2019年11月06日

みんな誰もが神様だった



Facebookでよくお見かけするようになって、興味が湧いたのでKindle版を読んでみました。著者は並木良和(なみき・よしかず)さんで、2020年ゲート問題がYoutubeで話題になっています。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

最初に、その話題の2020年ゲート問題について説明します。およそ1万3千年前、アトランティスとかレムリアという高度な文明があったそうです。その時も、今と同様にゲート問題があったそうです。

このとき僕たちは、とても大きな意識に目醒めていくための重要なタイミングを迎えていたのです。それは、僕たちが本来は神であったという真実を、思いだすことでした。
 ところが多くの意識たちはまだ、目醒めるということに対して明確な意思決定ができていませんでした。それは、深い眠りの状態で、まだまだ人間としてやりたいことがあったからです。
」(Kindle の位置No.157-159)

このように、当時の人々の多くは、まだ目醒しないことを選んだのだとか。そのために、次のようなことが起こりました。

大陸は、そのために崩壊してしまったのです。
 もしもあのときに人類が、「深い眠りから目を醒まします」と諸手を挙げることができていたなら、大陸が沈むこともなかったでしょう。
 そしていまこの惑星は再び、そのときと同じタイミングを迎えています。
 ある意味で、過去の苦い経験を克服し、やり直すことのできるこれ以上ない大きなチャンスを迎えているのです。
」(Kindle の位置No.161-165)

大陸が沈んだ1万3千年前と同じことになるのかどうか、それが今の私たちに託されている、というわけです。そしてそれが、ゲートの問題に関わってくるのです。

ただし、チャンスのときはいつまでもは続きません。
 平成30(2018)年、2019年、2020年−−この3年間は大きく開いているゲートも、その後はいったん閉じることになります。
 皆さんが本来の自分を憶(おも)いだしたい、本当の自分の人生を生きたいと願い、そちらへ向かっていく意思表明をしなければ、このゲートを抜けて、その先に行くことはできないのです。いったん閉じてしまったあとでは、いくら目醒めたい、その先に行きたいといっても、それが叶えられることはまずないでしょう。そして次に同様のサイクルを迎えるのは、約2万6000年ほど先になるかもしれません。
」(Kindle の位置No.166-172)

1万3千年前に起こったことが再び起こるというなら、1万3千年周期のはずですが、なぜ2万6千年先になるのか、よくわかりません。

さて、3年というのはあっという間です。この間、目醒めることを決めた人とまだ眠り続けることを選択した人は、方向性の違いから加速度的に「分離」していきます。その結果、あまりにも波動が遠くなりすぎると、一緒にはいられなくなってしまうという大きな転換期を迎えているのです。」(Kindle の位置No.173-175)

また大陸が沈むような天変地異が起こるというならわかりますが、目醒めを決めた人と決めなかった人が生き別れになるようなことが起こるというのも、よくわかりません。

こういうところで不安を煽られた人が、Youtubeなどで騒いでいたようです。
本全体を読めばわかりますが、並木さんは決して不安がらせるようなことは言われていません。ただ、よく知らない人がこう聞くと、たしかに不安になっても仕方がないかなという気もしますね。


では、私がピンときた部分を引用しましょう。

です が イエス は、「 自分 だけが できる」 とは いい ませ ん でし た。「 私 が できる こと、 やっ て いる こと は あなた たち にも できる」 と いっ た の です。 でも 当時 の 多く の 人 たち は、 その 言葉 に 耳 を 傾け ませ ん でし た。」(Kindle の位置No.190-192)

イエスが奇跡を起こした後の話です。これは「神との対話」でも指摘されていますね。


なぜ 目 醒め たく なかっ た のかと いう と、 人間 として の 生き方 を まだまだ 楽しみ たかっ た から です。 人間 として の 生き方 という のは、 皆さん が 普通 に し て いる こと。 つまり 日常 で 起こっ て くる さまざま な 出来事 に 一喜一憂 する という 在り方 です。 思い通り の 結果 に なれ ば 喜び、 期待 外れ の こと が 起これ ば 落ち込む、 という生き方です。」(Kindle の位置No.202-205)

イエスの言葉を真に受けなかったのは、信じれば目醒めてしまうと直感したからだと言います。だから目醒めない状態を経験するために、イエスを攻撃したのだと。


あなた は もともと、 何 でも できる 意識 です。 そして、 でき ない という こと を 体験 し に 地球 に 遊び に き た だけなの です。 です から 最初 に 地球 に 降り て き た とき に 身 に つけ た 重し を 外せ ば 浮上 する、 つまり 波動 が 上がっ て いく のは 自然 な こと なの です。」(Kindle の位置No.316-319)

これも「神との対話」にある通りですね。本当は神であり、それを忘れて眠っているだけ。目醒めれば元の神に戻るのです。


でも 僕 たち は、 分離 の 限り を 尽くし、 分離 でき ない ところ まで 分離 し、 戦争 まで 起こし まし た。 もう 分離 の 振り子 が 振り切れ、 統合 へと 戻っ て いく とき を 迎え て い ます。 つまり、 もう 目 を 醒ます 時間 なの です。」(Kindle の位置No.329-331)

これも同じようなことが「神との対話」で語られています。私たちはもう充分に分離の世界を経験しました。これからは統合へと舵を切ることになるのです。


ただ 単に「 悲しかっ た」「 つらかっ た」「 苦しかっ た」 で 終わら せ ては なら ない の です。 「人生 には 予期 でき ない 大変 な こと も ある。 だから、 いつ までも クヨクヨ し て ない で、 前向き に 生き て いこ う!」 という のでも あり ませ ん。   なぜなら「 もう そろそろ、 その よう な 体験 を 繰り返す繰り返す 必要 は ない のでは ない です か?   本来 の 意識 に 目 醒め、 喜び や 調和 の 意識 から 現実 を つくりだし はじめれ ば、 もう だれ も 痛み や 苦しみ を 体験 する こと なく、 もともと の 平和 な 意識 に 戻っ て いける の です よ!」 という、 宇宙 からの 呼びかけ が やってき て いる の です から。」(Kindle の位置No.349-354)

結果に反応して生きる生き方をやめ、原因者として、創造者として生きること。それがこれから求められています。


この 地球 上 で 問題 を つくりだす のは、 それ を 解決 し た とき に 達成 感 が 得 られる から です。 では この 達成 感、 やりとげ た 感 は 何 の ため に ある の でしょ う か?   それ は 無 価値 感 から です。」(Kindle の位置No.384-386)

そもそも無価値感(劣等感)があるから、達成感で補おうとしている。そのことが、問題を起こしているという指摘です。
たしかに、達成できなければ自分の無価値感が強くなり、自己卑下したり、自尊心を失って自暴自棄になることもあるでしょう。また常に比較して優越感に浸ろうとしたり、そのために相手を蹴落とそうとするかもしれませんね。そういう問題があります。


すべて が 満ち て いる 意識 は、 人 を 自由 に し ます。 相手 が どの よう な 状態 なのか、 気 に もとめ ませ ん。 「あの 人 は ちゃんと 私 の ほう を 向い て くれ て いる」 とか、「 道 を 歩い て いる とき に、 ほか の 女 の 人 には 目 も くれ ない」 とか、 そんな こと には まったく 興味 が わか ない わけ です。 もっと いえ ば、 相手 が 浮気 を し た として も、何とも思いません。」(Kindle の位置No.419-422)

私がいつも言っていることですね。(笑)愛は自由ですから。


この 目 醒め を 促す エネルギー は、 実際 には どの よう に 体験 さ れる のかと いう と、 たとえば 仕事 を 突然 解雇 さ れ たり、 いま まで うまく いっ て い た もの が うまく いか なく なっ たり、 絶対的 に 信用 し て い た 人 に 裏切ら れ たり する など さまざま です。   でも、 この 強烈 な インパクト を 感じる よう な 出来事も、 目 醒める ため に 皆さん 自身 が 起こし て いる もの なの です。」(Kindle の位置No.496-499)

でも、 会社 から 解雇 さ れる 現実 を つくる のは 本人 なの です。 ここ に 気づか ない 限り、 目 醒める こと は でき ませ ん。 自分が 体験 する 現実 について は、 ただ の 1 ミリ たり とも、 だれ かの せい には し ない という こと です。」(Kindle の位置No.500-502)

ひょっとすると、私がリストラされたのも、こういうことかもしれませんね。ですからそれを受け入れ、それで完璧なのだと認めること。それが重要なのです。


とくに不安は、本当に感じられなくなります。あらゆるネガティブなものが消えていくのです。そういう次元に出れば、意識は常に晴れ晴れとしています。
 現実によって一喜一憂することもありません。そういう意識へと皆さんは出ていくのです。
」(Kindle の位置No.512-513)

不安は幻想ですからね。私もいろいろと不安に直面し、それを受け入れることで、だんだんと不安を感じなくなりました。


目を醒ましさえすれば、あなたは自分の見たい映像を映しだすために、意図的に周波数を変えることができるようになります。」(Kindle の位置No.522-522)

これも「神との対話」で語られています。私たちはエネルギーの周波数を変えることで、自由自在に創造できるのだと。


かつてあれほど高度な意識で存在していた僕たちが、本当にすべてを忘れ去り、何もできなくなっているわけです。
「すべてを知っていて、なんでもできる意識が、『自分はたいしたことのないちっぽけな存在だ』などという意識の状態まで、よく眠ることができたね」そういうのです。
」(Kindle の位置No.661-664)

たしかに元の意識からすれば、今の私たちは完璧に元の状態を忘れているのですから、驚くべきことなのでしょう。


でも実際、問題を解決しようと意識を水平軸に向け、波だったものをわざわざ固めていたのです。僕たちはそういうやり方を通して、人間ドラマを楽しんできたのです。
 さて、僕も本格的に目醒めることに取り組みはじめたころには、垂直軸を一日中意識していました。
 人や状況を何とかしようとするのではなく、ひたすら自分に集中し、とらえたネガティブなバイブレーションを垂直軸に拡がる宇宙意識を意識し手放す、ひたすらとらえては手放すという繰り返しでした。
」(Kindle の位置No.816-818)

この水平軸というのは、現実の問題を問題視する意識の使い方です。直接的に問題解決に動く方向ですね。一方の垂直軸は、自分の思いがこの現実を引き寄せているのだと理解し、その原因となるネガティブな意識にフォーカスする意識の使い方です。
これは、ホ・オポノポノのクリーニングと同じことだと思います。津留晃一さんも、こういう思いを手放すワークを推奨しておられました。


とくに「恐怖」はチャンスです。恐怖を外すと、それだけでものすごく波動のレベルが上がるからです。ですから、恐怖という感情が出てきたときにはむしろ喜んでください。
 恐怖は、あなたが目を醒ましそうになると、立ちはだかる壁のように出てきては、足止めする周波数です。でも、それを正面において壁ではなく扉にして開けていったなら、あなたは、どこまでも先へ先へと進んでいくことになるでしょう。
 いずれにせよ、主人公はあなた自身です。
」(Kindle の位置No.848-852)

「恐怖」というのは、「不安」の中でも強いものです。そういう意味では、2020年ゲート問題で恐怖を感じる人はチャンスだ、ということになりますね。並木さんの狙いは、ここにあるのかもですね。


ですから他人の意見を聞かなくても、他人のアドバイスを受けなくても、ハイヤーセルフからのサインという心のコンパスを使えば、ちゃんとあなたは自分の道を明確に見極め、その通りに動いていけるようになるのです。
 つまりこれは、本当にあなたが心から望む人生にシフトできるということです。難しいことは何もありません。とてもシンプルで簡単なことなのです。あなたにとって、「心地よい」「惹かれる」「しっくりくる」「スッキリする」「楽しい」「腑に落ちる」「ワクワクする」「喜びを感じる」ことと一致した行動をとること。先ほどもお話したように、これらの感覚はハイヤーセルフからの「あなたにとって正しい道を進んでいる」サインです。そして、これらに従った結果、出てくるネガティブなフィーリングを手放すのです。
」(Kindle の位置No.971-977)

自分の真実は自分の内にある。そう「神との対話」でも言っています。自分の心や直観に従うこと。その結果起こる不都合な出来事は、完璧に自分の役に立つものなのです。


平成30(2018)年から2020年まで、この3年間で、僕たちが本来の自分に目醒めるための、「目醒めのゲート」は閉ざされてしまいます。これは変えることのできない流れです。
 ではこの時期、僕たちはいったいどうすればいいのでしょうか。
 答えはとてもシンプルです。
 このゲートが開いている3年間で、今回のタイミングで目を醒ますのか、それともまだ眠りつづけて次の機会を待つのかを、あなたが自分の意思で決めるだけです。あなたがあなたの主人公だからです。
」(Kindle の位置No.1177-1180)

まあこの本を読んだ人であれば、目醒めると決めるでしょうねぇ。


でも、これからの時代は目醒める流れが主流になりますので、気にせず自分軸で生きてください。大丈夫、これからは、出る杭は「打たれない」のです。ですから、これからの世の中は、いままで世間になじめず生きづらさを感じていた人ほど、生きやすくなるでしょう。
 逆に外や他人に合わせている人は、いままでは上手くやってこれたのに、これからは同じやり方をしても、なぜか上手くいかなくなることを体験するはずです。もう隠れて生きなくていいのです。だれかに合わせなくてもいいのです。本当に自分の心が求める生き方へと大胆にシフトしていきましょう。
 ただし、目を醒ましていくには、そうして自分に一致して生きることで出てくるさまざまな地球の周波数を手放していく必要があります。
「こんなことばかりしていて大丈夫かな?」
「自分勝手じゃないかな?」
「人はなんて思うだろう?」
 例をあげればきりがありませんが、目醒めのプロセスで直面する「あるある」です。でも、思いだしてください。本書でお話したように、あなたはそれらを簡単に手放す方法を知っていますよね?目を醒ますことに心が決まったら、常に向かう先を「目醒め」に定め、楽しみながら統合していって下さい。
」(Kindle の位置No.1332-1343)

「神との対話」でも、目醒めて生きようとすればバッシングされると書かれていました。人々は、直感的に自分を目醒めさせようとしていると感じて恐れるからです。
しかし、これからは目醒めが主流になるから、生きやすくなるということです。


眠りから抜けだす第一歩は、「現実にとらわれない」ことです。そして「手放す」のです。
 それにはまず現実を観察するのがいちばんです。
 悔しいと思ったり、罪悪感を感じたり、自分がその周波数を使っていることに気づいたら、すぐに手放すことです。
 何を手放すべきかは、現実が明らかにしてくれます。現実を見て、感じる居心地の好くないフィーリングは、どれもこれもが本来のあなたのものではないのですから。
「次は何を手放せばいいんだろう?」
「現実は何を教えてくれるんだろう?」
 そうなると、現実が大切に思えてきます。
 つまり現実をなんとかしようとするのではなく、現実を目醒めるために使うのです。
」(Kindle の位置No.1362-1368)

現実とは、原因である自分の思考に気付かせてくれるもの。そして、その現実が本来の自分かどうかを教えてくれるのが感情ですね。


まず、この意識の使い方に慣れていくために、たとえば自分の現実を見たときに不安を感じたら、「この現実によって不安を感じているのではない」といってみるのです。こうすることで、現実を映しだしているスクリーンとの間に隙間をつくることになります。つまり、何度もお話しているように、僕たちはスクリーンにベタッとくっつくようにして映像を見ているため、臨場感を持って体験できただけなのです。」(Kindle の位置No.1442-1445)

俯瞰してみることですね。現実は幻想だと見抜くことが大切です。


繰り返しますが、宇宙は否定形を聞いてくれません。ですので、ポジティブに何を体験したいか、それだけを決めればいいのです。そして宇宙はそれに対して「OK!」といってくれます。それくらい宇宙は自由で豊かでパワフルなのですから。」(Kindle の位置No.1523-1525)

これもよく言われることですね。「神との対話」でも、「私は〇〇だ(I am 〇〇)」という宣言が、もっとも力強い宣言だと言っています。


逆にいうと、日ごろから意識がしっかりとつながってさえいれば、必要なことはすべて魂が教えてくれるのです。
 だれかに頼ったり、話を聞いたりしてはいけない、というのではなりません。
 わからないことを、あくまでも参考として聞くのならいいのです。そうではなくて、ひとりの人にすべてを託してしまう、頼ってしまう、そういうやり方からは脱却していかなければならないのです。
」(Kindle の位置No.1605-1609)

他人を頼むな、自らを頼め。これもよく言われることですね。このことからも、2020年ゲート問題で不安になり、わからないのに闇雲に並木さんにすがるという生き方はダメなのです。


そういう意味で不用意に不安に思ってみたり、怖がってみたりするのをやめる。そういう習慣をつけることが重要なのです。
 それには毎日を、自分が心地よくいられるように工夫することです。
 何が必要なのでしょうか?
 まずは自分を気分よくさせることは何なのかということに、注意を向けていなければなりません。この音楽を聴いているととても心地よくなると感じるのなら、聴けばいいのです。これをやっているのが至福の時間だと感じたら、やればいいのです。
」(Kindle の位置No.1697-1701)

心地よいことをするには、まずは自分が何を心地よいと感じるかを知ることが大切ですね。


だから「学校に行きたくない」という子がいたなら、無理に行かせないでください。それによる宇宙からの贈り物、ギフトは必ずあるからです。
 たくさんの子供が不登校になれば、いつかは親も学校も解決策を模索しはじめます。
」(Kindle の位置No.1811-1813)

「嫌だ」という感情を大事にすることですね。


究極のことをいうと、いまは「不食」の人が話題になっています。断食というより、ほぼ何も「食べない」のです。
 彼らはどうやって生きているのかというと、大気中の気、プラーナで栄養を摂っています。ただ、それが可能だということになると、栄養学そのものが意味をなさなくなってしまいます。
 いままでの「これを食べるとこうなる」という概念が崩れようとしているのです。
」(Kindle の位置No.1832-1835)

私もいずれ人は不食になると思っています。今は、少食の人が増えました。私も徐々に少食になっています。


失礼な態度をとると、神が許してくれても、この眷属(けんぞく)が許してくれません。
 神が「いらっしゃい」といってくれているのに、その間に立ちはだかるのです。僕は宮古島に行ったときに、眷属によってどうしても境内に入れてもらえないという体験をして、とても閉口したものでした。
 そういうこともあるので、きちんと礼節は守って下さい。そうすれば神ともきっと友達になれます。そうなれば自分の意識も拡がるし、世界の見え方も、とらえ方も、そして感じ方もまったく変わってくることになります。
」(Kindle の位置No.1888-1893)

こういうところは、ちょっとどうかなって思います。「神との対話」では、神は礼拝をしてもらいたいなどと思っていない、と書いてあります。神は、崇められる必要がないからです。

眷属だか何だかわかりませんが、私はこれまで、どんな失礼な態度をとっても、神社に入れなかったという経験はありません。幽霊も見たことがありません。だからと言って、そんなものが存在しないと言うつもりはありませんよ。そういうのが感じられる人が、影響を受けるだけではないかと思うのです。


いずれにしても、これからの出来事にはあまり振りまわされないでほしいんですね。心が乱れれば乱れるほど激化しますから。そういった変化を見たとしても、「これはこの先に行くためのものだから心配ない」−−そう思えばOKです。何も心配することはありません。」(Kindle の位置No.2541-2544)

何が起ころうとも安心していればいい。それだけのことですね。


初めて並木さんの本を読んだのですが、ほとんど「神との対話」で言われていることと同じで、とても納得できました。2020年ゲート問題を強調されるのはおそらく、目醒めさせるためなのでしょう。私はそう好意的にとらえています。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 13:25 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月12日

神との対話 完結編(目次)

「「神との対話」シリーズを読む」というメルマガをまぐまぐで発行しています。
過去ログを他のブログで公開していますので、こちらにリンクを貼って目次を作っておきます。
(※章、ページは単行本をもとにしています。またページは、メルマガに出てくる最も大きいページですが、メルマガで紹介する都合上、ページが前後する場合もあります。参考程度にご覧ください。)

また、露骨な性描写を含むような時は、メルマガのタイトルに「(18禁)」とつけます。
もしそういう内容は読みたくない方は、それを目印にしてください。

それからこちらで、過去ログ内の検索もできます。
 


どうぞ、ご利用ください。


「神との対話 完結編」


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「神との対話」シリーズの書籍紹介は、リンク先のページをご覧ください。

●第1章
01「3つ目の招待」
 (2019年10月7)1回目(〜p.18)

●第2章
02「重要なのは霊的に進化すること」
 (2019年10月8)1回目(〜p.27)

●第3章
03「招待は私たちが望んだから」
 (2019年10月9)1回目(〜p.36)

●第4章,第5章
04「知ることがスタートライン」
 (2019年10月10)1回目(〜p.48)

●第6章,第7章,第8章
05「HEBが私たちを助けようとしている」
 (2019年10月11)1回目(〜p.71)

●第9章
06「意図的に前進しよう」
 (2019年10月14)1回目(〜p.75)
07「別次元の生命体」
 (2019年10月15)2回目(〜p.79)

●第10章
08「目的に応じて選択している」
 (2019年10月16)1回目(〜p.88)

●第11章
09「HEBは暴力を完全に否定する」
 (2019年10月17)1回目(〜p.94)

●第12章
10「分離の神学から一体の神学へ」
 (2019年10月18)1回目(〜p.100)

●第13章
11「神からの挑戦状」
 (2019年10月21)1回目(〜p.107)

●第14章
12「それぞれの要素に知性がある」
 (2019年10月22)1回目(〜p.114)

●第15章
13「形而上学初級編:究極の現実の短期講習」
 (2019年10月23)1回目(〜p.121)

●第16章,第17章
14「私たち自身のためにすべてを行う」
 (2019年10月24)1回目(〜p.129)

●第18章
15「分かち合えば不足はない」
 (2019年10月25)1回目(〜p.138)

●第19章
16「所有するのではなく管理する」
 (2019年10月28)1回目(〜p.147)

●第20章
17「相手の意に反して殺したりはしない」
 (2019年10月29)1回目(〜p.155)

●第21章,第22章
18「魂はつねに最善を選択する」
 (2019年10月30)1回目(〜p.168)

●第23章,第24章
19「インスピレーションで助ける」
 (2019年10月31)1回目(〜p.187)

●第25章
20「神の仕事と魂の仕事」
 (2019年11月1)1回目(〜p.196)

●第26章
21「HEB探しは無意味」
 (2019年11月4)1回目(〜p.205)

●第27章
22「霊・精神・身体への解体と再統合」
 (2019年11月5)1回目(〜p.213)

●第28章
23「時・空はただ1つの現実の2つの側面」
 (2019年11月6)1回目(〜p.223)

●第29章
24「消防隊は到着している」
 (2019年11月7)1回目(〜p.230)

●第30章
25「言行を一致させるための方法」
 (2019年11月8)1回目(〜p.236)
26「言行一致のための5つのツール」
 (2019年11月11)2回目(〜p.240)

●第31章
27「与えられたツールを活用する」
 (2019年11月12)1回目(〜p.248)

●第32章
28「物質的な世界が私たちの祝福」
 (2019年11月13)1回目(〜p.257)

●第33章
29「HEBに失敗はない」
 (2019年11月14)1回目(〜p.263)
30「暴力から愛へ」
 (2019年11月15)2回目(〜p.267)

 
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2019年09月16日

がんばらない



鎌田實(かまた・みのる)さんの本を読みました。Amazonを見ていて、タイトルが面白そうだと感じて買ったのです。どんな方だか知らなかったのですが、あとで調べてみると、テレビでよくお見かけしたお医者様だったのですね。

内容もよくわからなかったのですが、エッセイ集のようなものでした。学生運動に身を投じていた鎌田さんは、人々に優しい医者になるという信念のもと、損得を度外視して医師不足の信州へ行かれた。そこで、住民から喜ばれる医療というものを考え、実践してこられたのです。

2003年に発行された文庫本ですが、私が買ったのは2017年の第30版です。長い間、一定の支持がある本のようです。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

ぼくの大学時代の同級生に長谷川幹という、おもしろいリハビリ医がいる。彼が障害の受容についてこんなことをいっていた。
「障害の受容という言葉を医療人はよく口にするが、そんなに簡単なことではない。障害を受け入れてはいないが、日常的に、麻痺や障害などの回復する話が、あまり出なくなる状態と考えたほうがわかりやすい。そして、そのような状態になるのに、数年かかるのが普通だ」
 同感である。障害や死の受容はそんなに簡単ではない。研治くんも悪性リンパ腫であることを家族から話してもらったが、ひと晩だれとも口をきかなかった。ひと晩で受容したように見えたが、受容に軸足を置きながらも、「否認」や「怒り」や「取り引き」に、行ったり来たりしていたのだ。このジグザクがなんとも人間的で、いとおしい。
」(p.34)

スケート部で活躍してた研治くんは、親や家族を心配させたくない思い、なんで自分がこんな病気にという恨み言など、様々な思いが押し寄せたのだろうと思います。そういう思いを鎌田さんも理解して、見守っておられたのでしょうね。


たいした用はなかった。外出の日ぐらいどうにでもなったのさ。治らない病気だと知っていたら、じいちゃん一人にしないで、じいちゃんの布団のなかに入って、いっしょにいろんな話をしてあげたかったのに」と、たぬきのおばあちゃんは笑いながら話してくれた。
「いっしょの布団に入りたかった」か。いい話だなあ。ぼくは二人にそうしてもらいたいと思って外出をさせた。だけど「貧血」というぼくの嘘がそうさせなかった。ぼくが勇気を出して、白血病であること、命に限りのある病気であることを、たぬきのおばあちゃんに伝えていたなら、おじいちゃんは自分の家の、自分の部屋の布団のなかでひとりポツンとしていなくてすんだのだ。
 日本流のやさしさがつらい話は聞かせないという習慣をつくってきたが、告知をしないことは本当のやさしさだろうかと思った。
」(p.41)

おばあちゃんに白血病と知らせなかったのは、おばあちゃんが動揺しておじいちゃんに伝わってしまうから。それぞれの立場で、それぞれの考え方で、それぞれの判断があったのです。

しかし鎌田さんは、こういうことから、真実を知らせることが何よりも大切だ、という考え方に至ったのでしょう。真実を知らせることほど優しいことはない。私も、そう思います。


奥さんのお父さんが亡くなられた事例をあげて、鎌田さんは次のように語っています。

ぼくは自分の命のあり方を自分で決めていくことが、大切なことだと常々思っている。自分で決めるためには、本当のことを知ることが大切だ。本当のことをお互いが隠さずいい合えること、真実を語り合えることが、生き方を選択するためにも、決定するためにもどうしても大切だと思っている。」(p.43)

おじいちゃんの三年半の闘病で隠し事はひとつもない。おじいちゃんがうちに着て、ご飯を食べていても病気であることをみんなが知っている。みんなが大事にする。おじいちゃんもいよいよであることを知っているから、孫たちを大事にする。隠し事がないということがとても大事なことだった。」(p.53 - 54)

医療は今まで医師が絶大な権限をもって、患者さんそれぞれの生き方まで決めることがあった。しかし、そういうお任せ医療はもう時代おくれだ。自分の体に起きたことをよく知りながら、自分で自分のことを決めていく、自分の人生を自分色に染めて、デザインしていくということが大事だと思う。」(p.55)

人の尊厳は、自分の自由に決められることにある。そのためには、できるだけ真実を知る必要がある。まして、真実を知っていながら、それを隠すようなことはしてはならない。それが鎌田さんの信念になっていったようですね。


ぼくたちの始めた市民中心のデイケアは厚生省の目にとまり、厚生省で、ボランティアが撮ってくれた八ミリ映画の活動記録の上映会がおこなわれた。これがきっかけになったのだろう、それからしばらくして、デイケアやデイサービスの制度がつくられ、日本じゅうにデイサービスセンターができるようになった。
 命を支えるのに、こんなものがあったらいいなあという市民の単純な思いが、国の新しい制度をつくったように思う。
」(p.95)

自宅で介護するのが当たり前とされた時代、お嫁さんは休むことさえ許されませんでした。病院で預かるというデイケアなどは、鎌田さんたちのアイデアで始まったのですね。


「ぼくはこの地獄の板挟みのなかで、よしさんから大切なことを学んだ。七十になっても、人は人に触れていたい、触れられていたい。そんな思いだったのだろう。
「治療する」ことを「手当て」と呼ぶ。治療の原点はまさに手を当てて触れることなのだろう。よしさんのことはぼくたちに、その大切さを忘れるなよ、と語っていたような気がする。
」(p.99)

よしばあさんは、どうやら故意に鎌田さんの股間を触っていたようです。触られまいとする鎌田さん、何とか触ろうとするよしばあさん、2人の攻防は看護婦さんたちの間でも注目されていたとか。

しかし、そういうやり取りをしている間、よしばあさんは狭心症の発作が起きなかったようです。それが、鎌田さんが東京へ出張したところ、久しぶりに発作が起きた。鎌田さんは、ニトログリセリンよりも人との触れ合いの方が、体調を維持するのに役立ったのではないかと思われたようです。

私もレイキを母にしてあげた経験から、同じようなことを感じています。「手当て」とは、愛情表現なのです。


この本を読み始めたころ、購読している「みやざき中央新聞」に、鎌田さんの記事が載りました。何という奇遇でしょう。

その中で鎌田さんは、昭和23年に生まれ、親から捨てられたという話をされています。養父の岩次郎さんは、奥さんが心臓の病気で入院していることもあり、1日15時間働いて生活を支えていたにもかかわらず、鎌田さんを拾って育てたのです。

鎌田さんは、人間はこの「にもかかわらず」が大事だと言います。

そして、高校を卒業するころ、大学に進学したいと養父に伝えると、3度話して3度とも否定されたとか。大暴れした後、養父はやっと、自由にやっていいが、費用は自分で工面しろと言って、許してくれたそうです。

鎌田さんは、人間にはこの「自由」が大事だと言います。

テレビで拝見しただけの鎌田さんですが、温かくて優しい印象があります。鎌田さんが、様々な苦難を乗り越えてこられた結果、そういう人格が形成されたのでしょうね。そんなことを感じさせてくれる本でした。

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2019年09月02日

犬飼ターボ

犬飼ターボ(いぬかい・たーぼ)さんの小説は、2007年に読んだのが最初のようです。

「チャンス」は、1人の青年がメンターと出会って、成功していく感動のストーリーです。

それから犬飼さんの小説にはまって、全作を読んできました。

ただ、その記録をとっていないので、このブログで紹介できているのは、その一部になります。


◆犬飼ターボさんの本(小説)
「CHANCE チャンス」
「星の商人」
「仕事は輝く」
「DREAM ドリーム」
「TREASURE トレジャー」
「SIGNAL(シグナル)」



物語によって重要なことを伝えるという手法は、昔から利用されています。神話というのは、まさにそうなのです。そういう意味では、オーソドックスなのですが、犬飼さんの作品は、それを現代に生かしている感じがします。

他にも、福島正則さんとか喜多川泰さんなども、そういう感じです。私が大好きな著者さんです。

犬飼さんは、最初は「成功」に焦点を当てていますが、そのうちの「幸せ」に焦点が移ります。そして、私が読んだ最新作の「SINGLE(シングル)」では「愛」へ。犬飼さん自身が進化し続けているのだろうと思いました。

上記の他では、「オレンジレッスン」「天使は歩いてやってくる」「月の商人」があります。
 
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SIGNAL(シグナル)



日本での成功小説の先駆者である犬飼ターボさんの本を読みました。サブタイトルに、「愛 とは 欲求 が 満たさ れ た 喜び の 記憶」とあります。これまでのテーマとは少し違って、「愛」について正面から向き合った小説です。

※犬飼さんの本の一覧は、こちら「犬飼ターボ」のページをご覧ください。

この本は、Kindle版でしか発売されていません。「あとがき」に書かれていますが、4年間かけてやっと書き上げたもの。しかし、出版社の反応があまり良くなくて、紙媒体での出版ができなかったようです。

犬飼さんは、書籍として残したいという希望があるようで、出版してくれる会社を探しているようです。この本もまた、これまでの本と同様に、紙媒体で発行されるといいなと思います。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう・・・と思ったのですが、今回の本は、なかなか引用する箇所の選定が難しかったです。なので、あらすじを簡単に紹介しましょう。

とある国(島)、とある時代、まったくの空想の世界です。そこは、「恐ろしい霧」に包まれようとしていました。その霧は毒で、包まれると死んでしまいます。この世の終わりを彷彿とさせます。

その毒の霧から世界を守ることができるのか? そのポイントは、「愛」です。愛があれば、毒の霧を抑え込むことができる。そう信じられていました。

最初、「愛」とは奉仕する精神であり与えることだと説く教師のところに、若者と娘がやってきます。若者は教師の言葉が信じられません。なぜなら、教師はそう言いながら、物を売ろうとするからです。矛盾しているのではないか? 理屈っぽい若者は、理性で愛を理解しようとします。

一方、娘は、人のオーラを見ることができる能力を持っています。直観で愛を知ろうとします。

その世界では、ある伝説がありました。世界を滅ぼす毒の霧が現れる時、一人の英雄が愛を歌って世界を救うと。

英雄が歌ったという「愛の歌」は、子どもの頃からすべての人が聞かされ、覚え、歌っていました。しかし、毒の霧から世界を救うには、その英雄が歌う必要があるのです。

長老で占いをするオババは、毒の霧の出現を予言していました。そして、世界を救う英雄は、その若者だと言ったのです。

オババはその若者に、愛がわからないと愛の歌は歌えないと言います。そこで、まずは愛のマスターを探せと若者に指示します。

こうして、若者と娘は、愛を教わるために愛のマスターを求める旅に出発するのです。


物語はこうして、若者が少しずつ愛について理解を深めていく様子を描きます。

そうして最終的に、「愛」とは何なのかということを理解します。それが、サブタイトルに示されていた「愛とは欲求が満たされた喜びの記憶」なのです。

そのことについて、「あとがき」にこう書かれています。

おそらく「 愛 とは 欲求 が 満たさ れ た 喜び の 記憶」 という 定義 に 反対 さ れる 方 も 多い と 思い ます。 私 も 最初 は そんな はず が ない と 何度 も 考え直し まし た が、 考察 し て いけ ば いく ほど「 愛 とは 欲求 が 満たさ れ た 喜び の 記憶」 だ という こと が 鮮明 に なっ て いき まし た。
 そして、 人間 が 認知 する 仕組み、 行動 する 仕組み を当てはめ て 考え て いく と、 愛 は 暖か さ、 愛 は 光、 愛 は 思いやる こと、 愛 は 奉仕… といった いろいろ な 本 に 書か れ て いる 定義 が すべて しっくり と 収まり まし た。
 この おかげ で、 愛 は 難解 で、 高尚 で、 崇高 な もの で ある という 幻想 から 解放 さ れ まし た。 そして、 誰 でも 再現 が できる よう になり まし た。
」(Kindle の位置No.2106-2113)


これが犬飼さんがたどり着いた結論なのでしょうね。


これを読んだ私の感想ですが、これまでの本と違って、やはりわかりにくく、あまり感動が伝わってきませんでした。これは正直な感想です。

しかし、だからと言って、間違っているとは思いません。そうではなく、消化しきれていないという感覚なのです。

このことについて犬飼さんは、すでに予想されていたようで、「あとがき」にはこうあります。

何度 読みかえ し ても 新しい 発見 が ある よう に、 かなり 深い 心理的 な 解説 や それ を 元 に し た さりげ ない 描写 を 入れ て おき まし た。 愛 とは 何 かが 分かっ て くる ほど、 文章 に 隠れ て いる こと に 気づく でしょ う。
 一度 目 は、 愛 の 理解 を 言葉 上 は でき ても 腑 に 落ち て おら ず、 主人公 の 成長 に対して 感情的 に つい て いく のが 難しい と 感じ られる はず です。 しかし 脳 は 寝 て いる 間 も 処理 を 続け て い ます ので、 一 ヶ月 ほど し てから 読む と、 一度 目 よりも 主人公 に 感情移入 が 出 て いる こと に 気付く かも しれ ませ ん。
」(Kindle の位置No.2085-2090)-2086)


なかなか読みごたえのある小説だと思います。私も、しばらくしてからまた、読み直してみようと思いました。

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2019年08月23日

本田健

本田健(ほんだ・けん)さんのことを知ったのは、おそらくメンターの吉江勝さんからだったと思います。あるいは、箱根合宿の時の講師の鳥居氏からか、はたまたレイキや宝地図の望月俊孝さんか。

そしてお名前を知った時、すでに健さんの翻訳本を読んでいたことがわかりました。それで興味を持って、健さんのご著書を読むようになったのです。

当時は顔出しNGの方でしたので、どんな方だろうという興味もあり、福岡で行われたセミナーに、健さんに会うためだけにバンコクから行きました。本の印象とは違って、とてもひょうきんな方だったので、それも驚きでしたね。

また、バンコクで健さんに近い方とお会いする奇遇もありました。そういうこともあって、親しみを込めて「健さん」とお呼びしています。


◆本田健さんの本(翻訳、対談を含む)
「ユダヤ人大富豪の教え」
「愛とは、怖れを手ばなすこと」(ジェラルド・G・ジャンポルスキー著)
「あなたのお金はどこに消えた?」
「幸せな経済自由人という生き方」
「きっと、よくなる!」
「お金と人生の真実」
「「ザ・マネーゲーム」から脱出する法」(ロバート・シャインフェルド著)
「「ビジネスゲーム」から自由になる法」(ロバート・シャインフェルド著)
「あなたの夢をかなえる目に見えない力の秘密」(ロバート・シャインフェルド著)
「未来は、えらべる!」(バシャールと対談)
「一瞬で自分を変える法」(アンソニー・ロビンズ著)
「人生を変えた贈り物」(アンソニー・ロビンズ著)
「バシャールのワクワクの使い方実践篇」
「人生の目的」
「アンソニー・ロビンズの運命を動かす」(アンソニー・ロビンズ著)
「幸せなお金持ちになる本」(雑誌「ゆほびか」)
「運命をひらく」
「本調子」(共著)
「happy money」



健さんは、「お金」と「幸せ」の両方に軸を置いたテーマを追求されています。ただ金持ちになればいいわけではない、ということですね。そのために、人生を信頼することを説かれています。

そういう健さんの考え方は、私がお勧めする「神との対話」シリーズととても親和性があります。だからこそ、健さんに親しみを感じるのだと思います。


※参考:「ナビを利用すると便利ですね」「本田健さんの読者の集いに参加します」「今夜出発します」「「本田健 読者の集い」に参加しました」「弁護士が脱いじゃダメですか?」「「ひとつのもの」とつながる何かをする」「出来事はすべて良いことです」「自分で自分のコーチになる」「読書は瞑想です」「人生を信頼しよう」「不思議な出会いがありました」
 
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 16:33 | Comment(0) | ├ 著者別まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

happy money



本田健さんの新刊が出たので、Kindle版を購入して読みました。この本は最初、英語で出版されたそうです。その翻訳を健さん自身がされて、日本語訳として出版されたものになります。

お金に関する本は、これまでに何冊も書かれていますし、翻訳も手掛けておられます。ある意味でこれは、健さん集大成という感じの本になっています。

※健さんの本の一覧は、こちら「本田健」のページをご覧ください。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介します。なおKindle版ですので、ページがありません。位置情報を入れておきますが、正確ではないことをご承知おきください。

あなた が 持っ て いる お金 が「 Happy Money」 か「 Unhappy Money」 かは、 あなた の 収入、 資産 の 金額 で 決まり ませ ん。
  あなた が どちら の お金 の 流れ に 入る かは、 あなた が お金 を 与え たり 受け取っ たり し た とき に、 その お金 が どんな エネルギー を 持っ て いる かで 決まる の です。
」(Kindle の位置No.289-292)

あなた が お金 を 受け取る とき に、「 感謝 する こと を 選ぶ」 だけで いい の です。 そして、 惜しみ なく お金 を 与え、 喜び や 感謝 を 込め て お金 を 払え ば いい の です。」(Kindle の位置No.294-295)

「はじめに」の中で健さんは、この本の結論を語っています。お金はエネルギーであり、それにはHappyとUnhappyの2種類があるのですね。もしHappyなエネルギーとしてのお金を扱いたいのであれば、「感謝」「選ぶ」ことだと指摘しています。


もし あなた が お金 を「 良い こと に 使う もの」「 豊富 に ある もの」「 自由 に 与え たり、 受け取っ たり できる もの」 と 考える よう に なっ たら、 内面 の 変化 が、 あなた の 外側 の 人生 に 反映 さ れ て いき ます。」(Kindle の位置No.338-340)

お金に対する信念が、現実に反映されると健さんは言います。これはどんな信念も同じで、Unhappyな信念なら、その信念が反映されるのです。


そこで 博士 は、 コミュニケーション には 2つ の 種類 が ある と 主張 し て い ます。
  愛 と 怖 れ です。
  お金 に対する 向き合い 方 にも 2つ の 種類 が あり ます。
  それ が お金 に対する 愛 か、 お金 に対する 怖 れ です。
  あなた が お金 を 稼い で 使う とき、 そこ には 愛 か 怖 れがあります。
」(Kindle の位置No.894-896)

健さんが翻訳したジェラルド・G・ジャンポルスキー博士「愛とは、恐れを手ばなすこと」に書かれている内容です。愛と怖れ(不安)の2つのエネルギーがあるという指摘は、「神との対話」シリーズなどにもありますね。


怖 れ の 反対 は、 愛 です。 愛情 を 抱く には、 怖 れ ─ ─ 何 かが 自分 を 傷つける のでは ない か、 自分 の もと から なくなっ て しまう のでは ない か といった 怖 れ を 抱か ない こと です。 愛情 を 抱く には、 あなた が 誰 を 愛する に せよ、 その 人 が いつも そば に い て くれる と、 心 の 底 から 信じ なけれ ば なり ませ ん。」(Kindle の位置No.928-930)

愛と怖れ(不安)が対極であることは、「神との対話」シリーズでも言っています。愛に留まるには、絶対的に信じることが重要なのです。


幸せ で 豊か な 生活 を 目指す には、 倹約 しよ う なんて 考え ては いけ ませ ん。 むしろ、 意識的 に 使い ましょ う。 自分 が 幸せ だ と 感じ られる こと、 自分 の 欲しい もの に お金 を 使っ て ください。 意識的 に お金 を 使っ て いる と、 無駄遣い を し た とは 思わ なく なっ て いき ます。」(Kindle の位置No.1050-1052)

怖れ(不安)がなければ、安心してお金を使えるはずです。無駄遣いをせよということではなく、安心して、ワクワクすることに使うのです。


将来 が 怖い という 理由 で お金 を 貯める 人 が たくさん い ます。 病気 に なる かも しれ ない し、 職 を 失う かも しれ ませ ん。 人 は、 不慮 の こと、 つまり 何 か 悪い こと が 起き た とき の ため に 備え て 貯金 し たく なる の です。 日本人 は、 特に そういう 考え方 を する 人 が 多い よう です。
  ところが、 不安 や 恐怖 から お金 を 貯め て いる と、 お金 の 流れ の 中 に 怖 れ や 不安 ─ ─ 障害 ─ ─ を 増やす こと になり ます。
  副作用 として、 いくら 貯金 し ても お金 に関する 不安 が 消え ませ ん。
」(Kindle の位置No.1319-1324)

怖れ(不安)を動機として何かをする(お金を貯める)なら、そのエネルギーが現実を引き寄せますからね。


つまり、 真心 を 持っ て 生きれ ば、 人 から 大切 に 扱わ れる だけでは なく、 全 宇宙 から 支え られ て いる と 感じ られる よう に なる、 という の です。
  和平 さん に よる と、「 まろ」 が 増える と「 まろ アップ」 し、 人生 に たくさん の 奇跡 が 起きる と 言い ます。
」(Kindle の位置No.1361-1363)

和平 さん は、 幸せ や 繁栄 の 鍵 を 握る のは、 優し さ、 寛大 さと 感謝 だ と 信じ て い まし た。 神道 の 教え に ヒント を 得 た 彼 は、 人 が どの よう に し て 人生 に 幸運 を 招き入れ て いる か について 研究 し、 自分 が 幸せ だ と 感じる 人 は、 常に 今 に 満足 し て いる という こと に 気づい た の です。」(Kindle の位置No.1386-1389)

お亡くなりになられた竹田和平さんは、健さんのメンターだったそうです。たくさんの著名人に影響を与えた方ですね。
その和平さんが提唱されていたのが「まろアップ」です。まずは自分が幸せだと感じ、現状に満足していることが重要なのです。


今 自分 が 手 に し て いる すべて を 見 て、「 もう 十分 だ」 と 言える でしょ う か。
「もう 十分 に 自分 は 持っ て いる」 と 感じ られる なら 幸せ を 感じる でしょ う。
  この 幸せ は、 あなた の 内面 から 生まれ て き ます。 しかも、 お金 が 入っ て くる 前 に。 あなた も 幸せ を 感じ たければ、 ただ ひたすら、 幸せ で 満ち足り た 感情 の こと だけを 考え ましょ う。「 自分 は もう、 十二分 に お金 を 持っ て いる」 と 感じ て ください。
  そう すれ ば、 もっと 必要 に なっ た とき には、 どこ かから お金 が やってくる でしょ う。
」(Kindle の位置No.1851-1856)

現状に満足すると進歩しないと言う人もいますが、健さんは逆のことを言います。まず最初に豊かであれば、現実が豊かになるのです。こういう考え方は、「神との対話」シリーズでも示されています。


自分 は、 つながり の 中 の ほんの 小さな ピース に すぎ ない と 悟り さえ すれ ば、 自然 と 感謝 できる よう に なる でしょ う。
  その つながり を 見る こと が できれ ば、 満ち足り た 気持ち に なれ ます。 たとえ レタス 1 枚 でも、 当たり前 だ とは 思わ なく なり、 ありがたい と 感じる でしょ う。 そして、ちょっとした こと への 感謝 の 気持ち は、 過去 や 未来、 現在 との つながり を 意識 する たび に、 どんどん 広がっ て いく の です。
」(Kindle の位置No.2010-2013)

1食の食事が目の前にある時、それに関わった人たちのことを想像するだけで、「ありがたい」という気持ちになりますね。私たちは、大勢の見知らぬ他人とつながっている。それを意識することが重要なのです。


自然の法則によって、やがてはお金が自分のところに戻ってくることを理解して、投資や支払いをするときも、感謝しながらお金を送り出すことです。」(Kindle の位置No.2113-)

出したお金はやがて戻ってくるというのは自然法則だと健さんは言います。だからそれを信じて、感謝することが大切なのです。


ただ、こんな状況は一時的であること、また、もっと収入がアップしても問題が解決するとは限らないことを忘れないでください。ご存じのように、お金はあればあるほど使ってしまうものなのです。
 むしろ、この厳しい時期を内省と成長の期間ととらえ、人生にお金の流れを引き寄せるためにやるべきことを見極めましょう(まずは、自分が「持っている」ものに感謝してください)。それから、幸せで情熱的にワクワクすることにフォーカスするのです。
」(Kindle の位置No.2201-)

人生には、経済的に厳しい時期というのもあります。そんな時こそ、成長するチャンスなのですね。


でもブータンでは、私が話を聞いた人のほぼ全員が、自分の人生に満足していました。彼らは、お互いを比較したり評価したりするゲームには巻き込まれていません。」(Kindle の位置No.2829-)

国民のほとんどが幸せだと感じているというブータンに行かれて、健さんはこのように感じたのですね。現状に満足しているからこそ、幸せだと感じられるのです。


「不安」とか「恐怖」といったものに、ダマされてはいけません。私たちが不安に思っていることは、たいていは現実にはなりません。それなのに、私たちは自分のエネルギーの多くを心配することに費やしています。それでは、時間と才能と潜在能力の無駄遣いというものです。
 あなたが「何かをやりなさい」という天の声が聞こえたような気がしたときには、リスクを負ってそれをやりましょう。たいていの場合、そうすることが正しい道であり、あなたを次のレベルに引き上げることになります。
」(Kindle の位置No.2854-)

不安(怖れ)は幻想だということを、「神との対話」シリーズでも言っています。不安を乗り越えて、勇気を振り絞って直観にしたがって一歩を踏み出すこと。それが大切なのです。


人生には、計画したとおりにいかない時期もあります。ですが、感謝の気持ちでいっぱいの心は、どんな荒海も乗り越えられる力を生み出します。ですから、事あるごとに感謝の気持ちを表しましょう。自分への感謝の気持ちも表しましょう。あなたが「感謝の気持ち」の流れの中で生きていたら、人生が思いも寄らない奇跡に満ちたものになるでしょう。」(Kindle の位置No.2955-)

一見、思い通りにならない状況が現れても、それでも感謝の気持ちを持ち続けることが大切なのです。しかも、自分へも感謝するようにと健さんは言います。まずは自分を愛し、大切に扱うこと。頑張っている身体に、いろいろ考えさせてくれる精神に、そして導いてくれる魂に対して感謝することです。


さすがに健さんの本ですね。内容が実に本質的で、普遍的です。健さんご自身がこのように生きてこられただけに、説得力もあります。改めて、健さんは偉大だなぁと思いました。

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タグ:Kindle 本田健
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2019年08月16日

神へ帰る(目次)

「「神との対話」シリーズを読む」というメルマガをまぐまぐで発行しています。
過去ログを他のブログで公開していますので、こちらにリンクを貼って目次を作っておきます。
(※章、ページは単行本をもとにしています。またページは、メルマガに出てくる最も大きいページですが、メルマガで紹介する都合上、ページが前後する場合もあります。参考程度にご覧ください。)

また、露骨な性描写を含むような時は、メルマガのタイトルに「(18禁)」とつけます。
もしそういう内容は読みたくない方は、それを目印にしてください。

それからこちらで、過去ログ内の検索もできます。
 


どうぞ、ご利用ください。


「神へ帰る」

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「神との対話」シリーズの書籍紹介は、リンク先のページをご覧ください。

●はじめに,第1章
01「神なしに死ぬことはできない」
 (2019年8月12)1回目(〜p.21)

●第2章
02「死は自分が引き起こしている」
 (2019年8月13)1回目(〜p.27)

●第3章
03「自分の意志に反して死ぬことはない」
 (2019年8月14)1回目(〜p.31)

●第4章
04「自分の中に真実はある」
 (2019年8月15)1回目(〜p.39)

●第5章
05「すべての道は神に通じている」
 (2019年8月16)1回目(〜p.45)

●第6章
06「「わが家」とは完了すること」
 (2019年8月19)1回目(〜p.55)

●第7章
07「最初から「わが家」にいる」
 (2019年8月20)1回目(〜p.65)

●第8章
08「死は決して悲劇ではない」
 (2019年8月21)1回目(〜p.71)

●第9章
09「いつでも自分で死を選んでいる」
 (2019年8月22)1回目(〜p.84)
10「創造主は犠牲者になれない」
 (2019年8月23)2回目(〜p.87)

●第10章
11「課題から逃れることはできない」
 (2019年8月26)1回目(〜p.93)
12「絶望から救われるために」
 (2019年8月27)2回目(〜p.99)

●第11章
13「人の存在が神を証明する」
 (2019年8月28)1回目(〜p.103)

●第12章
14「信じるものを見る」
 (2019年8月29)1回目(〜p.116)

●第13章
15「選んだ視点が経験を創る」
 (2019年8月30)1回目(〜p.130)

●第14章
16「死後も信じたことを経験する」
 (2019年9月2)1回目(〜p.139)

●第15章
17「第三段階で神と一体化する」
 (2019年9月3)1回目(〜p.152)

●第16章
18「すべては連続同時である」
 (2019年9月4)1回目(〜p.164)

●第17章
19「私たちが時間の中を動いている」
 (2019年9月5)1回目(〜p.174)

●第18章,第19章
20「死は多様な経験のため」
 (2019年9月6)1回目(〜p.186)

●第20章
21「自分のアイデンティティを再確立する」
 (2019年9月9)1回目(〜p.194)
22「永遠に続く生命のサイクル」
 (2019年9月10)2回目(〜p.199)

●第21章
23「アップルオレンジの中の永遠の旅」
 (2019年9月11)1回目(〜p.211)

●第22章
24「死は完璧に起こる」
 (2019年9月12)1回目(〜p.219)

●第23章
25「無益な死も生もあり得ない」
 (2019年9月13)1回目(〜p.235)

●第24章
26「私は神の一部として神を経験する」
 (2019年9月16)1回目(〜p.247)

●第25章
27「死も誕生も同じこと」
 (2019年9月17)1回目(〜p.257)

●第26章
28「マスターは魂のままに生きる」
 (2019年9月18)1回目(〜p.265)

●第27章,第28章
29「つねに継続的に創造している」
 (2019年9月19)1回目(〜p.286)

●第29章
30「目を通して神と一体化する」
 (2019年9月20)1回目(〜p.294)

●第30章,第31章,第32章
31「死ななかったことにもできる」
 (2019年9月23)1回目(〜p.331)

●第33章,第34章
32「何度も生き返っている」
 (2019年9月24)1回目(〜p.350)

●第35章,第36章
33「死後は愛する人たちに迎えられる」
 (2019年9月25)1回目(〜p.374)

●第37章,おわりに
34「すべての人は天使だ」
 (2019年9月26)1回目(〜p.394)

 
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2019年08月09日

ショーケン最終章



メンターの吉江勝さんのメルマガで紹介されていたので、読みたくなって買いました。吉江さんのメルマガは次のブログ記事になっていますので、ぜひそちらもお読みください。「【書評】人生の折り返し地点に入った人への応援歌「ショーケン・最終章」」

著者は、ショーケンこと萩原健一さんです。歌手でもあり俳優でもあり、多くのファンがいます。タイトルに「最終章」とありますが、萩原さんは今年の3月に亡くなられています。つまり、これが遺作ということです。

読んでみると、彼がストイックなまでに役作りに没頭していることがわかります。芝居や音楽という芸術に対して、人生をかけて取り組んでおられたのですね。


ではさっそく、一部を引用しながら内容を紹介しましょう。

幸運にも私は日本を代表する映画監督や演出家、脚本家、カメラマン、そして俳優と一緒に作品をつくる機会に恵まれた。そこで学んだことは、この体に刻み込まれている。
 本書に記すのはそのごく一部ではあるけれど、創造の現場に情熱とエネルギーが渦巻いていた時代の証言として、またそれをいまに生かそうとする模索の記録として読んでいただければと思う。
 だから、この本はショーケンという俳優・歌手の闘病記ではない。
 人生に悔いがないよう納得のいく生き方を追求していった人間のドキュメントだ。
」(p.4)

「はじめに」にこう書かれているように、萩原さんが、どう考えてどう生きてきたのかが、実によく描かれています。


人間は生涯に何度か危機に直面するときがある。そのときにどうするか。
 難所は誰でも必ず渡らなければいけない人生の踏切だ。遮断器が下りている間、待つか、それとも遠回りするか。正念場だ、じっくり考えよう、と思った。
 どん底だと落ち込んで愚痴ばかり言っても前には進まない。生活をまず整えよう。健康に気をつけて体をいたわろう。なにしろ独り者なんだから。
」(p.24)

1983年、32歳の時に大麻の不法所持で逮捕された萩原さん。2004年には人身事故を起こし、2005年には出演料の支払いをめぐるトラブルで恐喝未遂容疑で逮捕され、有罪判決を受ける。2006年には離婚。芸能界から締め出され、生命保険も解約しなければ暮らせないほどお金に困っていたころ、最初の奥さんとその娘さんからお金の無心をされ、それを機に縁を切って一人ぼっちになった。

そんな萩原さんは、酒と睡眠薬をやめ、生活スケジュールを決め、体を使うことで健康を維持しようとしたのですね。自堕落にならずに、いつでも最高の演技ができるように自らを整え、仕事を待ったのです。


「まあいいか。よくやったよ」と自分を褒めた途端、先細りが始まる。だから自分を褒めないように、マゾヒスティックなまでに自分を縛ってきた。それは自分に飽きた偉大な先輩たちを見ているからでもあった。
 いったん自分に飽きてしまうと、表現者としては致命傷になる。
」(p.120 - 121)

「太陽にほえろ!」で正義の刑事をやり、「傷だらけの天使」ではエロや暴力にまみれたチンピラのような若者になり、「前略おふくろ様」では純朴で照れ屋の板前というように、様々な役をこなしてきた萩原さん。イメージが固定化して、それを受け入れてしまうことを「自分に飽きる」と言っています。

新しい可能性に挑戦しなくなったら「表現者としては致命傷」と考えていて、挑戦する生き方を貫かれたようです。それだけに、挑戦をやめてしまった先輩に対して、厳しい言葉を投げかけたりもしたのでしょう。


信仰心を持ったり、信仰に関心を持ったりすることはいいことだといまも思う。けっして否定はしない。
 ただ、あえて言えば、自分は”卒業”した。好んでお寺や神社には参らなくなったものの、行けば普通に手を合わせる。
」(p.140)

瀬戸内寂聴さんや大阿闍梨の酒井さんなどと親交を結び、マザーテレサに会いに行ったり、四国八十八ヶ所のお遍路も何度も経験された萩原さんは、特定の宗教や宗派の信徒ではないものの、念仏を唱えたり毎日、神棚に向かって拝んだりなど、信心深い生活をしていたのだそうです。

それが2011年に結婚されてから、奥様の影響もあって、徐々に信仰の世界を離れて考えるようになったのだとか。汚れた人も多い芸能界の中で、いつしか宗教に助けを求めていたのだと自己分析します。それが、神に頼るのではなく、自分を頼るように変わったようです。

私は清潔なものが好きだった。本当に清いものを探していた。」(p.142)

神に助けてもらうのではなく、自分が「清い生き方」を求めて生きる。生きる基準が自分軸になったのだろうと思います。


一日一日を大切に生きようと思った。「大切に生きる」というのは、必死で勉強することでもなければ、心を入れ替えて暮らすことでもない。
 ただ、一日をゆったりと過ごす。怠惰に暮らすわけでもなく、お迎えが来るのであれば、それに逆らわないということだ。
 私がずっと考えているのは、「安楽死」だ。
」(p.236)

2018年6月、余命1年半との宣告を受けます。病を患ったことは不快であるものの、何が何でも治そうとするのではなく、病のままでもかまわないという生き方を、萩原さんは選びます。その「死」に対する考えが「安楽死」なのです。

私の言う安楽死とは、自分が逝くとき、逝った後のことを含めて不安に陥らず、心安らかなまま人生の幕を閉じることを指している。」(p.236)

どうせ治らないなら楽に死にたい、ではないのです。安楽な心を保ちつつ、穏やかに死を迎えるということです。

残された人間が「最後は穏やかだった」「安心しきっていた」と温かな灯りを抱いて見送り、その灯りをともし続けてほしい。そのとき、私は初めて心置きなくこの世に別れを告げることができるだろう。」(p.237)

スキャンダルの標的にされてきた萩原さんは、残される人々、特に奥様のことが気がかりだったのですね。その奥様のために、穏やかに死にたいと思われたのです。

俳優、萩原健一、本名、萩原敬三さんは、2019年3月16日、病院の一室で愛する奥様に見守られながら、とても穏やかで安らかに、ゆっくり眠るように息を引き取られました。最後の言葉は、「ママ、ありがとう」だったそうです。


ガンによって、余命宣告を受けてからも、萩原さんは役作りに没頭されます。命が尽きることよりも、もっと大きな自分を見てみたいという欲求に突き動かされていたかのようです。

私は、ショーケンのファンでもなかったので、あまりよく知りませんでした。しかし、この本を読むことで、こんな役者さんだったんだなあと、改めて思いました。

そしてその生き様には、深く考えさせられました。私も私として、しっかりと生きようと思ったのです。

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タグ: 萩原健一
posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 17:53 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル



この本を読もうと思ったきっかけは、「みやちゅう」こと「みやざき中央新聞」の「人生には「晴れ」も「雨」も「風」もある」という社説(2791号 2019年6月3日付け)を読んだからです。水谷編集長が紹介されるこの本の内容に惹かれて、すぐに注文しました。

この社説で水谷編集長は、この本を読みながら「「雨」や「晴れ」、「風」や「雪」など、天気予報には欠かせないこれらの気象用語が、人生のいろんな風景と非常によくマッチすることに気が付いた」と言います。そして、この本の第一章を紹介して、次の言葉で締めくくっています。

天気は、人間の意思では変えられないが、受け止め方は自由だ。そもそも天気には良いも悪いもないはず。「雨」や「晴れ」、「風」や「雪」などの自然現象は解釈ひとつで感じ方も見える風景も違ってくる。

 だったら「追い風」とか「恵みの雨」みたいに、全部前向きに捉えて、自分の人生の風景に取り入れてみよう。



ではさっそく、一部を引用しながら本の内容を紹介しましょう。

まずこの本ですが、作者は志賀内泰弘(しがない・やすひろ)さんです。全6章からなる短編小説集で、それぞれの最初にねこまきさんのマンガが描かれています。また気象予報士の寺尾直樹(てらお・なおき)さんが監修され、天気予報についてのうんちくを示してくださっています。

登場人物は、気象予報士のテラさんと、彼が登場する天気予報番組を楽しみにしている居酒屋「てるてる坊主」のご主人と女将さん、そしてそこに引き取られたぶち猫のテルなど。それぞれでテラさんが語ることわざや名言と出来事が、登場人物の人生に影響を与えます。


No rain, no rainbow」(p.31)

ノー・レイン・ノー・レインボー。日本語で訳すと”雨がなければ虹は見られない”です」(p.31)

これは、社説でも紹介された第1章の物語に登場する名言ことわざです。ハワイの言葉ですが、ザーッと降るスコールの後、よく虹が見られるそうです。

震災のために家族を失い、住み慣れた土地から離れ、ついには頼みの夫も亡くなる。シングルマザーとなって懸命に働く真知子が主人公です。しかし、仕事は上手く行かず、それでも契約を取らなければと雨の日にずぶ濡れになりながら居酒屋にたどり着き、この言葉を聞いたのです。

けれども、この言葉を聞いても真知子の心は晴れません。にっちもさっちもいかない現実を生きている真知子にとって、気休めに過ぎないと感じたのです。しかし、ここから物語が急展開します。(どう展開するかは、本をお読みくださいね。)

俺らは、あんたの人生まで変えてやることはできねぇ。お日様にもなれねぇ。きっと今は土砂降りの中にいるんだろう。でもな、傘の一つくれぇは差し掛けてやることはできる。どうでぇ、甘えてみないかい。」(p.39)

永遠に雨が続くわけではないのです。だから、希望を捨てずにいること。どこかで誰かが必ず、救いの手を差し伸べてくれますから。


「人間って、つくづく愚かな生き物ねぇ」

 だってそうでしょ。お店に来るどのお客さんも、後悔と取り越し苦労の話ばっかりしているんだもの。ばっかじゃないのって思う。
 だって、過ぎたことは変えられないじゃない。まだ来てもいない明日のこと考えても仕方ないじゃない。
 でも、人間ってそういう動物らしい。あたいネコで良かったって、ホントに思うわ。
」(p.82)

第3章の冒頭にあるぶち猫テルの独白です。たしかにネコからすれば、人間のやってることってバカバカしく感じるかもしれませんね。

樹静かならんと欲すれども風止まず」(p.86)

テラさんは、「詩経」の言葉を取り上げます。人はいろいろなことを後悔し、普段は忘れているようでも何かの拍子に思い出し、心が揺れ動きます。そうなると、静めようとしても静まらず、心がざわつくのです。樹木は静かにしていようとしていても、風が吹いて葉がざわめき、止めることはできないのですね。

この章では、居酒屋の主人、勝男の人生が語られます。後悔に後悔を重ねてきた人生。ふだん明るくふるまっていても、人にはそれぞれ影の部分があるのです。

テラさんは番組の中で、自分の人生も後悔の連続だったと語ります。そして、この日紹介した名言ことわざには続きがあると言います。

『樹静かならんと欲すれども風止まず』の後には続きの言葉があります。『子養はんと欲して親待たず』といいます。ことわざの、『孝行したい時分に親はなし』と同じ意味です。つまり、後悔しないように親孝行しなさいよ。という教えですね。」(p.109)

「後悔先に立たず」とも言いますが、やっておけば良かったという後悔は、ずっと心をざわつかせます。だから、今、できることを懸命にやることが大切なのです。後悔しないように。

でも、すでに起ってしまったことは、後悔し続けるしかないのでしょうか? テラさんは言います。

でも、私はこう思うのです。過ぎたことは仕方がない。犯した罪は戻らない。それに甘んじて心の苦しみを背負って生きるしかない。だからこそ、今日という日を、後悔しないように生きよう。もう明日からは、後悔のない生き方をしよう。それこそが、恩を受けた人たちに対する、恩返しなのではないかと。」(p.110)

過去を取り戻すことはできません。いくら悔やんでも変えられません。今をどう生きるかだけが、私たちにできることです。
そうであれば、いつまでも悔やみ続ける生き方と、二度の同じことはすまいと決意して前向きに生きるのと、どっちが良いのでしょうか? 恩を受けた人、迷惑をかけた人は、どっちの生き方をしてくれと望むでしょうか?


どこかほのぼのとする短編小説ですが、生き方に深く切り込む鋭さがあります。
サブタイトルには「ココロがパーッと晴れる「いい話」」とありますが、読み終えたときの爽やかさは格別ですね。

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posted by 幸せ実践塾・塾長の赤木 at 16:20 | Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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