「鏡の法則」などで有名な野口嘉則さんの「「これでいい」と心から思える生き方」という本を読んでいます。
本の紹介は、また読み終えてから載せますが、今日はその中で気になった部分を紹介します。
野口さんは映画が好きで、よく映画を観られています。
本の中で「いまを生きる」という映画を紹介されていました。
「名優ロビン・ウィリアムズが演ずる教師のキーティングは、教科書の一部を破り捨てるよう、生徒たちに指示します。
その教科書には、詩を評価する方法についての、権威ある博士の文章が掲載されていたのですが、キーティングはこう言い放ちます。
「こんなのはクソっくらえだ。みんな自分の力で考えるんだ。自分で詩を味わうんだ」
また、他の場面でキーティングは、こんなことも言います。
「本を読むとき、作者の意図よりも、自分の考えを大切にするんだ。君ら自身の声を見つけることだ」「君自身の歩き方を見つけろ。自分だけの歩みを、自分だけの方向を見つけろ」
このようなキーティングのメッセージから、今を生きることの素晴らしさを感じ取った生徒たちは、次第に、親や学校の期待に縛られない、自由な生き方を望むようになっていきます。」(p.120 - 121)
野口さんは、自分を拠りどころとして自由に生きることを勧めておられます。
そしてもしそうしたいのであれば、このように自分を縛ってきた社会通念に気づき、そこから適度な距離を置くことが大切だと言います。
「そしてそのためには、自分の頭で考えること、疑問を持つこと、矛盾を抱えて葛藤すること、そして、自分の心の声を聴くことが大切です。」(p.119)
矛盾することに葛藤しながらも、自分で考え、自分で選択することを繰り返すこと。これが大切なのですね。
私はこの部分を読んだとき、以前書いた記事のことを思い出しました。
「映画「ワールド・ウォー Z」を観ました(ネタバレ注意)」という記事です。
私はこの記事で、映画を観て感じたことを感じたままに書きました。
ところが、私がそう感じることさえ気に入らないと思う方々から、たくさんのコメントをいただきました。
私はそのコメントに、「これは私がそう感じると書いただけで、あなたはあなたが感じたいように感じれば良いではありませんか。」というような返事を書きました。
それでも、事細かに映画の内容を伝えてこられて、私に考え方を変えろと迫るコメントが続いたのです。
おそらくそういう人たちは、ある特定の考え方にしたがわなければならないと信じて疑わないのでしょう。
そういう考え方もあって良いと思いますが、しかし、そういう人たちは苦しんでいるのではないでしょうか?
なぜなら、自分がどう感じるかを正直に認めることができず、特定の誰かが決めたことに従わなければならないと信じているのですから。
そういう信念は、自分の本質である自由を捨てさせることになります。
自由意志で自分の自由を捨てたのですから、本当はそれも自由と言えるのですが、そうは感じていないでしょう。
何かによってそうさせられた。そう感じていることでしょう。
その不満は、怒りとなって外に向かいます。
自由に振舞っている人を妬み、その自由を奪おうとします。
そんなことをしても、自分の苦しみはなくならないのですが、そうせざるを得ないのでしょう。
怒りは、「助けてくれ!」という心の悲鳴です。
他の表現方法を知らないから、赤ちゃんが駄々をこねるように、喚き散らしたりするのです。
その苦しみから自分を救いたかったら、自分が自由を取り戻す他ないのです。
そのことを、この野口さんの本は教えてくれます。
どんな権威のある人が「こうだ」と言ったとしても、それにしたがうな。そんなのは無視して、自分の心の声を聞け。
他人を変えようとする必要はないのです。
仮に他人が間違っていると思っても、相手が助けを求めたのでなければ、温かく見守っていてあげれば良いのです。
赤ちゃんが未熟なことを許さない人はいないでしょう?それと同じです。
他人は他人として、進化成長の旅をしているのです。
そこで出会ったなら、「やあ、楽しんでるかい?」と挨拶すればよいだけ。
そして、もっともっと自分の人生を楽しみましょう。
2014年02月03日
2014年02月04日
僕のうしろに道はできる
かっこちゃんこと山元加津子さんが編著者として作られた本を読みました。
どんな内容かよく知らず、ともかくかっこちゃんのことを知りたくて、適当に選んだ本の中の1冊でした。
サブタイトルに「植物状態からの回復方法」とあるように、これは植物状態の人たちがどのようにして回復したかを示す内容になっています。
私も認識不足で、一度植物状態になると、まず回復することはないと思っていました。
まれに植物状態が1年くらい続いた後に、ふと目を覚ますことがあるようですが、それは奇跡だと思っていたのです。
しかしこの本を読むと、そんな奇跡が当たり前のように起こっていることに驚かされました。
「私が今まで出会った子どもたちが教えてくれたのは、どんなに重い障害があるお子さんも、たとえ、植物状態だと言われていたとしても、誰もが、聞こえていて、わかっているんだということだったのです。」(p.26)
これは衝撃的な発見でした。でも、考えてみれば当然のことだとも思えてきました。
なぜなら、人の精神というのは脳の機能ではないと、「神との対話」シリーズでも語られているからです。
魂と精神と肉体という3つのものが1つになったもの。それが私たちなのですから。
もしそうだとすれば、たとえ脳がやられてしまったとしても、精神は消えてなくならないはずです。
これまでそう言われてきて、自分でもそうだと思いながら、本当はまだ完全には受け入れていなかった事実。
そのことに気付かされた気がしたのです。
かっこちゃんは、この事実を、そして回復する方法があることを、伝えていかなければならないとして、こう言います。
「知っている人が伝えなくちゃならない、知っている人には責任がある、伝える責任がある、と思いました。」(p.32)
このことは、また別の意味で私に語りかけるメッセージのように感じました。
誰もが幸せになれる方法がある。私はそれを知っている。ならば、それを伝える責任が私にはある。
もっともっと頑張って伝えなければ・・・。そう感じたのです。
「変化があっても、変化がなくても、いっぱいほめて、「すごいね」と言うことはとても大切と思います。だって、誰でも、ほめられたらうれしいし、ダメと言われたら悲しいです。そして、楽しいことをいっぱい見つけて、それから、毎日、時間の終わりに「よかった探し」をします。それは大きなコツのように思うのです。」(p.38)
考えてみれば、障害や病気の人が回復する過程も、未熟な子どもが成長する過程も、同じようなものかもしれませんね。
他人がダメ出しなどする必要はないのです。
変化があってもなくても進化成長していると信じて、それを「すごいよ」と言ってあげれば良いのです。
だって人生は楽しむためにあるのですから。
天真爛漫なイメージがあるかっこちゃんですが、真実に直接アクセスできているような感じで、本当にすごいなあと思います。
そしてまた、たくさんの気づきを与えてくださったことに、ありがとうと言いたい気持ちです。
★植物状態の人の精神は、消えたり眠ったりしているわけではありません。すべてをわかっています。
そして、そういう状態からでも回復する方法があるし、意思を伝達する方法があります。
そのことを伝えようとするのが「白雪姫プロジェクト」です。
どうぞ、応援してくださいね。もちろん私も応援しています。
→ 「白雪姫プロジェクト」のWEBサイトはこちら
2014年02月06日
「これでいい」と心から思える生き方
野口嘉則さんの最新刊を読み終えました。もう興奮するぐらい、お勧めの本です。
書かれている内容も素晴らしいのですが、その引用の数々に驚かされます。
野口さんが、どれほど真剣に生き方を模索してこられたか、それが表れているように感じるからです。
この本は、「自分を確立する」ということを主題としたものです。
生き方の土台というか、根本というか、大本の部分をどうとらえるかという内容なのです。
ですから、今が学生であろうとサラリーマンであろうと、また何を目指していようとなかろうと関係なく、すべての人に関係してくることなのです。
最初のとっかかりは、ちょっと理屈っぽすぎて理解しづらいかもしれません。
そのことは野口さん自身もわかっておられて、各章でわかりやすく説明すると書かれています。
そして実際、その通りなのです。わかりやすいのなんの。それでいて、とても深い内容です。
私は線を引き、そのページを折りながら読んだのですが、なんと1/3くらいのページに折り目をつけてしまって、本を閉じてもまっ平らにならなくなってしまいました。(汗)
そのくらい、いたるところに「これは」と思わせる素晴らしい気づきがあるということです。
代表的な部分(これも難しいことですが)を少し引用しましょう。
「どのような状況においても、自分の気持ちを大切にできるような生き方をすること。これこそ、本当の幸せを実現する土台になることなのです。
そして、自分の気持ちを大切にするためには、自分と他者の間の境界線を明確にし、心の中に安心できるスペースを確保する必要があります。そのことによって私たちは、自分の気持ちを大切にできるようになり、また、自分が自分であることの確かさを感じられるようになるのです。」(p.28)
「本来、相手のがっかりや不機嫌は相手側の問題であり、こちら側が責任を負うことではありません。しかし、境界が曖昧だとそこを混同してしまうのです。」(p.58)
「相手が不機嫌になったり、離れていったりすると、私たちの心は不安になったり、悲しくなったり、寂しくなったりしますが、それらの感情をしっかりと感じることが、自分を確立するうえでとても重要なプロセスになります。」(p.75)
「漱石は、「自己本位」という生き方を徹底的に追求したからこそ、晩年、「則天去私」を理想とするようになったのだと思います。」(p.92)
「私がお伝えしたいことは、「道は無数にある」ということです。
しかし、「学校の勉強に真面目に取り組み、受験勉強を頑張って、高学歴を獲得することが、子どもの将来のためになる」という社会通念を鵜呑みにしてしまうと、幸せな人生を実現するための道が一本しかないように錯覚してしまいます。」(p.115)
「一方、自分を拠りどころにして自由に生きるということは、「みんなと同じ」という状態に依存しないということです。そしてそれは、「みんなと同じではない自分」を意識することでもあり、孤独感をともないます。
だからこそ、自由に生きていくためには、自分の孤独感を自分で引き受ける覚悟が必要なのです。」(p.137)
「もちろん、何を選択するかについて考え、悩み、葛藤することは大切なことなのですが、本当のところ、完全に正しい選択などないし、逆に、完全に間違った選択もありません。
長い目で見るならば、何を選んでもいいのです。大事なことは、選択した道を通して学び、成長していくことです。また、選択し行動し体験してみて、「この選択は違う」と感じたなら、やり直せばいいのです。」(p.163 - 164)
もう前半だけで、これだけ引用できてしまいます。
本当はもっと引用したいところですが、それは読んでのお楽しみということにしましょう。
最後に1つ、とっておきの文を紹介しましょう。
「「この状況の中で、どう行動するのか?」「どのような態度を取るのか?」という人生からの問いに対して、私たちは、自らの生き方を通して答えていく存在なのです。」(p.352)
野口さんの本は、やっぱりお勧めですね。
2014年02月10日
変な人が書いた成功法則
斎藤一人さんの本を読みました。
これは、私のメンターの吉江勝さんが紹介してくださった本で、一人さんの本の中では、もっともエネルギーがあふれているということだったので、買ったみたのです。
私は文庫本を買ったのですが、単行本もあります。驚いたことにこの単行本は、1997年7月発行となっています。
何が驚きかというと、「神との対話」の日本語版の発行が1997年9月だからです。
それがどうしたと言わないでくださいよ。実はこの本に書かれていることは、まさに「神との対話」で語られているような内容なのです。
「そして、私たち人間も、木も、すべては宇宙エネルギーです。たった一つの宇宙エネルギーが変化してできただけのことです。」(p.242)
「煎じ詰めれば、この世は、みんな一個の宇宙エネルギー。」(p.243)
「神との対話」の肝は、すべてはひとつの存在で、「ひとつのもの」だということに尽きます。
そのことを一人さんは、明確にこの本の中で語っています。
私はその後に書かれた本や、講演録のような本しか読んでいなかったのですが、どうやらこの後はトーンを落とされたようですね。
おそらく、ストレートに話しても変な宗教だと勘違いされるだけで、受け入れられないと判断されたからではないでしょうか。
それにしても驚きです。
この本で一人さんは、「困ったことは起こらない」から、ともかく安心するようにと言います。
「私が言いたいのは、そんなふうに考えると気持ちが楽になりますよ、ということではありません。
「困ったことは起こらない」と考えたときに、現実が変わるということを知っていただきたいのです。」(p.21)
本田健さんや小林正観さんなども言われていますが、人生への絶対的な信頼です。
それがあれば、現実的に良くなるということを、一人さんも言明されています。
それはおそらく、神と言うか宇宙エネルギーと言うか、そういう「ひとつのもの」がこの世を創り出した意図に沿って生きるならば、悪いことにはならないという信頼があるからでしょう。
ただ、人生で問題が起きないわけではないと言います。それは、魂を向上させるためのものですから。
「目の前の困ったことというのは、前段階の魂の波動が起こしたものです。これを解決するには、あなたの考え方を変えて、心を豊かにして、魂を向上させないと解決できないのです。」(p.23)
「困ったこと、それは、あなたの魂のステージを向上させる、神様からのプレゼントなのです。」(p.29)
そして人間関係は、そのために与えられると言います。
「たとえ、相手がどんなことをしても、相手を変えようとしないこと、相手に期待しないことです。相手に期待することは一番苦しいことなのです。
あなたが嫌だと思うことをしている、あなたの妻、夫は、あなたの魂の修行のために現れた人間なのです。」(p.38)
だからそれが仮に浮気性の夫であっても、まずそれを受け入れ、それはそのままにしておいて、どうしたら好きになれるかを考えるのだと言うのです。
苦しむのは、今の自分の考え方が間違っているということを、神様が教えてくれているのだと言います。
「神との対話」でも感情は魂の声だから、神は感情を通じて語りかけると言っています。
つらい感情というのは、「その考え方が間違っているよ」という魂の声、そして神の声なのでしょう。
ですからまず、どんな状況でも「困ったことは起こらない」と信じて、その中に喜びの種を探すことなのです。
「嫌なことに焦点を当てるのではなく、楽しいことに焦点を当てるのです。
そうすれば、人生が楽しくなる。心が豊かになる。その豊かな心で、誰かを幸せにすることもできるのです。」(p.62)
「あなたが不幸なままで、ほかの誰かを幸せにしてあげることは不可能です。まず、あなたが幸せになることです。
それで、ほかの誰かが幸せになるのです。あなたが幸せにならないと、その誰かが幸せになれません。
人間は、他人を不幸にするための努力をする必要はありません。人を幸せにする努力が先なのです。」(p.70)
こうして、まず今のままで自分が幸せになることだと言います。
それによって他人を幸せにすること。そうすると、自分がさらに幸せになるのです。
そして、人間は常に自分の枠を超えて大きくなることを希求する生き物だと言います。
「この世には、人間を喜ばせてくれるもの、いろいろな楽しみがあります。でも、人間が永久に喜び続けることができるものは、たった一つしかありません。
それは何か。それは、自分の限界を超えること、そして、そのための投資をすることです。なぜなら、人間は向上することを喜ぶようにインプットされた動物だから。」(p.138)
人は進化成長するために生きています。だから、進化成長しようとすると楽しいし、それを喜べるのですね。
そしてより成長するためには、自分の心に栄養を与えなければなりません。
「では、心はどうしたら力強くなれるのか。
それが、肯定的な考え方です。
肯定的な言葉です。
肯定的な考え方ができるようになると、日常生活すべてにわたって、肯定的な言葉で満ちあふれてきます。
肯定的な言葉のフルコースで、あなたの手に、足に、頭に、そして、魂に栄養を与えるのです。」(p.204 - 205)
これは本当に素晴らしい気づきです。
この本も、7回読んでみたい本だと思いました。
2014年02月12日
翼がくれた心が熱くなるいい話
日本を代表する航空会社の倒産。まさかそんなことが起こるなんて・・・。
誰もが驚き、戸惑った事件でしたが、想像を絶する勢いでJALが再生したことも、すでにご存知のとおりです。
その舞台裏で何があったのか?
この本は、その舞台裏で起こった一つひとつのドラマを取り上げることで、JAL再生の要因をあぶりだしています。
取り上げられたドラマは、どれも感動的なものです。
思わずもらい泣きしてしてしまいそうな物語も、たくさんありました。
しかし、これは単なる感動話ではないと思います。
仕事とは、会社とは、生きるとは、こういうことなんだなと、改めて気づかせてくれるストーリーなのです。
ここに登場する人々は、実在の人です。
それぞれに、それぞれのドラマがあったのでしょう。
葛藤もあったし、悔しい思いもしたし、傷ついたり苦しんだりもしたでしょう。
でもそれがすべて、自分の成長だったり、JALの再生などにつながっているのです。
今度帰国するときは、久しぶりにJALに乗ってみようかな。
そんな気持ちになりました。
2014年02月14日
安心していよう
2011年3月11日の東日本大震災が発生したとき、とんでもないことが起こったと感じました。
これまで見たことがないような津波警報が発令されたからです。
タイにいる私には、ネットを通じて入ってくる情報しかわかりません。
1日経ち、2日経ち、日を追うごとに悲惨な状況が伝えられてきました。
また、福島原発の事故も発生し、どうなってしまうのだろうと、不安を覚えたのです。
しかし、起こったものはどうしようもありません。
その状況からどうするのか。私たちが力を合わせて、乗り越えていくしかないのです。
特に原発の問題では、放射能に怯える人がたくさんいました。
見えないだけに、よくわからないだけに、不安で仕方なかったのでしょう。
科学的なデータが出されても、「何か隠しているのではないか?」と疑い、それに呼応するように、不安を煽るような情報もたくさん流されました。
そんな震災から間もない2011年4月1日に、斎藤一人さんはこう言って励ましました。
日本に住んでいる以上、地震とか津波とかはしょうがない。
そういう災害があるたびに、私たちの先祖は力を合わせて乗り越えてきた。
魂の成長のためにそういったことは起こるのだから、勇気を出して、安心して、この状況を乗り越えていこう。
特に宗教とかスピリチュアル関係の人が、この世の終わりのように言って不安をあおったりしているけど、人々を不安にさせる神様なんていない。
人々を不安がらせるのは、悪魔に加担することだ。
「神との対話」でも、「不安と罪悪感は人類の敵だ」と言っています。
不安は単に幻想です。
だからしっかりと見据えれば、消えていく他ないのです。
大丈夫、悪いことは起こらないから。
安心して、生きていきましょう。
これまで見たことがないような津波警報が発令されたからです。
タイにいる私には、ネットを通じて入ってくる情報しかわかりません。
1日経ち、2日経ち、日を追うごとに悲惨な状況が伝えられてきました。
また、福島原発の事故も発生し、どうなってしまうのだろうと、不安を覚えたのです。
しかし、起こったものはどうしようもありません。
その状況からどうするのか。私たちが力を合わせて、乗り越えていくしかないのです。
特に原発の問題では、放射能に怯える人がたくさんいました。
見えないだけに、よくわからないだけに、不安で仕方なかったのでしょう。
科学的なデータが出されても、「何か隠しているのではないか?」と疑い、それに呼応するように、不安を煽るような情報もたくさん流されました。
そんな震災から間もない2011年4月1日に、斎藤一人さんはこう言って励ましました。
日本に住んでいる以上、地震とか津波とかはしょうがない。
そういう災害があるたびに、私たちの先祖は力を合わせて乗り越えてきた。
魂の成長のためにそういったことは起こるのだから、勇気を出して、安心して、この状況を乗り越えていこう。
特に宗教とかスピリチュアル関係の人が、この世の終わりのように言って不安をあおったりしているけど、人々を不安にさせる神様なんていない。
人々を不安がらせるのは、悪魔に加担することだ。
「神との対話」でも、「不安と罪悪感は人類の敵だ」と言っています。
不安は単に幻想です。
だからしっかりと見据えれば、消えていく他ないのです。
大丈夫、悪いことは起こらないから。
安心して、生きていきましょう。
2014年02月17日
降参のススメ
「一瞬で幸せになる方法」の阿部敏郎さんと、「あの世に聞いた、この世の仕組み」の雲黒斎さんが、「阿雲の呼吸」と題して全国でトークライブを行っています。
この「降参(サレンダー)のススメ」は、これまで行われたトークライブの内容を編集した本になっています。
お二人の本はすでに読んでいますが、このトークライブのやりとりを読むと、かなり深く真実を認識されておられるのだということがわかります。
2012年のアセンションについても書かれていますが、そこから人類にとっては春の季節になるのだとありました。
だから徐々にお二人のように、本質的なことがわかる(体験する)人が増えてくるのだと。
「ニュー・アース」の著者のエックハルト・トール氏や「神との対話」シリーズのニール・ドナルド・ウォルシュ氏なども、いち早く本質を知ってしまった人だと言っています。
この本の内容は、まさに「神との対話」シリーズで言われていることと合致しています。
「あの世に聞いた、この世の仕組み」などでは、まだ人生は修業の場というような表現があったのですが、この本を読むと、別の解釈が書かれていました。
「これしか存在していない完璧さが、「自分の完璧さ」「自分の喜び」「自分の至福」「自分の安定」、こういうもに気づくためには、「そうではない状態」に一度入らざるを得ないワケです。
そのために仕掛けられた大きな宇宙の仕組みが、こういう我々や森羅万象を創っている。そして人間というものの役目はまさに、そのためにあるんだと考えています。」(p.222)
またトークライブの聴衆から、「自分を苦しめる元凶とも言える自我はなぜ誕生したのか?空(くう)が至福の状態なら、どうしてそこにとどまらなかったのか?」という核心をついた質問がありました。
それについてお二人は、このように答えておられます。まずは阿部さんから。
「「自分が健康である」ということが、どういうことなのかということを認識するためには、一度「そうじゃない状態」を経験しないといけないワケです。「自我」と「さとり」の関係も、それと同じことなんですね。いったん「見失う」ということをしなければ、確認できないんですよ。」(p.249)
一方、黒斎さんは、雲さん(守護霊)から聞いた話として、このように答えます。
「「人生はゲームっていう比喩、精神世界でもよく聞くだろう?まさにそのとおりなんだ」って。
ゲームってのは、まさに「わざわざ思いどおりにならない」という世界を、自分たちで創り出して、そしてその思いどおりにならないという、そのことを楽しんでいるんですよね。つまり、ストレスを娯楽としているワケです。
(中略)
で、最終最後にこう言われたんですよ。
「大丈夫だ。なんの心配もいらないから、安心して苦しめ」って。」(p.252)
まさに「神との対話」シリーズや、「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」などで語られている通りです。
では、どうすればお二人のような「さとり」という体験ができるかということなのですが、これは努力してできることではない、と言います。
なぜなら、「さとり」というのは、自我をなくすことで得られるものだけれども、さとろうとして努力するのは自我そのものだからだと。
ですから、自分にはどうしようもないと降参すること、信頼して身を投げ出すこと。そういうことが大切だと言います。
それが帰依、南無、サレンダーなどの言葉で表現されるもの。
ここには書かれていませんが、絶対的に神が救ってくれるという信仰もまた、そういうことなのでしょう。
存在するのは「ひとつの命」だけなのだから、安心してそれを信頼すること。つまり不安を取り除くこと。
それが自我の向こうにある「ひとつの命」につながる「さとり」に至る方法だと言います。
「瞑想」もその方法なのですが、「瞑想する」ということはできないと言います。自分の努力でできるものではないから。
ですから、「瞑想に落ちる」というのが正しいと言います。いわば眠りに落ちるようなものです。
実際、眠っている間に私たちは大本の「ひとつの命」とつながるのだと言います。
それと「さとり」との違いは、自覚があるかどうかだけなのです。
眠りは、大本の「ひとつの命」とつながることで、この世で生きるためのエネルギーを補充しているのだそうです。
これなども、「神との対話」シリーズでも言われていることと同じですね。
また「引寄せの法則」についても、同様のことが書かれていました。
「つまり宇宙は、誰かの願いを叶えるそのことによって、自分の願いが具現化されていくという構造で成り立っている、ということなんです。」(p.164)
これなどは「神よりしあわせ」に書かれていることと一致します。
「引寄せの法則」をうまく働かせるには、まず他者に焦点を絞り、他者の望みを叶えてあげることなのだと書かれていますから。
この本を読むと、多くの人がさとる時代、スピリチュアルな時代になったのだなと、感じられてきます。
人類が苦しみから解放されるのは、そう遠くない近い将来なのかもしれません。
2014年02月20日
精神世界が見えてくる
この本は、1999年12月に発行されたもので、当時買って読みました。
それを昨年実家で見つけて、また読みたい気分になったので、タイに持ち帰っていたものです。
この本を買おうと思ったのは、「神との対話」の著者、ニール・ドナルド・ウォルシュ氏のインタビューが載っていたからです。
精神世界のことについて、さまざまな人のインタビュー記事や投稿記事が集められています。
山川紘矢・亜希子夫妻のインタビュー記事もあります。
お二人は、シャーリー・マクレーン氏の「アウト・オン・ア・リム」を翻訳された後、スピリチュアルな本の翻訳家として第一人者となられています。
この本でニール氏は、幽体離脱体験などの貴重な体験を語っています。
「神との対話」を書くずっと前から、神(と思われる存在)との交流があったことも書かれていました。
インタビューアーの「なぜ多くの人には(神の声が)聞こえないのでしょうか。」という問いに、ニール氏は「怖れのため」だと答えます。
ではその「怖れ」どうすれば手放せるかという問いに、こう答えます。
「冒険だと考えてみたらどうでしょう。(中略)
死を怖れなければ、生きていることにも怖れは何もなくなります。
私自身のコツは、毎日を人生の最後の日、というふうに考えて暮らすこと。人間関係を完結しないで終わらせることをしないこと。人と出会ったらこれが最後の出会いと思い、知らせておくべきことがあったらすべて知らせておくこと。そんなことを心がけて行動しています。死ぬ準備が心のなかでできていれば、100%人生を生きることが可能になると思います。」(p.36 - 37)
そして、「死を怖いと感じないのか」という問いには、感じたとしても瞬間的なものだとして、どうしても感じてしまう人へのアドバイスをします。
「感じることを感じるな、というのは不自然です。感じればいいのです。怖れは人間的な感情です。
しかし、こうもいえます。何かの感情を感じたら、そのまま感じて向こうに突き抜けていきなさい。執着するのはやめなさい。」(p.37)
こう言って、「私たちはすべて一つ」なのだからと、人生という偉大な冒険へ旅立つことを励ましてくれます。
他にも、「リング」「らせん」「ループ」といった小説で有名な鈴木光司氏のインタビューもあります。
この中で鈴木氏は、シンクロニシティーによって人生がうまく回り始めるということを話しています。
「「東の大富豪」の教え」にも同様のことが書かれていましたが、それより以前に、こういうことを言われていたのですね。
「そして、シンクロニシティが見えてくるようになると、人生はどういうわけか、うまく回りはじめるんだよね。世の中で成功者といわれる人たちは、たいてい自分の人生に何かしらのシンクロニシティを感じているんじゃないかな。」(p.53)
また、「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」などでロバート・シャインフェルド氏が語っているような、この世はホロフラフィーだという話も、この本の中に書かれていました。
これは量子物理学者デヴイッド・ボーム氏が提唱したもので、ボーム理論と言われています。
そして翻訳家で鍼灸師の上野圭一氏のインタビュー記事では、ヒーリングについて次のように語っています。
「子供に手かざしする場合でも「親である自分」という意識は少し後ろに退かせなければいけないのだそうだ。そうしないとエネルギーは交流しない。自我はエネルギーの遮蔽板のような働きをするので、誰かとエネルギーを交流させようと思ったら、自分という意識を消さなければならないのだ。」(p.156)
自我がエネルギーの交流を邪魔するという考えは、「降参のススメ」で雲黒斎さんなどが語っている内容と合致します。
上野氏は、「だから、まあ、ヒーリングの練習システムというのは、自我を消すためのトレーニングシステムといってもいいですよね。」と言います。
つまり目的は、自我を消して大いなるものとのつながりを体感することになり、そういう点でも、雲黒斎さんらの話と符合します。
すでに15年くらい前に、これだけの情報は得ていたのですね。そんなこともすっかり忘れていました。
改めて、スピリチュアルな時代になってきていることを感じました。
2014年02月24日
実践しなければ意味が無い
これまでにもたくさんの本を読んだり、大勢の方の講演を聞いたりしてきました。
それぞれに感銘を受けることがあり、そうありたいなあなどと思ったりしてきました。
でも、それだけでは何も変わりません。
感動する映画を観て涙を流しても、観終わったらそれでおしまい。感動は徐々に薄れていき、また元の日常が待っているだけです。
ですから、自分から能動的に動かなければならないのです。
それが実践です。
幸せ実践塾と名づけたのは、その実践こそがなされていないことだと思うからです。
理論と実践が重要だと言っていますが、その重要度は同じであっても、よりなされていない方の実践にこそ、重きをおくべきなのだと思うのです。
小林正観さんも、ただいい話を聞いて終わったのではダメですよと言っています。
「神との対話」では、「幸せとは意思だ」と明言しています。
人の在り方とか感情というものは、他人や出来事や状況が決めるのではなく、その中に何を見るかという意思によって決まるのです。
ですから、幸せでありたいなら、幸せであればよいのです。そうであるような思考を選択すればよいのです。
その実践を、あなたは今日、今、するでしょうか?
あなた自身が決めることです。
できない理由を探したいのであれば、あなたはそれを探すでしょう。けれど、探さないと決めれば、あなたはそういう努力をやめるでしょう。
決めているのは、すべてあなた自身、あなたの意思なのです。
それぞれに感銘を受けることがあり、そうありたいなあなどと思ったりしてきました。
でも、それだけでは何も変わりません。
感動する映画を観て涙を流しても、観終わったらそれでおしまい。感動は徐々に薄れていき、また元の日常が待っているだけです。
ですから、自分から能動的に動かなければならないのです。
それが実践です。
幸せ実践塾と名づけたのは、その実践こそがなされていないことだと思うからです。
理論と実践が重要だと言っていますが、その重要度は同じであっても、よりなされていない方の実践にこそ、重きをおくべきなのだと思うのです。
小林正観さんも、ただいい話を聞いて終わったのではダメですよと言っています。
「神との対話」では、「幸せとは意思だ」と明言しています。
人の在り方とか感情というものは、他人や出来事や状況が決めるのではなく、その中に何を見るかという意思によって決まるのです。
ですから、幸せでありたいなら、幸せであればよいのです。そうであるような思考を選択すればよいのです。
その実践を、あなたは今日、今、するでしょうか?
あなた自身が決めることです。
できない理由を探したいのであれば、あなたはそれを探すでしょう。けれど、探さないと決めれば、あなたはそういう努力をやめるでしょう。
決めているのは、すべてあなた自身、あなたの意思なのです。
2014年02月25日
未来は、えらべる!
※安価な新書版も発行されています。
バシャールという名前を聞いてはいたのですが、これまで本を読んだことがありませんでした。
1月のセミナー参加者から、「バシャールもいいですよ」と言われたのがきっかけで、本を探してみました。
すると本田健さんの名前があったので、「健さんが翻訳した本なら間違いないだろう」と思って、この本を買いました。
しかし、読み始めてすぐに、間違っていたことに気づきました。
これは健さんの翻訳本ではなく、健さんとバシャールとの対談本だったのです。
しかもバシャールというのは、ダリル・アンカ氏がチャネリングによって呼び出しているとされる宇宙存在。
本には、「地球の時間で3000年後の惑星・エササニの多次元的存在。」とあります。
よくわかりませんが、「引寄せの法則」のエイブラハムのような感じでしょうか。
バシャールは、ともかくワクワクすることをやるようにと勧めます。
それによって、すべての問題は解決すると言うのです。
バシャールの話は、「神との対話」シリーズで語られていることと、ほぼ完全に合致しています。
そのため、私にとっては非常にわかりやすく感じました。
それと同時に、やはりこれは間違いないことなのだと、改めて確信を深めました。
バシャールは、私たちが夢を叶えられないのは、怖れがあるからだと言います。
その怖れを手放す方法を、こう説明します。
「怖れをポジティブな方向に使う必要があります。
ポジティブな方向に使うためには、まず「怖れを直視する」ことです。
怖れを見ることで、自分がどんなネガティブな観念や定義づけにしがみついているのかを理解できます。
その観念や定義づけが、あなたの夢をはばんでいるのです。」(p.13 - 14)
「怖れ(不安)」が夢をはばむというのは、「神との対話」でも言われています。
そしてここで言う「観念や定義づけ」というのは、「神との対話」で言う「信念」に相当する言葉だと思います。
つまり私たちは、自分が信じたことを現実化しているのです。
「たとえば、あることを心から信じていると、それは物質次元でも実現します。
すると、実現したことによって、さらにその観念が強化されます。
(中略)
なぜなら、物質レベルの現実とは、実態のあるものではなく幻想だからです。
つまり、観念の存在によって、あなたが物質次元で体験していることが「現実である」と信じられるようになっているのです。」(p.15)
ですから、自分の現実を思いどおりに変えたければ、自分の意思で変化を起こそうとしなければならないと言います。
「なぜなら、意思こそが、唯一、変化をもたらすからです。」(p.20)
しかし私たちは、ワクワクすることをしたいけれど、それをやると家賃が払えなくなるなど、現実的な心配をしがちです。
それに対してバシャールは、こう言います。
「なぜ、ワクワクや情熱にしたがうと家賃が払えなくなると思うのか。
なぜ、食べ物を買うお金がなくなると思うのか。
問題は、そこにあります。」(p.28)
つまり、「やりたいことをやっていたら食べていけない」という観念(信念)があるから、そういう人生を送っているのだと言うのです。
しかし、何もすぐに大きなことをやれと言っているのではありません。
その瞬間瞬間において、自分が一番ワクワクするものを選択しましょうということなのです。
「なぜなら、どんな小さな一歩であれ、自分の情熱、ワクワクから行動を起こすと、それがより多くのワクワクや情熱につながる糸となり、さらに、その糸がどんどん太くなって、情熱が成長し拡大していくからです。」(p.41)
いきなり大きなことをやろうとすると、怖れをいだいたまま、つまり古い観念(信念)を持ったまま、行動をしてしまいます。
すると残念なことに、その古い観念が現実になってしまいます。
「だからこそ、自分の古い観念システムを無視してはいけないのです。
自分が古い観念を手放す前に、行動してはいけないのです。」(p.44 - 45)
こういう仕組みになっているので、勇気は要らないと言います。
勇気というのは、怖れを無視しようという気持ちです。
そうではなく、怖れがなくなってから、新しい観念を受け入れてから、行動すべきなのです。
「勇気とは、行動を起こすときに必要な感覚ではありません。
行動する前の「観念を変えるプロセス」にともなう感覚なのです。」(p.47)
また、ワクワクすることをしていくと、他人から批判されたり、嫉妬されることがあります。
そういう現実が起こる場合、バシャールは、「あなた自身が「真実の自分」から外れた観念を持って」いるからだと言います。
ですから、その観念を見つけ出し、変えれば良いと言うのです。
常に自分の観念(信念)に原因があるのだから、それを探して変えるようにするだけ。
批判したり嫉妬する相手に何か働きかけて、変えようとする必要はないのです。
「あなたにできることは、相手に愛を与えることだけです。
そして、相手が選びたいものを選ばせてあげることだけです。
あなたが相手を変えることはできません。」(p.55)
ただ、相手に提案をすることはできます。
しかし、相手がそれを受け入れないなら、そういう相手を許し、受け入れ、愛するのです。
バシャールは、病気や事故といったネガティブなものに対しても、それはチャレンジであって、ネガティブではないと言います。
「みなさんの世界の偉大な教師の多くは、身体障害児、知的障害児です。」(p.65)
これは、かっこちゃんこと山元加津子さんの本を読んでも、そういうことがわかります。
また偶発的な事故というものも、あり得ないと言います。
「私たちの見方からすると、地球人が「被害者」と呼んでいる人は加害者でもあり、また「加害者」と呼んでいる人は被害者でもあるのです。
なぜなら、ふたり共同でその出来事を起こしているからです。
これらの出来事は、本来ならその人が「変わる」ための素晴らしいチャンスです。けれども、みなさんの社会ではそのことが理解され始めてもいないのです。」(p.66 - 67)
すべての出来事は必然だとか、出来事は共同で創造しているという「神との対話」の説明と、完全に合致していますね。
「ここでのレッスンは、「どんなに絶望的に見える状況でも、そうしたいという意思さえあれば、暗闇を光に変えられる」ということです。この流れがもっともっと進んでいくと、そのうち加害者も犠牲者もいなくなります。」(p.68)
これがどんなに素晴らしい福音か、おわかりでしょうか?
もはや加害者も被害者もいないということは、不安に感じる必要もないし、罪悪感を抱くことも要らないということです。
また、出来事はニュートラルだとよく言われますが、バシャールもそう言っています。
「起きたこと自体には意味はありません。
「起きたことにどんな意味を持たせるか」によって、その出来事から受け取るものが決まるのです。」(p.79)
そして、私たちが信じたことは実現するのだから、夢を実現されるための効果的な方法というものを教えてくれます。
「自分の観念体系をすべて使って、情熱を傾けているものに15分間集中した後、それを実現させるための最良の方法は、「それを手放し、ゆだねて、実現するかどうか気にしない」ということです。」(p.84)
何度も何度も考えてしまうということは、それが実現するかどうかを不安視していること。
つまり実現を信じていないのですから、「実現が信じられない」という観念(信念)が現実化してしまうのです。
夢を実現することが「難しい」と信じていたら、その夢の実現は難しいでしょう。
ですから自分がどんなネガティブな観念を持っているかに気づくことが、何よりも大切なことだと言うのです。
本の後半でバシャールは、2012年のエネルギーの転換について話しています。
これによると、この本のインタビューがあった2010年から5年間で、高次の意識が大きく変化すると言います。
そして2015年までに、「地球外生命体の存在が明らかになる」と予言しています。
そのことが地球人に大きな影響を与え、二極化が進むと言います。
つまり2015年までが、「パラレルワールドへのシフトにおいて非常に重要な時期」だと言うのです。
つまり、最高の夢を実現して輝く人生を送る人と、その逆にまったく思いどおりにならずに不幸を抱いて生きる人との二極化です。
このことは、聖書の中でも予言されています。
新約聖書のマタイによる福音書13章12節にこうあります。
「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。」
バシャールは、2012年から分化のスピードが速くなり、そのうちに分かれた人同士が互いに見えなくなるという、将来の姿を示しています。
これが本当に起こることかどうかはわかりませんが、今の私たちにできることは、怖れをしっかりと見据えて、ワクワクすることをやること。
それで十分なのではないかと思います。
●コメントを書く前に、こちらのコメント掲載の指針をお読みください。