんのブログ記事は、以下の通りです。

「■ネットで会って30分で結婚を決めた話」(心が風になる)

この記事で心屋さんは、お互いが自由でいる夫婦を「この自由さがとても楽しい。」と評価しています。

私も「自由」であることが重要だと思っているので、妻とは付き合う時から「お互いに自由だからね」と言ってきました。


私の妻は、この作者夫婦のように最初から自由を求めていたわけではなく、おそらく普通の女性としての感覚だったのだろうと思います。

なので私が「自由だ」と言うと、「それは愛してないからだろう。」とよく言いました。タイ語だと、サデン・ワー・マイ・ラックと言うんですけどね。

毎回毎回そう言うので、私も覚えて、妻が言うのに合わせて、サデン・ワー・ラック「それは愛しているからだよ。」と言ったものです。

あるとき、妻の友だちから話を聞きました。妻が私のことをとても気に入っていて、その理由が「何でも許してくれるから」と言うのだそうです。

「何でも許す」というのは、タイ語ではアライ・コ・ヨームと言います。有名な男性歌手の歌に、アライ・コ・ヨーム・ターというのがありますが、これは「あなたのことを何でも許すよ」という歌です。

私は、妻を自由にしたかったので、妻がやりたいと言ったこと、ほしいと言ったもの、可能な限り許していました。

もちろん、できないものはできませんけどね。妻は言いませんでしたけど、たとえば「車が欲しいから買って」と言われても、そんなお金はありませんから。

妻の実家で、親の病院通いのために車が必要だった時も、私は一部を資金援助しただけ。あとは妻が自分で工面しました。

妻が自由であること、そのために妻の好きにさせること、それが私にとっての愛情表現なのです。


私自身がこうなので、この心屋さんの評価にとても共感しました。

そして心屋さんは、次のように指摘しています。

んで、面白いのが
この本のレビュー。

星一つ★がいっぱいなわけです。

ああ、僕らから見れば
こんなの最高! なのに

「常識」の世界に住んでるひとからみれば
こんなのアカン、なんだなーと。



ちょっと空白行が多いので減らしましたが、改行はそのままに引用しました。

これ、とても興味をそそられるポイントでした。

「ほう、世間の普通と言われる人は、どう思っているんだろう?」

だいたい想像はつきますが、実際に読んでみたいと思い、アマゾンのレビューを読みました。以下、★の少ないレビューから一部を引用します。


専業主婦が家事をしないって痛いってことをこの作者は自覚した方が良いです。

別のお方も書かれていましたが、言葉一つ一つが養われる側が言う言葉ではないように思います。

この人は働かずに遊んでばかりでただのニートだなと言う印象しかもてませんでした。

仕事をせずひきこもりだという主婦が
掃除洗濯もろくにせずたまに料理もサボるけど
でも夫は何も言いませんだってお互い日々の感謝があるから!
って、夫側から言うならまだしも
『許される立場の人』が言うセリフではないのでは…?



つまり、自分の価値観に合わないから否定しているのですね。

もちろん、この夫婦(特に作者)と価値観が違うから、「自分はこうはならない」と思うのも自由です。

でもそれは、自分がそうすれば良いだけの話であって、他人がどうするかは、放っておけば良いのではないかと思います。

ましてや、この作者夫婦は、お互いにそれで幸せなのですから、周りがとやかく言うこともないと思います。


最後に、私がこの漫画を読んで、アマゾンのレビューに書いた内容も、ここに引用しておきます。面白い本なので、ぜひ読んでみてくださいね。

心屋仁之助さんのブログを読んで、Kindle版を買って読みました。
まさに心屋さんが指摘された通りですね。
このマンガに★1つの評価をされた方のレビューを読むと、自分の価値観に合わないのにラブラブでお金にも困らずにいることが許せないようです。
努力して、頑張って、苦労しなければ、幸せになっていはいけないかのよう。
でも、本当はそうではないのだと思います。実際、この漫画のようなことがあるからです。
ちなみに、うちの奥さんも洗濯は10日に1回くらいだし、干しても1週間くらい取り込まないし、タンスに私の下着が入ってないこともしょっちゅう。
でも、私は、そういう妻を、そのままに受け入れています。変えようとはしません。
そういう考え方ができるようになると、すっごく楽になるんですけどね。
この本は、そういう生き方もいいんだよ、ということを教えてくれて、とても参考になると思いました。


ネットで会って30分で結婚を決めた話
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 20:35 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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