2012年10月31日
大富豪の仕事術
マーケティング・コーチの北野哲正さんが、かなり力を入れて勧められてた本です。
ダイレクト出版から出されている本なので、一般の書店で手に入れることはできません。
値段も4千円近くします。読んで気に入らなければ、1ヶ月以内なら返金にも応じるというもの。
北野さんがそこまで勧めるならと、迷わず申し込んで手に入れました。
これから読まれる人は、中古品が出回っているようですので、それを手に入れるのも良いかと思います。
読んでみた感想なのですが、たしかに良いことが書かれています。
著者のマイケル・マスターソン氏が自分なりにやってきた方法、そしてそれを検証した結果が書かれています。
著者は、どもかく行動することを勧めているように感じました。
「構え・・・撃て・・・狙え」
この言葉が、すべてを表現していると言えるでしょう。
上手くいくかどうか躊躇して何も行動しなければ、結局何も変わらないのだと。
この本の中で著者は、ポジティブシンキングでは変わらないと主張し、そういう考え方を否定しています。
しかし、よくよく読んでみると、必ずしもポジティブシンキングを否定しているのではないことがわかります。
著者が否定しているのは、似非ポジティブシンキングです。
それが証拠に、似非ポジティブシンキングの人は、不安から解放されていません。
私からすればそれは、本当の意味で肯定的な考え方を選んでいるとは言いがたいのですが、著者にはそれがポジティブシンキングだと見えるのでしょうね。
それはすなわち、多くの人が間違った考え方をポジティブシンキングだと、勘違いしている証拠でもあると思いました。
ただ、この本はけっこう読みづらいです。
難しい言葉が使われているわけではないのですが、どうにもすっと頭に入って来ません。
そのために、何度も同じ所を読み返すことがありました。
これはおそらく、翻訳のせいではないかと思います。
言葉の意味が捉えにくいからです。原語の英語を理解する人なら、スムーズに頭に入るのかもしれません。
北野さんがされてるように、何度も何度も読んで、頭の中に叩きこむという読み方をする。
そうすることで、真価を発揮する本なのかもしれません。
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